破産鯖創世記

card破産 @CardHasan

昔、一人のスティーブが知り合いに誘われてマインクラフトの世界にやって来ました。スティーブは大変この世界を気に入り、夜通し遊び、地底で見つけた溶岩を持ち帰りました。スティーブは高い塔を作り、溶岩を設置して溶岩タワーを作りました。

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夜が明けると住人たちは大騒ぎ。「怖いものを作らないで！」「景観を損なうでしょうが！」口々に狭量なアートを理解できないモンキーどもはスティーブを批難しました。スティーブは悲しくなって溶岩タワーを破壊しました。

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次にスティーブは村を囲む森を見て、「こんな暗がりがあるから村にモンスターがくるんだ」と思い、皆のために森に火を放って回りました。夜が明けて業火に包まれる森林を見てまた知能の低いモンキーどもはスティーブを批難しました。

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次にスティーブは村に隣接する山に目をつけました。スティーブは「こんな山があっては村から日の出が見えない」と思い、巨大なトラップタワーを建造し、そこから大量にとれる爆薬を使って山をまるごと吹き飛ばしました。ジョークのわからない固定観念にとらわれた俗物モンキーどもはまたも批難しました

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スティーブはある日思いました。「モンキーどもはこの村に執着しすぎる。現世にとらわれては視野が狭くなるばかりだ。」その日からスティーブは見たこともない超巨大なトラップタワーの建造に明け暮れました。そしてある日村民たちは村から離れたところに新宿のビル群を発見しました。

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スティーブが用意した高性能爆薬は村を巨大なクレーターにするのに十分な破壊力がありました。村が隕石の衝突に変貌したその日、スティーブは村を出ました。「理解して切れる住民のいるところへ旅に出よう」

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それからスティーブはあらゆる公開サーバーを渡り歩きました。好奇心で入り込んだ人が脱出出来ない人間ゴキブリホイホイ、無限に溶岩を噴出しながら成長を続ける成長火山、叩くと回りを吹き飛ばす立方体オブジェトラップ、どこにいってもスティーブの芸術は理解されませんでした。

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スティーブは理解しました。先端にいる人間が凡才どもに理解できるわけがないと。スティーブは行動を開始しました。サーバーの料金を調べ、わからないことは泣きつき、親切な人の手を借りてついにスティーブはスティーブの世界を作りました。

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もはや誰も怒る人はいません。スティーブは気がすむまで村にクレーターを作って村人の逃げ惑う様を楽しみました。溶岩を流して森を焼きました。モンスターを街中に溢れかえさせて村人を奈落に突き落としました。これが「カード破産サーバー」こと、破産鯖の成り立ちです。おしまい。