千葉授業作り研究会から俳句について
俳句は、普段は得られないような縁をつくる。異業種交流会ではなかなか関係が深まらないかもしれないが、一回句会をともにすれば、たちまち友達になる。 #cjk83
2013-02-16 17:08:36句会では、下の名前で呼び合うことがあるので、二度目に会うときも「小池さん」でなく「翔太さん」と呼ぶ。二度目とは思えないほど親しくなる。こうした、「句縁」がある。 #cjk83
2013-02-16 17:09:49企業の社長さんなども句会に集まる。ただの飲み会であれば毎月集まることはないかもしれないが、句会では毎月集まる。句の交流を通して、「心境の変化があったの?」「今日はどうしたの?」などと親しく交流できる。 #cjk83
2013-02-16 17:11:14生きていればいろいろなことがあるので、毎月の句会でも、悲しいことやうれしいことがあって参加する人もいる。直接そうしたことを聞かなくても、句を通して、お互いが寄り添うことができる。 #cjk83
2013-02-16 17:14:08オーケストラでは楽譜が読めない、楽器が演奏できないと誘えないが、句は誰でも誘える。句会をやっている時間は、ひとりぼっちにならずにすむ。 #cjk83
2013-02-16 17:15:08会社を辞めてしまい、予定が真っ白な人にとって、月に1回の俳句の会の予定が入ることがうれしいこともある。自分の隣の人をさりげなく包み込むことが、俳句にはできるのかもしれない。俳句は「杖」と言われる。 #cjk83
2013-02-16 17:16:14NHK俳句のテキストの中に「俳句であそぼ」というコーナーを作った。大人と子どもがコミュニケーションする場であるといいなあという思いで作った。大人が子どもに俳句を教えるときに、きっかけになるなど。 #cjk83
2013-02-16 17:17:49「俳句であそぼ」の募集欄は、葉書だけで受け付けている。NHKの俳句番組はメール投稿を受け付けているが、テキストでは葉書だけ。子どもに鉛筆を持って字を書いてもらいたかった。小学校の低学年や幼稚園の子どもでも、句だけは自分の字で書いている。 #cjk83
2013-02-16 17:21:01俳句とは、月があったとしたら、半円を描くものと考えている。思っていることを全部言ってはいけない。子ども俳句では、「うれしい」「楽しい」「きれい」「悲しい」は言わない。半円をきっちり描き、残りの半円を読み手に想像してもらうのが、俳句。 #cjk83
2013-02-16 17:23:33「月」は秋の季語。秋は空が澄んで月がよく見える。春の季語である「春の月」あるいは「朧月(おぼろづき)」は、ぼんやりした暖かい月。男女の描写をするのでも、「春の月」なら暖かい印象を与えるが、「冬の月」では寒々とする。 #cjk83
2013-02-16 17:27:26俳句は円の半分をきっちり描くが、川柳は円の全部を書く。川柳は、五七五でまったき全てを伝えると言われた。俳句は十二文字走ってあとは季語にバトンを渡すという印象があるが、川柳は十七文字全部を走るのでゴールまでが長いと感じる。 #cjk83
2013-02-16 17:32:09季語を集めた歳時記にも、さまざまなものがある。おすすめしているのは、角川書店『合本俳句歳時記』の第四版。 http://t.co/FresT9Jj #cjk83
2013-02-16 18:00:38歳時記に掲載されている季語は、歳時記によって、あるいは選者によって多少は異なる。もちろん、基本的なところは変わらない。 #cjk83
2013-02-16 18:03:16時代によって、季語は変遷していく。たとえば、「蚊帳(かや)」はだんだん生活の中で見られなくなっており、新しい歳時記では載らないことも。逆に、「バレンタインデー」は最近ではほとんどの歳時記に載っている。 #cjk83
2013-02-16 18:05:48