茂木健一郎（@kenichiromogi）さんの連続ツイート第８６３回「Shellyさん、ありがとう」

茂木健一郎 @kenichiromogi

しゅりんくっ！　ぷれいりーどっぐくん、おはよう！

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連続ツイート第８６３回をお送りします。文章は、その場で即興で書いています。本日は、ふりかえり系、ありがとう系ツイート。

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しあ（１）Shellyさん（@shellysproject）と最初にお目にかかったのは、おそらくはフジテレビのスタジオだったんじゃないかと思う。ご存じのように、とてもきれいな方で、その人柄の良さも、にじみ出ていた。へえ、世の中にこんな人がいるんだ、と思って、うれしかった。

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しあ（２）あれは、何回目くらいだったろう。Shellyさんが、スタジオの前室（収録前に待機しているエリア）で、話しかけてきた。それが、私が出ていた、Big Issueか何かのことで、私は、へえ、そうか、Shellyさんは、Big Issueにも興味を持つんだ、と思った。

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しあ（３）Big Issueというのは、ホームレスの方が販売する雑誌であり、最初はイギリスで始まったが、今では日本語版もある。私は、イギリスに住んでいる時から注目していて、日本語版が出てからは、街で見かけたら必ず買ったり、イベントにお邪魔したりして、ずっと応援している。

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しあ（４）そのBig Issueについて、Shellyさんが興味を持っているというのがうれしかった。お話してみると、社会的なさまざまな問題について、とてもしっかりした、人間の立場に立った考えを持っていることがわかった。私は、Shellyさんはとても素敵な人だと思った。

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しあ（５）それがきっかけとなって、時々お話していたが、２０１１年の春、テレ東のTokyo Awardという番組のＭＣをふたりでやることになった。２０１２年の春には、ＢＳ日テレに変わり、TOKYO DESIGNERS WEEK.tvというタイトルになった。

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しあ（６）２０１２年の春からは、スプツニ子！（@5putniko）さんも加わって、番組収録をしてきた。Shellyさんは、最初は、デザインとアートの違いもよくわからないと言ってたけども、持ち前の頭の良さもあって、どんどん吸収していった。スタジオの回しは「神」。

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しあ（７）私が、スタジオで着るジャケットを、リュックの中からくしゃくしゃのまま取り出すと、Shellyさんは、「茂木さん、それ着てテレビに出るつもりですか！」と言った。それで、スタイリストの方に、アイロンを頼んで下さったりした。そのうち、毎回、服のしわのばしをしてくださることに。

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しあ（８）Shellyさんは、頭の回転が速く、編集されてオンエアされる時のかたちを予測してスタジオで対応できる。しかし、一番すばらしいことは、その人間の温かさだろう。本当に善意にあふれていて、まっすぐで、ああいう人は、業界を問わず、なかなかいないと思う。

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しあ（９）そのShellyさんが、昨日の収録で番組を離れることになって、とても寂しかった。青山一丁目の「ホルモサ」で打ち上げをした。思い起こせば、２０１１年の番組開始後の打ち上げもここで、その時大きな余震が来てこわかったな。Shellyさん、ありがとう。またいつか、どこかで！

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以上、連続ツイート第８６３回「Shellyさん、ありがとう」でした。