植民地支配による「搾取」を計測できるか?
論文に「ケチをつけられた事」は山とあるなぁ。酷いのはわざわざ学術雑誌の書評の本文で、誰の目にも明らかな技術的編集ミスをわざわざ「こいつの論文は註がずれている」と書いてきたケースがあった。また勝手に勘ぐった「政治的意図」を書いてくるケースも。もっと他に書くことないのか、という感じ。
2013-03-04 18:39:23まあ、いろんな人がいます(^^;)。学会の特集でわざわざ20年前の拙論を「最近の右傾化した論文の例」として取り上げて下さった方もおられますしねぇ。QT @chinchikurim_ba: アカデミズムに進むことを志望していますが、そんなシビアというか泥々した世界なんですね…
2013-03-04 18:50:18自分は人文系じゃないですけどね。RT @MFukihara: 人文系研究者とはなんともイバラの道なんですね(´・ω・`)
2013-03-04 21:01:28つhttp://t.co/Idqaa3c8kI RT@kankimura というより、近代経済学的な議論を前提にした場合、「搾取」という概念自体が成立し得るのだろうか。
2013-03-04 20:16:22@kankimura とりあえずKAJITANI Kai @kaikajiさんのリプ以外は見る必要ないですよ。つかそこの松尾さんの「マルクスの基本定理」を読んでおけばいいっす。
2013-03-04 22:50:04@shinichiroinaba @kankimura わかりやすい(かどうかは微妙ですが)解説書としてはこの本があります http://t.co/XuSuQBp97q
2013-03-04 23:04:02@kaikaji @kankimura いや、そ、それは……。わかりやすいかどうかは微妙、ですね。論点を提示する観光ガイドですので。
2013-03-04 23:18:47置塩理論は兎も角、問題は搾取の総額が計算できるのか、ということなのですが... @shinichiroinaba @kaikaji
2013-03-04 23:06:03@kankimura @shinichiroinaba 産業連関表を用いれば置塩理論に基づく「搾取率」を推計するのはそれほど難しくはないと思います。さらに国際産業連関表を用いれば貿易による労働搾取がどこで生じているかを示すことも可能 http://t.co/5nqpVVX7P1
2013-03-04 23:11:44誰か比較植民地研究でやってくれませんかねぇ。RT @kaikaji: @kankimura @shinichiroinaba 産業連関表を用いれば置塩理論に基づく「搾取率」を推計するのはそれほど難しくはないと思います。
2013-03-04 23:18:15@kankimura @kaikaji マジレスしますと、あの類の議論は技術が一定という条件のもとでしかできませんので、件の方がおっしゃるような、生産技術はおろか制度変化までをも含む長い歴史的なスパンの話には向かんのです……。
2013-03-04 23:20:16@kankimura @kaikaji 「旧植民地国は旧宗主国のおかげでトータルの収支では大損こいてる」という話ならマルクス的搾取論よりもそれこそ最近のアセモグル風の制度の政治経済学の方がわかりやすいし通りもよいのではないかと思いますが……。
2013-03-04 23:21:49が、置塩理論的に計算して、果たして、植民地支配の方が他の形式の支配より搾取が多いことが、実証されるのか、また、「搾取が多い」事と、それが植民地支配によるものなのかを示すことができるのか、は別かも。場合によっては、ある種の権威主義体制と植民地支配の境界線が不明確になるかも。
2013-03-04 23:24:11参考文献希望。QT @shinichiroinaba: @kaikaji 「旧植民地国は旧宗主国のおかげでトータルの収支では大損こいてる」という話ならマルクス的搾取論よりもそれこそ最近のアセモグル風の制度の政治経済学の方がわかりやすいし通りもよいのではないかと思いますが……。
2013-03-04 23:25:04@shinichiroinaba @kankimura >制度変化までをも含む長い歴史的なスパンの話には向かん おっしゃるとおりですね。植民地支配の経済発展に与える影響の実証分析というとイースタリーやアセモグルのようなダミー変数を説明変数に加えたクロスセクションの回帰分析しか・・
2013-03-04 23:26:31@shinichiroinaba @kaikaji もう一つ、旧宗主国、ということになると、ケースによっては、植民地支配という法的枠組みより、嘗ての従属理論的な経済的支配の方が重要になるような気もしますが、ちがうのでしょうか。
2013-03-04 23:26:55まあ、結局は、個々が主張する(批判する/擁護する)「植民地支配」が何を意味するか、になるのかも。
2013-03-04 23:29:30考えれば、最近の植民地支配批判って、多様過ぎて、結局何を批判しているのか不明瞭だったりするんだよなぁ。ある意味、大昔の帝国主義論の方がシンプルなだけ、主張が明確だったかもしれない。
2013-03-04 23:32:59@kankimura @shinichiroinaba 実証研究としてはこれが代表的でしょうか。http://t.co/RxCFdrhlAs ただアスモグルの場合理論的には稲葉さんが指摘されるように法システムの影響を重視するわけですが実証分析との間にやはり乖離があるような・・
2013-03-04 23:33:12