「選択する」ということ
- dialectical2
- 910
- 0
- 0
- 1
ある種の天才を除いて人間は一度にひとつのことしかできない、シングルタスクである。だから、選択というのは重要な意味合いを持つ。人間は行動をすることで自己を実現するわけであるが、その最初の行動は選択である。
2013-02-17 10:48:59選択とはどういうものか。メリットデメリットを論理的に比較して、明らかにメリットが一番あるものを選択するのであれば、簡単である。しかし、その選択肢も甲乙つけがたい場合は悩むことになる。
2013-02-17 10:52:44だから、メリット・デメリットをあらゆる切り口で行う「分析」というものが重要なのである。強弱が出るように詳細に「分析」する。これでも答えが出ない場合はどうするのか?その答えは「自分はどうしたいのか」である。
2013-02-17 10:56:35論理的に選択できてしまうのであれば、それは人間が判断しなくても機械でもできてしまうのである。いまはいろんな選択肢が提供されている、高度な情報化社会となり世界中から多種多様な選択肢が提供される。実は「何を選ぶか」というのが困難な時代となったとも言えるのではなかろうか。
2013-02-17 11:08:38日本の政治についても、各種業界、利害関係者、国民、政治家の影響を考えすぎて、妥協を繰り返し「選択できない」ために前に進めない状況に陥った。「選択できない」ということは「変わらない」と同義である。
2013-02-17 11:13:17TwitterやFacebookなどのSNSで世界の人々と繋がり出会いの環境も多くなっているが、恋愛や結婚環境と考えても異性の選択肢が増えている。これも重要な選択のひとつであると思うのであるが、選択肢が増えていることが逆に「選択できない」という環境を作りだしているともいえないか?
2013-02-17 11:25:55つまりは、情報化社会により、昔に比べ多くの利害関係者が登場することで、多くの人間とのすべての調和をとろうとすると、無意識的に「選択できない」状況に陥る社会となったのである。「KY」に代表されるように場の空気を読むという現代の人間関係が「選択できない」状況を生み出している。
2013-02-17 11:33:59このような状況の中で、今までと変わらない、未来がかわらない、「社会のデフレ」が起きている。その特効薬とはなにか?それはまさに「選択すること」である。選択とは、他を捨てることである。全てを選択することはできない、それは何も変わらないことを意味する。
2013-02-17 11:40:26選択肢を論理的に分析する。何がメリットなのか、何がデメリットなのかということを整理する。どのような観点で、どれくらい違うのか、それを選択した場合にどれほどのリターンを得ることができるのか、どのくらいダメージがあるのか、それはなぜなのかということを、頭でもやっと考えずに整理する。
2013-02-17 11:50:25そして、自分は何を目的にどのように生きていくのかという自分の理念を整理する必要がある。なぜ仕事をするのか、なぜ勉強をするのか、一生をかけてなにをするのか、といった目的を定義する。論理的に分析した結果、判断できないものはその価値観での判断となる。
2013-02-17 11:54:05選択をする。そして行動する。それをすることで初めて未来が変わる。その結果、成功するかもしれないし、失敗するかもしれない。それは自分の責任においてするのだ。自分で選択しなければそれは自分の人生ではない。自分で選択してこそ自分の人生を生きることができるのである。
2013-02-17 12:10:57