千葉授業作り研究会から俳句について
「万緑(ばんりょく)」という語は季語ではなかったが、中村草田男さんが「万緑の中や吾子(あこ)の歯生え初むる」という句で用いてから季語として認められるようになった。よい例句があって季語が認められることがある。 #cjk83
2013-02-16 18:09:37歳時記は、京都に照準を合わせている。NHK俳句でも、4月に桜としてしまうと、北海道では咲かないと言われてします。地域ごとに「ふるさと歳時記」というものもある(角川書店)。 #cjk83
2013-02-16 18:11:18外国でも俳句は盛ん。国際俳句交流協会という組織にも外国から俳句が寄せられる。南の国や南半球で俳句を詠む場合には、人によって考え方が違う。南の国では夏の季語を選ぶかと思う。 #cjk83
2013-02-16 18:13:39…提出されたものをまぜこぜにして、筆跡がわからないように、担当者が1枚の紙に写していく(清記=せいき)。使われる紙は「清記用紙」と呼ばれる。清記用紙には写した人が「浦川聡子記」というように署名する。清記用紙には通し番号がふられ、回覧。… #cjk83
2013-02-16 18:23:22…参加者はよいと思う句を手元の紙に写しておき、決められた数を選句する(たとえば、五句選)。それを選句用紙に書く。そこにはたとえば「浦川聡子選」と書かれる。担当者を決め、担当者が披講(ひこう)する(選句された句を披露する)。それを清記用紙に控えていく。… #cjk83
2013-02-16 18:27:40…清句用紙に選句を記録していくことは、「点盛り」と呼ばれる。なお、披講の際には、詠み手は名乗り出て、それも清句用紙に記録していく。高得点のものについて参加者や指導者がコメントする等、そのあとは多様。 #cjk83
2013-02-16 18:29:52NHK俳句は、初心者にも中級者にも見てもらえるようにしている。初心者にもわかるように、用語の説明は丁寧に行っている。「俳句上達へのメッセージ」や「俳句の歴史」など中級者向けに読み応えのあるページも入れている。 #cjk83
2013-02-16 18:33:24参加者より、落語でも「学芸会になるな」と言われる、聞いている人に想像させることが大切ということ、という話がありました。受け手の想像力を大切にするところが、俳句にも落語にも共通するわけですね。 #cjk83
2013-02-16 18:35:47「桜紅葉(さくらもみじ)」という言葉がある。紅葉の季節に小学校で授業をした際には、桜紅葉を含め、柿の葉などいくつかの種類の葉を実際に子どもに見せた。言葉を教えることで広がっていく。 #cjk83
2013-02-16 18:40:52浦川さんの句「銀河濃し水の宅急便届く」。星のきれいな夜、自宅で二階から玄関に降りてきて、購入した水の宅急便の箱を見て詠んだ句だそうです。最初は「銀漢や」だったのを「銀河濃し」に変えた。 #cjk83
2013-02-16 18:46:32