江田Kの単発ツイノベ2010年9月分

基本的には自己確認用です。
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江田・K【小説書き】 @koudakei

「眼鏡は?」「かけてる方がいい」「髪は?」「短いのもいいよな」「背は?」「俺よりちょい低めくらいで」「性格はほどほどにキツくてそこそこ優しけりゃいいよ」「ねえ」「ん?」「私と全然違うんだけど」「ああ、悪い悪い。言い忘れてた。お前であればなんでもいい」 #twnovel

2010-09-16 19:25:31
江田・K【小説書き】 @koudakei

「久しぶり! 元気だった?」「……ああ」「いつ以来だっけ?」「高校以来だな」「あの頃よりカッコよくなったね!」「オマエは変わらないな」「えへへ。そうかなあ.これからまたよろしくね」「なあ? オマエ、高校二年の時、事故って――」「うん。お揃いだねっ」 #twnovel

2010-09-16 22:28:33
江田・K【小説書き】 @koudakei

彼女は常に気まぐれで、不意に訪れては僕と一夜を共にして明け方、身勝手に去っていく。かと思えば寝てる僕をキスで起こしてご飯を要求する。けど僕も彼女の温もりを忘れられなくて、訪問を心待ちにしてる。「にゃー」「あ、来た」彼女の声と窓に爪を立てる音が聞こえる。 #twnovel

2010-09-17 07:48:50
江田・K【小説書き】 @koudakei

彼女は常に気まぐれで、不意に訪れては僕と一夜を共にして明け方、身勝手に去っていく。かと思えば寝てる僕をキスで起こしてご飯を要求する。けど僕も彼女の温もりを忘れられなくて、訪問を心待ちにしてる。「にゃー」「あ、来た」彼女の声と窓に爪を立てる音が聞こえる。 #twnovel

2010-09-17 07:48:50
江田・K【小説書き】 @koudakei

なんて言おうかと悩んでいる。毎朝味噌汁を作って下さい? 一緒に暮らそう? 幸せになろう? どれも恥ずかしいなあ。「どうかした?」「なんてプロポーズしたらいいかなあ」「誰に?」「君に」「あ」「……あっ」「……」「……」「……いいよ」 #twnovel

2010-09-17 19:10:26
江田・K【小説書き】 @koudakei

「髪切ろうと思うんだ」「どれくらい?」「ばっさり短く」「へぇ……」「何その顔。髪型はなんでもいいって言ってたじゃない」「まあそうなんだけどさ」「?」「どうせなら結婚式の後に切らないか? 折角長いんだし」「え……あ、うん」 #twnovel

2010-09-21 13:53:01
江田・K【小説書き】 @koudakei

白い服に映える黒髪、知的な輪郭を飾る眼鏡。貴女を見ているだけで鼓動が乱れる。頭もぼーっとして全身が熱いのに震えがくるほどだ。喉が渇いて上手く言葉も話せない。これはきっと、「風邪ですね」貴女が言った。「お薬三日分、出しときますから。お大事に」あ、はい、と頷いた。 #twnovel

2010-09-25 16:50:57
江田・K【小説書き】 @koudakei

なかなか信じて貰えないが俺は繊細なのだ。昔から事ある毎に胃が痛くなる。学芸会、受験、就職面接などなど。そして今、かつてない痛みが俺を襲っている。これから彼女の親御さんに挨拶するのだ。第一声は決めてある。「お手洗い貸して下さい」だ。 #twnovel

2010-09-26 13:57:49