- Yukarin_7TP
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ちょっと手間取りましたが、講座スタートしたいと思います。今回からタグをつける事にしましたので、読むのが面倒だという事は多分無いと思います。 #田中ピカチュウの火力主義講座
2013-02-22 22:34:001940年夏のフランスで、イギリス遠征軍が失った野砲等の重装備は、全世界に展開していたイギリス軍全体の60% に及びます。植民地軍の旧式装備をイギリス軍の装備として数えれば、近代的装備のほぼ全てをフランスの戦いで失ってしまったことになります #田中ピカチュウの火力主義講座
2013-02-22 22:36:32しかしこれには別の効果もありました。それまで使われていた旧式装備が一掃されたので、本国に撤退してきた部隊を再装備するためには、新鋭装備をあてがわなければならないからです。 #田中ピカチュウの火力主義講座
2013-02-22 22:38:11そして砲兵にとっての敵も明確でした。実戦で得た戦訓である「最大の脅威は戦車と迫撃砲だ、中口径以上の大威力砲が重要だ」という認識に文句が出ることはありません。 #田中ピカチュウの火力主義講座
2013-02-22 22:40:49しかも単に重装備を失っただけではなく、最悪の場合ドイツ軍の本土上陸も考えられる戦局でしたから、イギリス軍は全力で兵器の増産に励みます。そして陸戦兵器生産とそのストック量でドイツ軍を凌駕する水準に至るのに約2年掛かっています #田中ピカチュウの火力主義講座
2013-02-22 22:42:35これはまあ非常に立派な成果なのですが、逆に言えば火力主義に転換したはずのイギリス陸軍は、2年間もの間火力面でドイツ陸軍より劣勢だったということです。 #田中ピカチュウの火力主義講座
2013-02-22 22:44:36ですので、ドイツ陸軍との次なる戦いである北アフリカ戦線において、イギリス陸軍は機動戦に逆戻りします。 #田中ピカチュウの火力主義講座
2013-02-22 22:46:33イタリア軍のエジプト侵攻を受け、兵力不足のイギリス陸軍は同じく兵力不足の空軍と協力し、残された唯一の戦術である高速機動戦によってイタリア軍を押し返します。 #田中ピカチュウの火力主義講座
2013-02-22 22:47:49幸運なことにイタリア空軍はイギリス空軍よりもさらに弱体で、補給の困難なエジプト国境地帯で十分な戦力を発揮することができません(発揮できても弱いんですが……) #田中ピカチュウの火力主義講座
2013-02-22 22:49:08そして逃げるイタリア軍を追ってイギリス軍の追撃が始まりますが、その追撃がリビアのトリポリに迫り、エルアゲーラに達する頃、イギリス軍にもイタリア軍と同じ症状が現われます(別にヘタレたわけでは無いです) #田中ピカチュウの火力主義講座
2013-02-22 22:51:40イタリア軍と同じ症状、それは補給の問題です。イギリス空軍部隊の一日あたりの出撃数がわずか15機以下にまで落ち込んでしまうのです #田中ピカチュウの火力主義講座
2013-02-22 22:52:54そこへ増援されたロンメル指揮下のアフリカ軍団とドイツ空軍は、トリポリに近いという地の利を生かして400機のエアカバーを得て、圧倒的な反撃を実施し、イギリス軍を押し返します #田中ピカチュウの火力主義講座 http://t.co/qR6RCdxQSd
2013-02-22 22:56:30北アフリカの戦いとは大局的に見れば、このようなパターンの繰り返しです。エジプトでは枢軸軍の補給が続かず、空軍がが痩せ細って主導権を失った末に敗走 #田中ピカチュウの火力主義講座
2013-02-22 23:00:07