僕に妹はいない

ターヒロ @HTshamuneko

女でありながら選択できない理不尽な肉親でもある妹は、ただ幸福だけでは語れない

ホワイトグンマ @nukkoroQ

逆に言えば、僕が妹を疑いようもないほどに見出してしまえば、そこに同時に僕が存在することで兄妹関係は成立する。だから僕が妹を欲するということは、僕がそこに、妹の存在を確信したいという願いなのかもしれない。

ホワイトグンマ @nukkoroQ

いるのかいないのかわからない。いてほしい。僕は妹がそこに「いる」という証が、それを自分自身が納得できるだけのものが欲しい。そのことが僕に、僕だけの妹を、僕と妹という兄妹関係をくれる。

ホワイトグンマ @nukkoroQ

妹がどんなものであれ、兄と妹の関係が一般的にどんな性質のものであれ、まずなくてはならないのは、僕が、そこに妹がいることを信じるということ。またはそこにいる妹をつかまえるということ。そこから始まる。

ホワイトグンマ @nukkoroQ

そうだとしたら僕はいったん「妹」を捨てなければならない。無数の意味の塊としての妹という概念を、捨てなければ、僕は、兄としての僕にとってなくてはならない妹を抱きしめることはできない。

ホワイトグンマ @nukkoroQ

父や母とは息子にとってどんな存在なのか。そんなことを考えなくても、父も母も息子としての僕にとっての父や母として存在している。何というか、単純に、そういうところから始めなきゃなんないのかなと思いました。妹は空想上の存在なのだから、なおさらそうなんじゃないんでしょうか。

ホワイトグンマ @nukkoroQ

物質界に存在しない妹を、兄としての僕は目の前にすることはできないんですよ。どうやったって。それでいても、「妹」が「いる」ということは、僕が揺るぎなく信じていることでしかありえないじゃないですか。

ホワイトグンマ @nukkoroQ

妹が兄にとってなんなのか、という問題はとりあえず先送りにしておいて、妹のいない僕は自分に（自分のなかに）妹がいると信じることが必要なんだと思う。それは何だかつまらないことだけど。

ホワイトグンマ @nukkoroQ

それが僕にとって、僕のなかにいる妹にとって、兄妹としての始まり。そこで僕のなかの妹は、僕から飛び出して、兄としての僕に対する妹として目の前に立ってくれるのだと思う。願う。夢みたいな話だけど。

ホワイトグンマ @nukkoroQ

多くの人に妹の真実を見せることができなくてもいい。そんなものを僕は持ち合わせていない。僕自身が、妹がいるかもしれないという確信にすこしでも近づくことができればそれでいい、それは僕にとって意味のあることなんじゃないかって思う

ホワイトグンマ @nukkoroQ

これまで、妹の本質のようなものを探そうとしていたことをごまかすつもりはない。意味のないことだとも思わない。でも、いまの僕にできることと言ったら自分を慰めることくらいだ。

ホワイトグンマ @nukkoroQ

「信じるだけでいい」それは妹のいない僕にとって救いであるけど、それが僕にとって救いである限り、僕には妹がいないという覆しようのない事実もまたついてくるのだなと

ホワイトグンマ @nukkoroQ

僕が死んだあとに妹は残らないということ、僕は妹の幸せを願って兄妹関係をもとめているのではないということ…妹の幸せというものはどこにあるのか…

ホワイトグンマ @nukkoroQ

妹は無から有として生まれるんじゃなくて、はじめから、僕が兄であり妹が妹であるのだから、妹はそこにいたことがわかる、というか、認識できるようになりそれが当たり前になる、ということで、

ホワイトグンマ @nukkoroQ

僕と妹に共通の親はいるのだろうか？兄妹関係に両親の存在は必要なのだろうか？

ホワイトグンマ @nukkoroQ

シスプリにも父母の影はなかったような、いた僕が覚えてないだけかもしれないけど、でも少なくとも、父や母を挟んで兄と妹がいたということはなかったような気がする

ホワイトグンマ @nukkoroQ

生も死もない

ホワイトグンマ @nukkoroQ

信じることが即ち存在することである、というのは、存在すると信じたいからそう考えるんじゃないかな、他者との共感がありえず、客観的な存在でないなにかを「ある」と主張するために