東日本大震災に阪神淡路大震災の教訓を活かす。

木下斉 / 「まちづくり幻想」日台韓中で発売中! @shoutengai

伊東理事長「絶対に震災前には戻らない。その中でも生き延びられるようにするための頑張り方をしなければならない。」

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伊東理事長「震災を経て、もし震災がなかったらと思うけど、もう戻らない。コツコツ貯めてきたものは全て無くなった。無になった。だからこそ、別の有るものを見つけた。一番の宝は人との繋がり。震災があったからこそ多くの人との繋がりができた。もう戻らないのだから、自分が変わるしかない。」

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伊東理事長「成功というのは、なんとかなったね、といいながら少し笑顔が出る程度でいい。全国から応援に来てくれた人には、心からありがとうということが大切。ここからなんぼでもお金はかかるから、大切にしてほしい。大型資本にはできないことがある。」

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早稲田の安井さんがいつも「お金を貸さない親切というのがあるんだ」と言っていたけど、まさにそこだよね。支援する側のエゴでなんでも支援して、けど最後の責任は支援された当事者が負うことになってしまうんだよね。

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あとは、復興事業ではセカンドオピニオンが極めて重要なのだろう。メリットばかりいう開発先行型のコンサルとかだけでなく、維持経費や開発後の生活設計を含めてリアルな話をしていく別の意見も大切だと思う。皆は藁をも掴むつもりで開発に乗っかったら、それで不幸の連鎖を招くなんてあってはならない

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伊東理事長「本当に厳しい。18年間本当にしんどかった。もうやめたいと思っている人が沢山いる。一年のうち何度か、あの日がなければと思う。けど、自分は生きていかなくてはならないから、自分の店の拘りだけでなく、目の前にお客さんがいれば、それに併せて商売を変えて挑戦する。」

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伊東理事長「ある人は年金を入れて、商売やめてもその後の借り手がいないから商売を続けるしかなかったりする。商売としては、本当に皆厳しい。毎年どんどん店が減っていく」

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伊東理事長「少なくとも全て経費を安くできるように作る必要がある。賃貸などで始めやすく、やめやすくしたほうがいい。所有が一つであれば柔軟に後で用途変更などもかけられるようになる。全てにおいて経費がいかに安くすむか、が大切。」

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重要なのは始めやすさではなく、辞めやすさ。

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大切なのは、どう売上をあげるかではなく、コストがかからないようにするか。

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伊東理事長「小さなまちだから再開発という手段ではなく、身の丈にあったものでいい。再開発の似たような開発は、隣のまちでもやる。大槌町の規模と内容をお金をかけずにやったほうがいい。内側は小さくなるから、他所から呼ばなくてはならない。地元で減る分はほかからとるしかない」

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伊東理事長「お金かけないことを継続していくことがほんとにう大切。それが将来に向けたことになる。人と人との繋がりを大切にし、エネルギーをもらって次に向けて頑張る」

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被災から18年かけて経験されてきたことは、今の東日本大震災の当事者の人にとっても大きな気づきがあったと思いますし、私自身もとても勉強になりました。不可逆な復興事業の中では過去から学ぶべきものは活かさなくてはならないと思いました。連続TW終了いたします。失礼しました。

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来週のエリア・イノベーション・レビューでは、阪神淡路大震災からの復興事業における、特に新長田地区における再開発の失敗の要因に触れたいと思います。ナーバスな問題ですが、今後の復興事業に活かさなくてはならない現状がそこにあります。 http://t.co/u4sg0euD89