WBC台湾戦、鳥谷の盗塁がベンチのサインによるものか否か

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リンク Number Web : ナンバー 侍ジャパン、死闘を足攻で制す!!鳥谷の二盗が導いた台湾戦勝利。 試合終了午後11時45分。4時間37分の激闘の末に、日本が台湾を振り切ったこの試合は、おそらく名勝負としてWBCの歴史に残るはずである。
  • 鳥谷、好走塁で貢献【WBC】 時事通信
    http://www.jiji.com/jc/c?g=spo_30&k=2013030900031
     鳥谷が好走塁で同点のお膳立てをした。1点を追う土壇場の九回2死一塁。井端の打席の初球で二盗。アウトになれば試合終了だったが、「サイン。アウトになることを考えずにいった」。思い切りのいいスタートで成功させた。
     その直後に起死回生の同点打を放った井端も、「あそこでよく走ってくれた。あれがあったから打てた」と鳥谷をたたえた。(2013/03/09-01:10)
  • 井端 不屈の同点打!9回2死から“大バクチ”鳥谷の盗塁に続いた スポニチ
    http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2013/03/09/kiji/K20130309005352650.html
    WBC2次ラウンド1組1回戦 日本4―3台湾 (3月8日 東京D)
    試合終了は午後11時45分。山本監督は井端の肩をもみながら会見場に入った。「さまさまだよ」。みんなから自然と拍手が湧き起こっていた。

 「本当に凄いゲームで勝って良かった。終了時間を見たら12時前だった。またあしたあるのか…と思ったら、試合はあさってだった。負けていたら何を言われるか分からなかった。ベンチ全員が戦った」

 ギャンブル。賭けともいえる采配が、勝利への道しるべとなった。1点を追う9回2死。打席には井端。その初球。一塁走者の鳥谷が猛然とスタートを切った。際どいタイミングながら二塁はセーフ。鳥谷が「いつも準備をしておけと言われていたから、チャンスがあったら行ってやろうという気持ちだった」と胸を張れば、山本監督は「あれはサイン。あの追い込まれた状況ではヒットは続かない」。そこまで井端、内川は2安打ずつしていたが、憤死すればゲームセットという地獄と背中合わせの作戦が、結果的に井端の同点の中前打を呼んだ。

[ 2013年3月9日 06:00 ]

  • 鳥谷の盗塁が救った!「あれがなかったら終わっていた」 スポーツニッポン‎
    http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2013/03/09/kiji/K20130309005354600.html
    WBC2次ラウンド1組1回戦 日本4―3台湾 (3月8日 東京D)
    ギャンブル。賭けともいえる采配が、勝利への道しるべとなった。1点を追う9回2死。打席には井端。その初球。一塁走者の鳥谷が猛然とスタートを切った。際どいタイミングながら二塁はセーフ。鳥谷が「いつも準備をしておけと言われていたから、チャンスがあったら行ってやろうという気持ちだった」と胸を張った。

 高代内野守備走塁コーチは鳥谷の盗塁に「あれがなかったら終わっていた。彼に救われた」と絶賛すれば、梨田野手総合コーチも盗塁は「サインでイチかバチかでいくしかなかった。相手投手のクイックの秒数も(情報として)入っていたし、よく走った」と、ギャンブルの中にも成功の可能性が十分あった上でのスチールであることを明かした。[ 2013年3月9日 07:06 ]

  • 鳥谷盗塁が呼び込んだ井端の一撃/WBC 日刊スポーツ
    http://www.nikkansports.com/baseball/wbc/2013/news/p-bb-tp0-20130309-1095102.html
     2点ビハインドを8回表に追いつくも、直後の8回裏、頼みの田中が勝ち越し点を許した。米国決勝トーナメントへ、負ければ後がなくなる一戦。台湾の守護神、陳鴻文を相手に1点を追う9回も1死。万事休すか…。さすがに諦めムードも漂い始めた時、9番鳥谷が勇気を振り絞った。

 1死から四球で出塁。一塁ベースコーチャーの緒方外野守備走塁コーチから陳鴻文のクイックの遅さを伝えられ、腹をくくった。1番長野が中飛に倒れ、2死一塁で2番井端。けん制球を1球挟まれた直後、初球にスタートを切った。「クイックが早くないと教えてもらって、行けたら行っていい、と。チャンスがあったら、行ってやろうと思っていた」。アウトになれば試合終了。単独スチールとなる二盗を間一髪で決め、「後は井端さんに託しました」。井端は真ん中145キロを中堅左に打ち返した。「トリがよく走ってくれたから、打てた」。チームが1つになった瞬間だった。
[2013年3月9日7時9分 紙面から]

  • 【WBC】鳥谷、賭けた値千金の二盗!2死からノーサイン! スポーツ報知
    http://hochi.yomiuri.co.jp/baseball/npb/news/20130309-OHT1T00109.htm
    ◆第3回WBC 2次ラウンド1組 台湾3―4日本=延長10回=(8日・東京ドーム) 侍ジャパンが今大会初の延長戦を制し、2次ラウンド突破へ王手をかけた。台湾に2点のリードを許し迎えた8回、阿部と坂本のタイムリーで同点に。その裏、3番手の田中が勝ち越し打を許すも、9回2死二塁から井端が中前に起死回生の同点打。10回1死二、三塁、中田の左犠飛で勝ち越し、その裏を杉内が締めた。日本は10日にオランダと対戦し、勝てば決勝トーナメント進出が決まる。

 鳥谷は祈るような気持ちで顔を上げた。二塁塁審の両腕は真っすぐ横に広がっていた。「サインですか? 行けたら行っていいと言われているので、行けるように準備はしていました。緒方コーチからは、クイックが速くないと言われていたので」

 1点を追う9回1死から四球を選んだ。長野が倒れ2死。迎えた井端の打席、けん制を1球はさんだ初球で、値千金の二盗を決めた。後のない場面から、まさかの大ギャンブル。そして、井端の中前打で同点のホームを踏んだ。

 ここまで全試合で9番に座ってきた松田に代わり、「9番・三塁」でスタメン出場。3回、5回ときっちり犠打を決めて仕事を果たし、最後の最後はチームに勝利をもたらす“大技”を繰り出した。「苦しい場面でしたが、セーフになってよかった。今日の勝ちを10日のオランダ戦につなげたい」と意気込んだ。
(2013年3月9日06時00分 スポーツ報知)

  • 鳥谷激走!九回意表の二盗で同点導く 2013年3月9日 デイリースポーツ
    http://daily.co.jp/baseball/wbc/2013/03/09/0005799636.shtml
     「WBC・2次ラウンド1組1回戦、台湾3‐4日本 (8日、東京ド)
     日本の勝利を願う大歓声に背中を押された。勢いよく三塁を蹴ると、笑顔の一塁ベンチが見えた。同点のホームを駆け抜けた阪神・鳥谷は、珍しく感情をむき出しにしながら、仲間とハイタッチを交わした。「本当に苦しい場面で負けていたので」。崖っぷちの状況から足で日本を救い、劇的な勝利につなげた。

 1点を追った九回だった。1死から打席に立つと冷静に四球を選んで出塁。続く長野は初球で中飛に倒れて2死となったが、沈みかけたムードに再び灯をともす。続く井端の打席の初球だった。

「クイックが速くないと緒方(コーチ)さんにも言われていた。行けたら行っていい、と。抑えのピッチャーですしミーティングで(映像も)見てたので」

 自身の判断で勇気を振り絞って一歩目を踏み出すと、懸命のスライディングは際どいタイミングになりながらも間一髪でセーフ。紙一重のビッグプレーで流れを変えると「井端さんに託しました」と、井端の中前適時打で同点のホームを踏んだ。

 高代内野守備走塁コーチは「彼の判断。走るな、以外はサイン出してません。あれがなかったら終わってた。彼が救ってくれた」と称えた。三回と五回は犠打に成功し、三塁で初スタメンながら堅実な守備で貢献した。

宮崎合宿から球界のトップクラスの選手とプレーする中、改めて足の重要性を実感していた。高代コーチにも「改めて全力疾走が大事だと思いました」と漏らしたという。日々の練習からの走塁への高い意識が、価値あるプレーにつながった。

 一気にアメリカ行きへ王手をかけた勝利。「勝つためにやってるんで、またがんばりたい」。内に秘めていた闘志を爆発させた鳥谷が、日本を加速させた。

 何もしないか、盗塁にかけるか。

 ベンチの選択が、スチールだった。

 決してスピードスターというわけではないが、それでも鳥谷は足も速いし、3シーズン連続で2ケタの盗塁をマークしているなど、盗塁技術もある。ただ、決してアウトになることが許されない絶体絶命の局面でのギャンブルである。

「クイックが速くないから、初球から行っていいぞ!」

 一塁コーチャーの緒方耕一コーチからすぐさま出たGOサインに、鳥谷もスタンバイはできていた。

「行けたら行っていいと言われているので、行けるように準備はしていました」

 ただ、である。

 これは単なるギャンブルではなく、もちろん走れるという根拠があった。

 実はすでにマウンドの台湾のクローザー、ワン・ジンミン(王鏡銘)のけん制のクセ、クイックの速さなどのデータは洗い出していた。そういうデータの裏付けの上でのギャンブルには、成功の可能性が十分にあったというわけだ。

「あの盗塁がなかったら終わっていた」

 警戒してまずワンが1球、けん制を入れた。それが逆にタイミングを計るきっかけになった。

「アウトになることは考えなかった。腹をくくって思い切っていくしかないと思った」

 その直後の盗塁は間一髪だったが、二塁塁審の両手が広がり、そこから日本の同点、逆転の道も広がった。

「あの盗塁がなかったら終わっていた。彼に救われたということでしょう」

 こう振り返ったのは高代延博コーチだ。

 実はこの日の日本は、データを駆使しての足を積極的に使った攻撃が目についた。

 結果的には攻略に結びつかなかったものの、台湾先発のワン・チェンミン(王建民)に対しても、クイックが遅いというデータから初回に井端、内川が出塁すると、盗塁をしかけて揺さぶっている。

  • 台湾戦9回2死 土壇場の二盗、腹くくった鳥谷 野球・WBC 朝日新聞
    http://digital.asahi.com/articles/TKY201303090657.html
    台湾との激闘で日本の勝利の大きなポイントとなったのは、土壇場での阪神・鳥谷の盗塁だった。
     1点を追う9回2死一塁で打者は中日の井端。ここで鳥谷に出たサインは、「行けるときにスタートを切れ」だった。
     失敗すればゲームセットの場面。相手投手の陳鴻文のモーションの速さ、捕手・高志綱の捕球してから二塁までの送球の秒数は把握していた。3年連続2桁盗塁を記録している鳥谷なら成功できる、というベンチの判断だった。
     ''ただ、スタートのタイミングは鳥谷に判断が委ねられていた。そして初球、スタートを切った。
     鳥谷に振り返ってもらうと、「牽制(けんせい)球をもらえたから」と答えた。''
     データだけでは、スタートを切る勇気はなかなか持てない。そんな場面で、相手の陳は井端に初球を投げる前に一塁へ牽制球を投げた。これで、鳥谷のなかで間合いが取れた。
     高代コーチは「盗塁はやみくもに行くもんじゃない。隙を突くんだ」と言う。タイミングが取れたのが初球だった。
     鳥谷はその時の心理状態について、「ネガティブ思考はなかった。成功させてチャンスを広げようと思っていた。腹をくくった」と言った。捕手からの送球はタッチしやすい場所へきたが、わずかにかいくぐった。
     初球に二塁まで行ったことで井端に余裕が生まれ、同点適時打が生まれた。
     日本が掲げる野球の一つに「積極的な走塁」がある。「何本も安打は続かない」(梨田コーチ)からで、代表合宿から選手らが意識してきた。
     台湾戦では1回、井端と内川が連続で二盗を試みた。井端は失敗したが、たとえ0点でも相手に重圧をかけていったのが、終盤に生きたとも言える。
     日本の盗塁数は前回大会は11個、前々回大会13個でともに1位。今大会はここまで6で、2次R1組の4チームでは1位だ。
     (坂名信行)
リンク blog.livedoor.jp 鳥谷出塁時の最初の言葉 「(相手投手の)クイックは何秒ですか?」:<WBC>:僕自身なんJをまとめる喜びはあった 2chの『なんでも実況J板』のまとめサイトです。主に野球に関すること、そして様々な話題のニュースや雑談スレッドを紹介しています。