広島教採塾さん「文系で理数系が弱い、苦手な方のための勉強法」のツイート。

レトリカ教採学院（教採塾）河野正夫 @kyousaijuku

文系出身の方にとっては、教員採用試験の一般教養の理科や数学の問題は難関だと感じられるものです。まったく解法が分からず心配だと言う人も多いでしょう。また、例えば、高校では物理をやっていないとか、地学を選択していないという人もいるようです。数学が全然ダメという声もよく聞きます。

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文系の人が、理科や数学をいかに効率的かつ効果的に、そして、できるだけ苦痛が少なく速習するにはどうしたらよいのかについて、いろいろと勉強法や書籍をご紹介したいと思います。

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さて、前回からのお約束のお話をしなければいけませんね。文系で理科や数学が弱い、苦手な方のための勉強法についてです。

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実は、今日、ある受講生の方からこんなご質問をいただきました。ツイートでは、一般教養は高校入試＋アルファのレベルの勉強でも十分と言っていたが、それでは不十分なのではないだろうか。なるほど、このご質問はもっともです。少し説明しましょう。

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確かに、県によっては一般教養の問題にかなりの難問があり、高校入試のレベルではちょっと解けないというものもあります。特に理数系において、それがはっきりとしている県もあるでしょう。確かに、高校入試レベルの勉強だけでは一般教養で満点をとることは不可能かもしれません。

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ただ、合格点を取るということであれば、大体において可能だろうと思われます。合格点が例えば100点満点で言えば、70点なのか80点なのかは志望先によって違いますが、概ね高校入試レベルのことが完全に分かっていれば合格点付近には到達すると思われます。

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もちろん、高校入試＋アルファですから、高校入試よりはもう少しだけハイレベルのことをやっておくともっと安心です。特に理数はそれが必要かもしれません。また、社会でも高校入試レベルでは、世界史が不十分ですので、そこの補充なども必要でしょう。

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ただ、教採の一般教養は、大学入試のセンター試験よりは、はるかに簡単なので、大学入試レベルで勉強しておく必要はあまりないように思われます。（専門教養は除きます。）

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また、全く分からない（勉強したことがほとんどない）教科を大学入試レベルで速習するのは至難の業です。例えば、物理、化学、生物、地学を大学入試レベルで数カ月でゼロからやり直すのは不可能ではないにしても、あまりにも時間をとられます。

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一般教養は、そして、その中の特定の科目が持つ配点を考えるとき、莫大な時間を使うのは必ずしも戦略的に賢明な勉強の仕方ではありません。

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ですから、合格最低限のレベルということで、高校入試レベル＋アルファという表現を使ってみたのです。最低点でもこれをやっておけば、なんとかなりそうだというニュアンスです。

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とはいうものの、ぎりぎりでは不安なので、しっかりと合格圏を狙いたい。合格最低ラインではなく、余裕の合格ラインで勝負したいという人もいらっしゃるでしょう。それもとてもごもっともです。いや、むしろこちらの方が安全かつ賢明な学習法と言えるかもしれませんね。

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あとは、現在の自分の学力レベルと、費やすことができる時間とを総合的に考えて、どのような勉強法にするかを自分で決めるということになります。

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では、本論に戻ります。文系で、理科や数学が全然ダメ、特に、習っていない教科もあるという全くのゼロレベルの現状の人の勉強法をご紹介します。2つのステップに分けて話します。「とりあえず」と「しっかり」のステップです。

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「とりあえず」のステップは、できるだけ短期に（例えば数日）、まずは何かが分かるように思い出せるようになりたいという段階です。このステップは、683円の本で何とかなります。

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受験研究社さんの『高校入試 5科一問一答: 最重要事項100%』という本です。http://t.co/4TWCqVQr

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コンパクトな本で持ち歩けますし、国語、社会、理科、数学、英語が一問一答式で速習できます。重要な要素は全て入っています。本当に使い勝手が良い本です。この本だけで合格するとは言いません。でも、この本を完璧にやれば、ゼロの現状を合格圏の近くまで、もっていくことはできるでしょう。

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特に、理科の分野は良くまとめられていて、うまく使えば、数日間で、物理、化学、生物、地学の基礎の基礎の基礎を固めることができるとはずです。

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さて、「しっかり」のステップです。理科と数学に関しては、とてもいい本があります。しかも、教員採用試験のために書かれた本です。

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まず、理科の方から。実務教育出版さんの『教員採用試験 永野のパーフェクト補習 理科 2014年度 』です。http://t.co/uVnxHs6j　文系の人にも理解できるように、とても分かりやすく書かれています。問題演習もバッチリです。

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数学もあります。『教員採用試験 永野のパーフェクト補習 算数・数学 2014年度』　http://t.co/OHFa45B1　こちらも文系で数学に苦手意識を持っている人にも分かりやすく書かれています。お奨めの一冊です。　

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先程の2冊は、一般教養の理科と数学にも最適ですし、小学校全科の理科と算数（数学の内容分野）の勉強にも最適です。教採のために、しかも、文系の受験者のために書かれた優れた書籍です。是非、ご活用になってみてはいかがでしょうか？

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それから、先程の2冊の本は、それぞれの本が一般教養の部分と小学校全科の部分に分かれているので、その点でもとても使いやすいと思います。お奨めです！

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「とりあえず」と「しっかり」の二つのステップで、文系で理数系が苦手な方のための勉強法（参考書）をご紹介しました。お役に立てれば幸いです！！（と言っても、私が書いた本ではありません。それぞれの本の著者・編者の方々のおかげなのですが。。。微笑）