たまこまーけっと　調べものメモ　7話～10話 (2ページ目)

次は少し戻りまして、OPが終わった直後に台所に置かれていた白い花。これは百合（おそらくテッポウユリ）です。白いユリはキリスト教では聖母マリアの花とされていますので、たまこの母についての暗示かなと。ですが本命のエピソードは別にあります。（続く

2013-03-13 16:53:54

万葉集にこんな歌があります。「道の辺の草深百合の花笑みに笑まししからに妻と言ふべしや」現代語訳すると「道端の草むらに咲く百合がほころぶように私があなたにほほ笑んだからといって、それだけであなたの妻と決まったようにおっしゃるのは困ります」…つまりこの花、青春時代の豆大を指してますｗ

2013-03-13 16:55:11

ここまでが9話に出てきた花…なんですが今回副産物として「普段台所に置かれている花」がようやく判明。おそらく「ヤブツバキの造花」です。9話までに何度も出てきた（年間通して咲いている）為花期が掴めず苦戦してたんですが、今回百合に短期間差し替えられていたことで造花だと結論付けました。

2013-03-13 16:55:52

ツバキの花言葉は「理想の愛」などありますが、学名が「Camellia japonica（日本の椿）」であること、海外では桜並にメジャーな日本の花であることから、日本の家庭の象徴として配置されていると推測。中庭にも椿は植えてありますが、こちらは日本の庭木の典型として、かなと。

2013-03-13 17:01:54

ちなみに椿はけいおん！でも平沢家に通年配置されていました（侘助）。関連は不明ですが、監督がその家の象徴としてこれらの植物を配置しているというのは間違いないかと。以上、9話の花調べ+1でした。今週はあまり時間が取れなかったけど、どうにか形にできてよかった…ｗ

2013-03-13 17:03:16

さて、たまこまーけっと花調べ、今回は10話。今回出てきた花はなんと6種類。うち5つはさらっと解説しますｗ残りのひとつについては映画「けいおん！」のときのスカボローフェア並の発見だと（個人的には）思ってます。ということでスタート。これ含めて全部で8ツイートです。

2013-03-20 11:53:11

まず5つほどさらっと解説。化粧台に最初にあるのは恐らくコスモス。時系列を示すために置かれているんじゃないかと思います。みどりの家の壁にある絵の花はひなげし、花言葉は「思いやり」。最後のほうで化粧台に置かれている花は多分プリムラ。花言葉は「運命を開く」。話が動いたということかと。

2013-03-20 11:53:54

たまこの家の台所の花は山茶花（八重、ピンク）。日本原産なので、椿と同じ理由で選ばれたと推測。みどりの家にあった青い花はりんどう。花言葉は「あなたの悲しみに寄り添う」ですが、群生せず一本ずつ咲くという性質そのものがこの話でのみどりを表しているんだと思います。

2013-03-20 11:54:37

とまぁここまではサラッと解説しましたが、ここからは長くなりますｗ今回の話でやたら長回しされていた緑色の花。あれは「オーニソガラム（シルソイデス）」だと考えています。チューベローズも形が近いので最初はそれかとも思いましたが、花の色を重要視して探し当てました。

2013-03-20 11:56:35

さて、ここからが重要。オーニソガラムなんですが、英語名は「Star-of-bethlehem」、日本語だと「ベツレヘムの星」。ベツレヘムの星は東方の三賢者を誕生したばかりのキリストのもとへ導く重要な存在です。（続く

2013-03-20 11:57:30

なのでこの花は「遠方から来た使者（チョイ）が聖母（たまこ）のもとに辿り着く」という展開を予言しているのではないかなと思います。さらに突き詰めると、実はたまこのホクロそのものが「ベツレヘムの星」だったんじゃないかと（デラとチョイは気付いていなかっただけ）

2013-03-20 11:58:07

たまこのホクロ＝ベツレヘムの星と仮定すると、こんな仮説が。チョイが商店街に来たときに感じたのは乳香・没薬の香り（賢者たちは乳香・没薬・黄金を持ってきた）。朝霧さん初登場の回のラクダのカップ、ラクダは東方の三賢者が乗って旅をした動物。他にも色々ありそうです。

2013-03-20 11:58:46

まだ完結していない作品なのであまり掘り下げすぎるのも（自分の考えが固まりすぎちゃって）よくないと思うので、とりあえず今回はここまで。そろそろ届きそうな「K-ON! MUSIC HISTORY'S BOX」でも聴きながら、今日の放送を待ちたいと思いますｗ

2013-03-20 11:59:05

10話