中之島図書館お誕生会(2013.3.3)
- swimlibrarian
- 1615
- 0
- 0
- 0
【まもなく】中之島図書館 お誕生日会。3月3日(日)13:30-16:00、大阪市中央公会堂大会議室。講演「中之島図書館新たな百年の一歩-歴史から学ぶこと-」呉谷充利氏(相愛大学人文学部日本文化学科教授)他。 http://t.co/gClbLb8EUY
2013-02-28 23:22:22「中之島図書館 お誕生会」は本日開催です。 素敵な土産をもらえるそうですので、是非ご参加ください。 https://t.co/Q8nUiY6cAU
2013-03-03 00:47:22中之島図書館お誕生会が始まりました。 代表世話人の挨拶中です。 これまでの経過説明や神奈川県立図書館の話題が出ています。
2013-03-03 13:53:38相愛大学の呉谷充利教授による基調講演が始まりました。タイトルは「中之島図書館、新たな百年の一歩-歴史から学ぶこと-」です。
2013-03-03 13:55:23中之島図書館の建館の直接のきっかけは、菊池府知事(当時)の「大阪府教育施設計画書」における図書館設立の議だった。
2013-03-03 14:02:12これは議会で認められなかったが、住友吉左衛門友純が建館を願い出、「拙者の祖先依頼大阪に負うたる洪恩の万一に酬いたく」建設費15万円と図書購入費5万円を提供。
2013-03-03 14:06:27中之島図書館の造形的特質としては、球形のドームと、直方体の閲覧室があげられる。(折衷様式パンテオン翼型の平面)があげられる。中央のドーム型ホールは、図書館としては珍しい。これがシンボル的空間となっている。
2013-03-03 14:12:37中央正面階段と一対の彫刻(野心像、文神像)については、大正11年に制作された。発注者や各像の主題決定者、主題の意味は不明である。
2013-03-03 14:15:57誰の意図によるものか。住友家ではなく、図書館側から発注されたものと考えられる。しかし、館長の今井貫一の意図でもなさそうだ。
2013-03-03 14:18:55そこで最も有力だと考えらるのは、今井館長と親交のあった西村天囚(懐徳堂の主唱者)である。今井館長が残した文書などから、この人物が、二神像の設置に大きな影響を与えたと推察できる。
2013-03-03 14:25:50西村の思想は、二神像の表現につながるものである。二神像に託された思想=懐徳堂(近世大坂の学)の精神の再現。
2013-03-03 14:29:20懐徳堂の学風は、1学問は家業を大切にする、2後から来たものは武士といえども末席、3書物を持たざる者も来てよい、4仕事の都合で中座してもよい
2013-03-03 14:31:27この学風は「土地(大阪)の事業を斟酌した立派なやり方で世間に類のなきこと」(西村天囚「懐徳堂の由来と将来」)
2013-03-03 14:33:27懐徳堂の「はたらきつつ、学ぶ」の学風、近世大坂の学の精神を体現したモニュメントが、文神、野神像であり、中之島図書館だと考えられる。
2013-03-03 14:35:33これより、スライドの紹介。 建設当時の中之島図書館の壮麗な写真や、内部の見取り図、関係者の顔写真等を紹介。
2013-03-03 14:39:59昔の中之島図書館の周辺の地図を紹介。 大阪市役所はなかった。中之島図書館は、広々とした公園に堂々と立つ図書館だった。市役所が後からきて、中之島公園全体の様子が変わってしまった。(図書館も隠れた)
2013-03-03 14:42:12呉谷先生の講演が終了。参加者全員に呉谷先生の著書「近代、あるいは建築のゆくえ 京都・神宮道と大阪・中之島をあるく」が無料配布されました。
2013-03-03 14:46:16