【原子力規制委健康管理検討チーム「総括」】

「東京電力福島第一原子力発電所事故による住民の健康管理のあり方に関する検討チーム 議論の総括(案)」が2013年2月19日の第5回会合で唐突に示され、チームの統括をする中村佳代子 原子力規制委員会委員の議事進行により、(案)を外されてしまいました。 そのことを報じた「朝日新聞」記事を引用した宗教学者 島薗進氏の連続ツイートをまとめました。
7
島薗進 @Shimazono

1【原子力規制委健康管理検討チーム「総括」】何これ?これが健康管理?「福島の子、甲状腺検査の短縮検討 規制委「地域や年齢で」」2/20朝日 http://t.co/rNOvkkMX  逆に甲状腺検査の対象を広げ頻度を高めることを提起すべきだろう。

2013-02-20 09:07:53

東京電力福島第一原子力発電所事故による
住民の健康管理のあり方に関する検討チーム
議論の総括(案)
平成25年2月19日 原子力規制委員会

島薗進 @Shimazono

2【原子力規制委健康管理検討チーム「総括」】朝日2/20「県は現在、事故当時18歳以下だった子ども全員を対象に甲状腺の超音波検査を行っている」「検討チームは検査実施期間について、被曝線量が低いと推計されるか、線量が低いとみられる地域の子どもは、検査を途中で打ち切ることも検討」

2013-02-20 09:08:15
島薗進 @Shimazono

3【原子力規制委健康管理検討チーム「総括」】2/13の県民健康管理調査の検討委で甲状腺がんがかなりの数出ていることが報告され、放射線の影響が疑われている状況で、「線量が低いとみられる地域の子どもは、検査を途中で打ち切ることも検討すべきだとした」(朝日2/20)とはどういうことか?

2013-02-20 09:08:39
島薗進 @Shimazono

4【原子力規制委健康管理検討チーム「総括」】「議論の総括」を見るとhttp://t.co/O5iYLCcz 朝日記事の内容はどこ?しかし、それ以外にも理解困難な箇所が多い。たとえばp3「現時点での県民健康管理調査等の結果からは、福島県、あるいは県内外の特定の地域において」

2013-02-20 09:09:08

「朝日新聞」 2013年2月20日記事
福島の子、甲状腺検査の短縮検討 規制委「地域や年齢で」

島薗進 @Shimazono

5【原子力規制委健康管理検討チーム「総括」】「他の要因による発がんの影響を越えて、放射線による発がんリスクの明らかな増加が予測されるほどの被ばく線量は確認されていない。これらの情報は健康管理調査がなされたからであり、その点を高く評価する必要がある」この文意、理解できる人は?

2013-02-20 09:09:26
島薗進 @Shimazono

6【原子力規制委健康管理検討チーム「総括」】健康状態を調べるよりも線量を調べることが重要との考え。そして線量が低いから健康影響はないはずと想定。よって健康状態は調べなくてよい?線量評価は少ない「基本調査」回答に基づいており有効性への疑義は多い。「高く評価」できるはずがない。

2013-02-20 09:09:47
島薗進 @Shimazono

7【原子力規制委健康管理検討チーム「総括」】朝日2/20に戻るhttp://t.co/rNOvkkMX 地元医師として討議に参加した木田医師は「甲状腺被曝の実態も低線量被曝の健康影響も不明だ。生涯、検査し、安心につなげるという枠組みを崩す ことはおかしい」と批判。当然だろう。

2013-02-20 09:10:32