脚本アーカイブズ・シンポジウム☆脚本アーカイブズは「誰のため」「何のため」? 私的まとめ
そこで、シンポ後の質問タイムで放送作品を収集している個人の持っている台本や録画などを組織的にアーカイブズとして集める計画はあるのかと聞いてみることに。
2013-02-14 21:45:17登壇していた福井健策(@fukuikensaku)弁護士からは一般の個人収集物は今後アーカイブスの重要な提供先になるだろうが、公共の場で公開するためにはやはり権利問題など法律の壁があると。
2013-02-14 21:54:14今野勉さんからは、3.11報道に使われた映像は一般の個人が撮影したものがほとんどであり、こういった決定的瞬間はテレビの特性であると。
2013-02-14 21:58:41脚本アーカイブズの今後の展望として、文化が残るところとしての文化資産とは個人の記憶・コレクションであり、そこからインフラを変えていくことが重要であるという結論でした。それはおおむね納得。
2013-02-14 22:06:21まあ、実践的にドラマやその周囲の資料を調べたり集めたりしているとけっこう隙間があるのがわかるのだが。出版にかかわるものととしては映画パンフレット、ソフトのリーフレットやチラシ、そしてアフレコ台本についてはだれも体系的にアーカイブズ化を実践していない穴。
2013-02-14 22:11:09テレビドラマの脚本でいえば、初期のテレビドラマにかかわった文学者の作品類は散逸の可能性が高い。以前、池波正太郎記念館に聞いたときにも池波正太郎が手掛けたテレビドラマ放送台本はほとんど散逸していた。
2013-02-14 22:13:06@furusaki_y 会場では全7冊の報告書が小部数ですがご自由にお取りください状態で置かれてました。私は比較的早く会場に着いたのですべてもらってしまいましたが。古崎さんのレポが載っている最終巻は入場時に全員に配布という形でしたね。
2013-02-15 03:21:26@furusaki_y そうそう、質問タイムの自己紹介でテレビドラマの研究を個人でやっていると言ったら、講演後にテレビドラマのロケ地情報をネットにアップしているという方に「古崎さんですか?」と声をかけられてしまいました。
2013-02-15 07:59:302013/02/14 【文化】脚本アーカイブズ・シンポジウム「脚本アーカイブズは 「誰のため」「何のため」? ―『記憶』を『記録』し、構想する」 http://t.co/1Ilc5Ztk @iwakamiyasumiさんから
2013-02-15 00:00:29脚本アーカイブズ、山田太一さんによる基調講演;TVが始まったとき「遺す」ということを誰も発想しなかったので、TV草創期から80年までの作品の映像はほぼ消失してしまった。せめてその設計図である脚本を遺さなくてはならない。我々は過去の歴史(死者の贈り物)のうえに生きなくてはならない。
2013-02-14 21:31:17〈承前〉ところが『お前はただの現在にすぎない』の著者、今野勉さんによるとTBS時代に演出した全ての自作をキネレコ(on airをフィルムで撮る方法)で記録してもっているひとがいる。それが実相寺昭雄監督だそうだ。コストが高いのでその都度嘘の上申書を作ってまで。すごい執念と先見性だ。
2013-02-14 21:37:51