すっごく大雑把な第三回WBCの解説(?)あれこれ。

非野球用垢で延々つぶやいてた、ごくごく簡単なWBC関連の話。 野球の分かる方には噴飯物なツイートも、結構混じってると思います…。 尚、このアカウントは、本来は特定ゲームの話題専用で、野球関連のツイートは「@kana_fujimura」で行っています。 (なので野球関連のフォロー等は、「@kana_fujimura」の方でお願い致します) 続きを読む
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一般の試合ではちょっと馴染みのない「投球制限」(球数制限)の解説。
今大会では、以下のとおりになっています。

1.第一ラウンド:65球、第二ラウンド:80球、最終ラウンド:95球
2.50球以上投げた場合は、次の登板まで中4日以上あける
3.30球以上、または2試合連続の登板の後は、中1日以上あける
 (30球未満でも、連続登板の場合はこの規則を適用)

藤村香今@だらだら @kana_fujimura05

「投球制限(球数制限)」…WBCの独自ルール。予め決められた数しか、投手は投げちゃいけない+制限内でも、一定数を越えたら、ある程度日数開けないと再登板できない、と定められてます。(球数は、予選・第一ラウンド・第二ラウンド・ファイナルラウンドでそれぞれ違います)#wbc

2013-03-09 00:24:46
藤村香今@だらだら @kana_fujimura05

では、一人の打者と対戦してる途中で、球数制限に達したらどうなるか? 答えは、「その打者が塁に出るorアウトになるまで投げきる」。ストライク・ボールのカウントは通常、引継ぎなぞできませんので(急病・怪我の場合は別)、特例として球数超過が認められます。 #wbc

2013-03-09 00:27:06
藤村香今@だらだら @kana_fujimura05

たとえば、A投手がB選手(打者)と対戦して、ストライク1-ボール2、ってとこで球数制限が来た場合。B選手が、ヒットを打つか、三振や凡打などでアウトになるか、四球で塁に出るか、塁上にいる他の選手がアウトで攻守交替になるか、まではok。次のC選手の打席で投げるのは、ダメ。#wbc

2013-03-09 00:30:21
藤村香今@だらだら @kana_fujimura05

与太話。WBCの"球数制限"は、アメリカの都合で出来た独自ルール。メジャーリーグ(以下MLB)選手が、シーズン外での怪我に備えて短期の傷害保険に入ろうとした時に、保険会社に「何球投げるか分からんなら保障なぞ付けられんわボケ」という答えが返ってきたためで、#wbc

2013-03-06 19:32:00
藤村香今@だらだら @kana_fujimura05

まさに米国代表のためにあるルールなんですが、そのために投手交代が必ず入り…第一回大会では、打撃中心で攻撃力自慢の米国代表(実質MLB代表)は、外国投手の球がなかなか打てず、球に慣れる頃に投手交代でまた打線沈黙、まさかの第二ラウンド敗退という本末転倒が。#wbc

2013-03-06 19:37:00

投球制限と関連付けた、日本代表の戦法の話。
大雑把にしか述べてないので、これが全部と思っちゃダメですよ。

藤村香今@だらだら @kana_fujimura05

日本と「球数制限」の関わり。試合の最後を締める「クローザー」を置くのは、日本の現代野球では今や常識ですが、加えて第一先発・第二先発と「先発投手」を二人置き、要所にピンポイントで中継ぎを出す戦法を取っています。日本代表に投手が多いのは、このためね。#wbc

2013-03-06 19:43:27
藤村香今@だらだら @kana_fujimura05

この「第一先発」「第二先発」は、球数制限もなんですが、もし一番手の投手が打ち込まれても、二番手投手が、最初から長いイニングを投げる前提で準備してますから(通常の試合では有り得ません)、早めの交代が容易になる戦法です。日本が第一回・第二回で優勝してるのも、これが大きい。#wbc

2013-03-06 19:45:48
藤村香今@だらだら @kana_fujimura05

更に言うと、日本では当たり前のように変化球を使いますが、MLBなど他の国では、ここまで球種を使い分けません。「ストレート」「カーブ」「フォーク」しかないの。(日本は更にスライダー、シュートがあります) 台湾、韓国なども変化球を持ってますが、日本の指導者が教えたもの。#wbc

2013-03-06 19:48:29
藤村香今@だらだら @kana_fujimura05

あ、シンカー、チェンジアップを忘れてた。一部選手は、カットボール、ナックル(これはMLBにもある)、ワンシーム、ツーシームも使います。これらも更に細かい分類がありまして、ものっそい煩雑。もっとも、使い分けも困難なんで、投手が実践で使うのは数種類、ってとこですが。<変化球 #wbc

2013-03-06 20:08:27

後で、何気に変化球をいくつか忘れてることに気付きました…。
でも日本の方が、MLBより変化球を多用するってー話は、間違ってないです。

藤村香今@だらだら @kana_fujimura05

日本の投手が海外でも総じて強いのは、この「投げ分け」が大きいです。海外ではここまでやらないので。速球派の印象が強い松坂大輔は、大体6種類くらい使い分けますし(速度の増減も入れるともっと)、ダルビッシュが14種類…だったかな? #wbc

2013-03-06 20:08:45
藤村香今@だらだら @kana_fujimura05

日本ではこんな投球が日常レベルなんで、対抗する打者もいろんな技術を作り上げてます。井端の流し打ちなんか、いかにも日本野球らしい技術の一つでないかな。あまりに高度過ぎて、世界の中でガラパゴスになってる感もありますがw #wbc

2013-03-06 20:10:55
藤村香今@だらだら @kana_fujimura05

第一回・第二回WBCで日本が優勝してるのは、こういう日本野球の特色を前面に据えてるから。(北京五輪はその辺りを些か忘れがち+シーズン中で大人の事情がいろいろ) 野球ファンから見ると、基本的過ぎてすっごい地味ですらあったのですが、それがかえって強みになった、と。#wbc

2013-03-06 20:14:55

第一ラウンド、第二ラウンドでの勝ち抜き方の解説。
これ書いてたのは日本キューバ戦直後で、第一ラウンド終了、ってとこでした。

藤村香今@だらだら @kana_fujimura05

意外と知られてないのですね…。今日の試合の勝敗は、次の試合の組み合わせにしか影響しません。(日本・キューバとも、既に勝ち抜きが決定しているので) 今日勝ったチームが次にオランダと、負けたチームが台湾と対戦となってまして、それ決めるためだけに試合やってるよーなもん。 #wbc

2013-03-06 22:22:58
藤村香今@だらだら @kana_fujimura05

今日までやってたのが「第一ラウンド」。(実はこの前に予選トーナメントがありましたが、日本は前回優勝国のため免除) 総当たり戦はこの第一ラウンドだけで、次の第二ラウンドからはトーナメント戦になります。 #wbc

2013-03-06 23:07:03
藤村香今@だらだら @kana_fujimura05

トーナメント、と言っても、今大会で採用されているのは「ダブル・エリミネーション方式」。勝ち抜き戦ではありますが、敗者復活制度があるため、"二敗したら敗退"となります。#wbc

2013-03-06 23:18:58
藤村香今@だらだら @kana_fujimura05

ちょっと補足。たとえば春夏の甲子園等のように、一回負けたら即敗退のトーナメントは、「シングル・エリミネーション方式」と呼びます。敗者復活制度があり、"2回負けたら敗退"なのは「ダブル・エリミネーション方式」。次からのトーナメント戦は、後者の方ね。 #wbc

2013-03-06 23:19:30
藤村香今@だらだら @kana_fujimura05

次から始まる「第二ラウンド」で勝ち抜いた2チームが、次の「決勝トーナメント」に進みます。日本は、この第二ラウンドでは「第一プール」(日本・キューバ・台湾・オランダ)で戦います。(尚、第一ラウンドは「プールA」。日本・中国・キューバ・ブラジルの四カ国でした) #wbc

2013-03-06 23:33:09
藤村香今@だらだら @kana_fujimura05

余談ですが、なっかなかアメリカ代表と戦う機会がないのは、この勝ち抜き方式のせいもあります。アメリカさんは、日本とはあんま戦いたくないのだ。よって日本チームは、「てめーら互いに潰し合え」と、強豪国ばっかり集まるプールに突っ込まれる傾向がw #wbc

2013-03-06 23:38:17
藤村香今@だらだら @kana_fujimura05

そんなことはともかく。この「第二ラウンド」を勝ち抜いた2チームが、最後の「決勝トーナメント」に進みます。決勝はシングル・エリミネーション方式、つまり1回負けたら即敗退。トーナメント、と一言で言っても、第二ラウンドと決勝トーナメントでは、方式が違うのでご注意を。#wbc

2013-03-06 23:41:15
藤村香今@だらだら @kana_fujimura05

@siryoup3p NBP公式サイトに対戦組み合わせ方式が書いてありますが、アメリカの狡さに今回も爆笑です。何とかして自国を勝たせようと、運用段階から必死になってるのが今回も丸見えですw 審判に関しては、日本や数カ国からも参加させてますけどねえ。#wbc

2013-03-06 23:58:29

第二ラウンドの日本台湾戦の時点で、もう一回解説。