平成24年第6回鮫川村議会定例会(平成24年12月)会議録から仮設焼却炉関係の抜粋

第6回鮫川村議会定例会会議録(平成24年12月)が公開されました。仮設焼却炉関係の発言を抜粋紹介します。 ★議会会議録 : 福島県鮫川村公式ホームページ http://www.vill.samegawa.fukushima.jp/dir.php?code=624 ★鮫川村HP http://www.vill.samegawa.fukushima.jp/ ★平成24年第6回鮫川村議会定例会会議録 http://www.vill.samegawa.fukushima.jp/cms/data/doc/1362388322_doc_1_0.pdf
6
前へ 1 ・・ 4 5

村長

会議録p.13 http://www.vill.samegawa.fukushima.jp/cms/data/doc/1362388322_doc_1_0.pdf#page=15 


 議長(前田三郎君) 村長。
 村長(大樂勝弘君)
 そういったことで、今のところ計画でありますからご理解いただきたいと思いますし、今の屋敷周りの線量というと本当に低い線量になると思います。

 この減容化対策で一番怖いのは8,000ベクレルを超している23トンの減容をしなくてはならない放射性物質があるわけです。

 これを少しずつ薄めて低濃度化にして減容化するということであります。

 ですから、国が今、環境省が申していますのは10万ベクレルを超さない灰にしたいということ、残り灰というんですか、焼却灰にしたいということをお話ししているようです。

 ですから、どの程度薄めれば線量の薄いものでまぜ合わせて8,000ベクレルを超えるものと、そうでないものとの割合で事業が進められるようであります。


星議員

会議録p.13http://www.vill.samegawa.fukushima.jp/cms/data/doc/1362388322_doc_1_0.pdf#page=15


 議長(前田三郎君) 星君。
 7番(星 一彌君
 私も昨年から1カ所を集中してデータをとっております。実は昨年、


会議録p.14 http://www.vill.samegawa.fukushima.jp/cms/data/doc/1362388322_doc_1_0.pdf#page=16


落ち葉をその場所で測っていただいたんですが、2,448ベクレルありました。

 ことしはどうしたかといいますと、532ベクレルまで下がっております。ですから、昨年の場合には表面に落ちたもの、ある程度表土からそのベクレルが吸い上げた部分もあろうかと思いますけれども、同じ場所で測った数値がこういう結果が出ておりますので、実は昨年その放射線中間線量ですが、そのときには0.2から0.1ぐらいが数字の行ったり来たりしていたんですよね。

 ことし同じ場所で測ってみますと、0.17ぐらい、6から7ぐらいあるんです。

 それで、表面はどのくらいのベクレルがあるのかなということで村の検査機関で検査をしていただきました。
 2,159ベクレルこれはあります。

 ですから、私の言いたいのは、早く除染をしてやらないといつまでも住民がその中で苦しむということにつながると思いますので、なるべく早く除染をしていただきたいと、私のほうからも要請して次の質問に移らせていただきます。


村長の家庭の事情

会議録p.31http://www.vill.samegawa.fukushima.jp/cms/data/doc/1362388322_doc_1_0.pdf#page=33


 村長
 家の家庭の事情を話しますとそうです。家の息子は原発は全然怖くありません。

 嫁さんが怖いです。嫁さんは仙台に帰って、仙台の病院に勤めています。家のせがれは、このぐらいの線量は全然怖くないんだということで、いわきの共立病院にいます。

 こういった同じ医者でも相当な考え方の違いがあるようであります。この辺残念でありますが、ただ、どこでも低線量で長時間、長い年間被曝するとどうだという実績がないんですね。この評価が、正しい判断が30年後40年後に下るわけです。

 こういった評価が、決して鮫川村というか福島県にとって不利益にならないように私らは努力するのみであると思います。こういったことでご理解いただきたいと思います。


村長発言

会議録p.40 http://www.vill.samegawa.fukushima.jp/cms/data/doc/1362388322_doc_1_0.pdf#page=42


 議長(前田三郎君) 村長。
 村長(大樂勝弘君)
 関根議員の第4期振興計画に臨む村長の基本姿勢はということでお尋ねであります。私も今ほど関根議員のお話を聞いていて思い出したのが、「コンクリートから人へ」の民


会議録p.41
http://www.vill.samegawa.fukushima.jp/cms/data/doc/1362388322_doc_1_0.pdf#page=43


主党のあのマニフェストでありました。確かに当時はそういったことが許された時代でありましたが、果たしてその答えがどうだったのか、今、今回の選挙でこの検証されて評価がされる時期に来ているわけです。

こういったほどほどの成果が一番よかったんですね。

余り180度の転換をなさらないで、やはりその官僚も大事に、官僚とは相談しながら、コンクリートもほどほどに施策は進めなくてならない。完全に打ち切ってはだめなんですね。

 こういったことで私も皆さん方のご協力で、私のその思う村づくり、基幹産業である農業をいかに手厚くして、みんなで農業の元気を村の元気につなげていくか、こういう思いが着実に成果を得ましたことは皆さん方の本当にご協力のたまものであると心より感謝を申し上げるところであります。

 今ようやくにして、ただ、ようやくにしてというより、まだ未完成のものも数がありますが、特に堆肥センターの利用であります。

 堆肥センターも本当は4月にも稼働していなければならない施設でありましたが、今なおまだ最終処理業者の許可がおりません。1月には約束しました。1月には堆肥を、ただ10月ごろからそちらの都合ではもう間もなくおりますから、最終処理業者の資格もおりますから、都合では農家の皆さんの言うことを聞いて、ちょっとだけなら試験運転もいいですよと言ってきたんですね。

 ですが、今度の騒ぎで鮫川はみんな大分皆さんから注目されています。ちゃんと許可がおりないうちはやらないぐあいにして再度申し込みがありました。

 ですから、今堆肥は全然扱っておりません。こういったことで大変皆さんにご迷惑をおかけしておりますが、これもあの震災の影響であると思います。震災は昨年の3月11日の地震とか津波はこれは人災、自然災害でありますから、2年も過ぎれば何とかなります。

 ほとんど今元気を出して動いております。ただ、あの原発です。この目の見えない原発、放射能被害です。これは長い闘いになると思います。

 この闘いに勝つにはどうしたらいいか。私はこの振興計画も恐らく第4次振興計画はこの放射能対策にもあらかたかき回されるのではないかと思います。

 こういった私たちの判断が次の30年後、40年後に必ず正しかったんだと思われるようなその健康被害、あるいは農業振興、その辺を図ってまいりたいと思いますので、どうぞ皆様の地域も放射能に関しては容易でないと思います。

 ですが、あらゆる今知見を集めましてご支援をいただきながら、この放射能に対しても30年後に正しく評価される、当時の選択がよかったなと言われるように一日も早く事業に取り組んでまいりたいと思いますし、振興計画にも反映させてもらいます。


会議録p.42 http://www.vill.samegawa.fukushima.jp/cms/data/doc/1362388322_doc_1_0.pdf#page=44


 そして、特に今話題の減容対策の焼却炉であります。

 これも全国から今の日本の科学の技術ではセシウムを除去できるなんてとんでもない話だというおしかりの言葉が多いです。ただ、この多いのはごく一部の人間です。恐らく日本の人口の何%かだと思います。

 大方が90%以上の人が恐らく肯定していると思います。

 私らはそこに国の言うことに一々反論していては前に進めません。

 ある程度は許す限り国の県の言うことを将来を国の考え方を見越しながら、先を行くのはいいと思いますけれども邪魔をしてはならないと思います。

 こういったことにどうぞ皆さん方も気をつけてご協力をいただければと思います。

 国、あるいは県がどっちを向いていくか、そして鮫川村、容易でない村が国・県に先駆けて先取りすれば、必ず鮫川村も将来性はあると私は信じております。

 こういったところで村づくりにもこういった先々を見越して、あの金太郎あめみたくにどこを割っても同じような村づくりではだめだと思います。

 特徴を出した、そして村民に喜ばれる、次の世代の子供たちが誇りを持って鮫川村に住んでよかった、選んでよかったと言われるような地域づくり、村づくりに、どうぞ皆様方の知恵をおかしいただければと思います。

 こういったところで、まず放射能対策が大きな事業の中心になるかと思いますので、ご協力をお願いしたいと思います。


以下は平成24年12月14日

宗田雅之議員質疑

会議録p.69 http://www.vill.samegawa.fukushima.jp/cms/data/doc/1362388322_doc_1_0.pdf#page=72


 2番(宗田雅之君
 質疑をさせていただきます。
 
歳出の1の5の25、東日本大震災復興基金の件でございます。4,209万4,000円ですか、この用途なんですけれども、主な事業で、これ農村体験ツアー、特産品、鹿角平観光アップなどの用途になっておりますけれども、今、焼却炉の問題で、鮫川村、相当、東京新聞だとかもろもろの面で批判ということはないんですけれども、評価を受けておるところでございますが、私たちも、鮫川村を一日も早くクリーンにしたいという思いで、低線量でも焼却したい、そういう思いで低線量であってもクリーンにしたいという思いで焼却炉は承諾したわけなんですけれども、どうしても世論は、ましてや子供を持つ親にとっては大変心配なとこはあると思うんですよね。

 そこで、私の1つの基金の使い道で提案したいんですけれども、検査体制を第3者機関、例えば大学関係の機関に委託して検査してもらったらいいかなと、この基金を利用して、そういう思いでおるものですから、その点お伺いしたいのと、あと、どうしてもこういう心配する人は、何ぼ大丈夫だって言っても、これは心配は、放射能に関してはだれもが、学者が


会議録p.70
http://www.vill.samegawa.fukushima.jp/cms/data/doc/1362388322_doc_1_0.pdf#page=73


10人いれば10人みんな違うと思うんですよ。

 そういう面からすれば、やっぱり大丈夫だと言っても、国との覚書、例えば何かあったら即時村長名でとめますと、そういう覚書もあっていいのかなと思いますので、その点あわせてお願いします。


村長答弁

会議録p.70http://www.vill.samegawa.fukushima.jp/cms/data/doc/1362388322_doc_1_0.pdf#page=73


 議長(前田三郎君)
 村長に答弁を求めます。村長。
 村長(大樂勝弘君)
 ただいま2番、宗田議員の質問であります4,200万の資金は復興基金の積立金に積み立てをした質問であります。
 
 これは福島県のブランド・イメージ交付金ということで、3年間で使用を計画させていただきました。

 先日、議案審議のときに皆さんにお渡ししていると思います。こういった内容で村で計画いたしましたのは、12のご提案しました村の復興計画をさせていただきました。この中で、今、議員が話されたのは鹿角平、焼却炉付近のあれですか、焼却炉付近のモニタリングを第3者機関に委託してはという1つは案であります。

 そして、もう1つが、環境省との不具合があった場合の覚書を取り交わしてはいかがということですが、これは実は、最初これからお答えしますと、私はこれも必要なことだ、相手は役人ですから、こういった覚書なくても不都合あった場合には補償するのは当たり前だということですが、皆さんこういった意見が強いものですから、つい先日覚書を取り交わしました。

 それで、もし、今、空間線量が国が示しております20から30ベクレル、セシウムで、これが基準値だそうです。

 鮫川の焼却炉の場合には、これの10分の1に設定させていただきました。2ベクレルです。これを上回った場合には直ちに焼却は中止する、こういった考えで、これもあの覚書で取り交わしております。

 こういったことで、先日3日ほど前です、環境省の課長代理さんが来て、あの書類は私のほうで送ってやって、あと上司の方の、まだあの返しの、向こうの調印がなされていない。私のほうは判こを押して印をついてやりました。

 それで、まあ係員はそれで承認いただきましたから、おそらく間違いなく17日返って来ると思います。

 もう1つは、第3者に委託するということですが、これは予定しておりませんので、これはモニタリングは、議員の皆さんと区長さん方でいかがかなというお話でしたが、これが第3者機関が必要であれば、また皆さんと相談しながら計画をさせていただきたいと思います。

 ただ、果たして第3者機関より自分らのほうが正確性は確実ではあるのではないかと思いますが、その辺ももう少し議論をして、第3者機関に委託するか、あるいは区長さん、議員さん方、そして私どもで監視をしながら焼却実験を行うか、その辺、もう一度組み立てていた


会議録p.71 http://www.vill.samegawa.fukushima.jp/cms/data/doc/1362388322_doc_1_0.pdf#page=74


だきたいと思います。

 もう1つ、先ほど申しましたが、何ぼ説明しても、セシウム、何せ、私もそうですが、目にみえないんですね、色もないんですね、においもない、色もない、大変怖いという思いで私もおります。

 私らが今やっていることが20年後、30年後の子供たちにとって不具合にならないよう、これはベストを尽くすのが当たり前のことです。

 私が、今、減容化対策で一番ベストな方法は何かということで、いろいろ職員と検討させていただきました。これは昨年です。

 で、ことしの1月に原子力研究所の皆さんとか仮置き場のことで、いろいろ各地にお願いして歩いたときに、あの原子力研究所の皆さんで、一番いいのは、減容化対策でいいのは焼却して埋めることがまず楽ですねというお話、楽ですねというより、そのほうが早いですねということで、ただ野焼きはできないです。

 野焼きをしたら大変なことになりますし、これはセシウムをばらまくようになります。

 それで、いろいろ検討した結果、その大熊町とか飯館であんな焼却炉ができた。これも50万ベクレル、70万ベクレルの高い線量のものを燃やしても、排煙の口で測ったときに、相当、99.9%抑えられたという、そんな数値があったもので完全に抑えられる、そういうお話を聞いたものですから、そちらのほうの機械を実は村で最初計画したんです。

 村で計画をさせていただきました。2億だそうです。2億のやつ、大熊とか飯館の、その今、新しいんでなくていいから、その使ったものを、鮫川とても線量低いんだから、使ったものでいいから、本当、その燃やすと焼却しなくちゃなんないというのは、8,000ベクレルの堆肥なんです。

 あれが、8,0000(*注8,000の間違いか)ベクレルの堆肥と、あと700ベクレルぐらいの牛の乾燥飼料だったんですよ。

 あと、ちょっとあるのが木の葉です。落ち葉、落ち葉がある場所によっては、朝日山付近の空間線量が、爆発当時が0.3ちょっと上回った地区なんですね。

 あそこの落ち葉が2万8,000とか9,000あった、それも量的にはそんな量でないんですね。

 みんな、落ち葉は大体20トンほどあったんですけど、これ2,000ベクレルの落ち葉と2万9,000とか8,000の落ち葉みんな一緒にまぜちゃったんですね。

 ですから、今の線量ははかってはいないんですけど、そういった、私らも3万とか近くなると相当怖い数値なのかと、そういうこともありました。

 これをいかに減容化するか、減らして、落ち葉のお話も、皆さん、各老人クラブに頼んで堆肥センターに使う貴重な資材だということで、落ち葉をさらって、次の年の落ち葉は堆肥に使えるような資材にしたいという思いで落ち葉をさらったんですけれども、さらった落ち葉の置き場所がなかったんですね。相当苦労しました。

 こういった思いもあったもんですから、皆さん、除染はいい、ですが、除染したものを長くそこに置いとかないで見えないとこ、私らの目につかないとこ


会議録p.72 http://www.vill.samegawa.fukushima.jp/cms/data/doc/1362388322_doc_1_0.pdf#page=75


に保管してくれという、そういう皆さんばかりなんですね。

 ですから、そういったことを考えた時に減容化するのが一番かなということで焼却を思いついたんですけど、私はこういった線量の低い鮫川村だからこそできる、鮫川村から発信したいと減容化も進まない、復興も進まない、こういった思いで焼却炉ということで、皆さんと相談、いろいろ議論した結果です。

 大変、そういった手法が、今、皆さんに大変迷惑かけてるということで残念という思いであります。

 ただ、ここでしっかと考えなくてはならないのは、国が、文部科学省が、環境省が、農林水産省がしっかと安全だということを私らに指導して始まった事業であります。

 国を信用して一日も早く、幾らかでもこの焼却実験を成功させて、福島県の振興に役立てれば、鮫川村も皆さんもう一度評価していただけるのではないか、そういう思いでありますので、ご協力をお願いするところであります。以上です。


宗田議員

会議録p.72 http://www.vill.samegawa.fukushima.jp/cms/data/doc/1362388322_doc_1_0.pdf#page=75


 議長(前田三郎君)
 2番、宗田君。
 2番(宗田雅之君
 私も、これ本当に危惧するのは、私たち本当クリーンな村づくりをやってたわけなんですよね、これイメージダウンというか、風評被害というのは、とにかくこれはついて回るもので、私らが大丈夫だ大丈夫だって言っても、いろいろなもろもろの人が私的感情で、これが正しいか正しくないか、だれもが数年たたないとわからないことなんです。
 
 だから風評被害を避けるためにも、また若者に安全、安心を与えるためにも、やっぱり私たちが検査しても、検査して大丈夫のが一番確かなんだと私は思いますけれども、そういう方に安心を与えるのは、やっぱり第3者機関に検査してもらう、そういう行動を起こすことによって、風評被害も、また、若者の安全、安心ももらえるのかなという感覚でありますので、その点、今後検討していただきたいと思います。


村長答弁

会議録p.72 http://www.vill.samegawa.fukushima.jp/cms/data/doc/1362388322_doc_1_0.pdf#page=75


 議長(前田三郎君)
 村長。
 村長(大樂勝弘君)
 2番、宗田議員の風評被害対策にも、こういった第3者機関の指導を受けるのがよいのではないかという再質問でありますが、私もそのとおりだと思っております。

 また、子供たちに低線量での、空間線量とても低い地域ではありますが、この線量が果たして30年後、40年後に、どういう健康状態、どういった健康状態になるのか、私らはこの放射能を一日でも早くもとの爆発前の線量に戻して、子供たちの安心、安全を確保するためにも、この減容化作戦が一番適当だという思いでおりましたが、これがえらい、今、話題をま


会議録p.73 http://www.vill.samegawa.fukushima.jp/cms/data/doc/1362388322_doc_1_0.pdf#page=76


いているということであります。

 私、やることが、子供たちのために、村のための、村の農業のために、将来のためにもベストだということで、思ってやらせていただく事業です。

 しっかりと皆さんの協力をいただきながら、この事業を成功させていきたいと思いますんで、こういった今の第3者の指導を受けるように努めてまいりたいと思います。


鮫川村青生野江堀に設置される仮設焼却炉設置の見直しと住民合意を求める請願書 否決

会議録p.77http://www.vill.samegawa.fukushima.jp/cms/data/doc/1362388322_doc_1_0.pdf#page=80


請願について
 議長(前田三郎君)
 日程第9、請願についてを議題といたします。
産業・厚生常任委員会に付託いたしました請願第2号 鮫川村青生野江堀に設置される仮設焼却炉設置の見直しと住民合意を求める請願書について、審査結果について報告を求めます。産業・厚生常任委員長、星一彌君。


会議録p.78 http://www.vill.samegawa.fukushima.jp/cms/data/doc/1362388322_doc_1_0.pdf#page=81


産業・厚生常任委員長 星 一彌君 登壇〕
 産業・厚生常任委員長(星一彌君)
 請願第2号 鮫川村青生野江堀に設置される仮設焼却炉設置の見直しと住民合意を求める請願書。

 審査の経過、産業・厚生常任委員会に付託された本請願について、12月13日午前10時から委員会を開催し慎重に審査をいたしました。

 決定及び理由、不採択と決定しました。

 理由、
 1、汚染された農林系副産物は焼却による減容化が有効手段であり、環境省が進めている焼却施設により農畜産業の再生や今後の住宅除染を進めるため効果が見込まれる。

 2つ、村議会として除染を推進する立場から焼却炉設置の承認をしていること。

 3つ、11月12日開催の環境省説明において、村、議会、各行政区長が出席し、設置される焼却炉は安全であり、周囲に及ぼす環境への影響がないことに対し説明を受けている。

 4つ、焼却炉の安全性、機能的なバグフィルターによる排ガスの安全性対策、焼却灰の処理など、万が一、国の基準を超えた場合は停止すること。

 5つ、焼却運転では、実施期間中、焼却炉データの村提供と公開を実施、モニタリングポストの設置、また議員による空間線量及び施設の監視役割など、安全性に対する一層の強化を行い、住民の安全、安心に努めていくものであります。

 以上により不採択といたします。
 少数意見の留保、なし。
 本委員会において、以上のとおり決定したので報告をいたします。

  議長(前田三郎君) これから質疑を行います。
 質疑はありませんか。
 〔「なし」と言う人あり〕
 議長(前田三郎君) 質疑なしと認めます。
これから討論を行います。
討論はありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
 議長(前田三郎君) 討論なしと認めます。
 この採決は起立によって行います。
 この請願に対する委員長の報告は不採択です。
 この請願は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。


会議録p.79 http://www.vill.samegawa.fukushima.jp/cms/data/doc/1362388322_doc_1_0.pdf#page=82


 〔賛成者起立〕
 議長(前田三郎君)
 起立全員です。
 したがって、請願第2号は委員長報告のとおり不採択とすることに決定いたしました。
 ここで暫時休議いたします。
 (午前10時35分)



鮫川村議会、請願を不採択 - ふくしまの里山を次世代に http://blog.goo.ne.jp/no-nuclear/e/674658d5e22995708c28e080dd464a8f

前へ 1 ・・ 4 5