ロンドンからアムステルダムへと向かう深夜バスはアシュフォードを越え、もうすぐドーバー海峡を渡り始める。一つの目の国境、英仏国境だ。その後ベルギーもまたぎオランダへと入国する。九時間の陸路の旅で四つの国を旅するバス。ああ、どこまでもヨーロッパだな。ここは、ヨーロッパだ。
2012-11-18 09:19:20ずっと見たかった絵を見るためにアムスから片道二時間のショートトリップ。オランダを旅してみると、この国の小ささを実感する。アムスから二時間、三時間で国の各所に行けるのだから。雲の隙間から微かに漏れる太陽光が御世辞にも綺麗と言えない列車の窓を通して僕に降りかかる。ああ、気持ちいいな。
2012-11-20 19:00:48これでまた『ずっと見たいと想ってる絵』がなくなってしまった。けれど、次に旅する時までには、また絶対に見つかり、そしてそれを目指す日が来るのだろう。絵画大好きという訳ではないけれど、『一枚の絵画を見るための旅』というのも、長期旅行のとある一章としては、物凄く魅力的だと想う。うん。
2012-11-21 01:11:41『地球の歩き方』に『ロンリープラネット』。ふと立ち止まって考えたら、素晴らしい名前過ぎてテンションあがった。旅のこと良くわかってんなーと。ヘルシンキの教会の柱にいたずら書きがあった。『we was here』と。…僕は一人で歩いている。地球のどこかを、彼らと一緒に。
2012-11-21 05:12:24久々に自転車に乗って走った道は、どこまでも僕を誘い込んでしまう不思議の森の道でした。 -デ・ホーヘ・フェルウェ国立公園大冒険記第三章「ゴッホの森のシャカシャカロード」- http://t.co/HhfdwcJS
2012-11-21 18:32:11誰一人起きてないから昨日のお礼の言葉を書いた。紙が見付からなかったから旅先で友人と交換した本の背表紙の裏に添えた。旅人と旅人は本で繋がることがある。おのが道を進み続ければまた出逢えますよねと込めて。『神様のカルテ』。旅人として、世界にダイバーシティーを処方していきましょう。
2012-11-23 15:25:58八時発のバスは八時になっても来ない。代わりにハトがターミナルを駆け抜けた。到着を知らすアナウンスではなく、スペイン人の鼻唄が響く。朝日に照らされたバルサの建物が国を象徴する赤に染まる。次はトレド、そしてクエンカ。中部を越えその次は情熱のアンダルシアへ。今日も旅は駆け抜けていく。
2012-11-23 16:08:30三週間などの短期で旅行してたときは『十時間移動?移動で一日つぶれるじゃん!もったいないー。』なんて考えていたか、今は違う。これも街や遺跡を旅するのと同じ冒険の一ページなのだと。全く劣ることのない一ページなのだと。
2012-11-23 20:21:08若いうちだけが旅だと想っていた。でも違うんだと気付いたんだ。20歳には20歳の。40歳には40歳の。60歳には60歳の。そんな風に、「今自分が出来る旅。したい旅。」があるだけなんだって。だから、歩けなくなったら車で旅すればいいんだって。 http://t.co/BqxcU0c1
2012-11-26 17:35:41『僕、世界と向き合ってます。こいつらは、暖かくて、眩しくて、まるで、尊敬する人みたいだよ。』 http://t.co/dKJJvtb4
2012-11-26 17:39:58店内ではめちゃめちゃヨボヨボに歩くお金を乞うおばちゃんが、警備員に連れられて外に追い出されると、外ではスタスタ歩いて何処かに行く。最初にお金を恵んだ人にも罪があると想う。助ける気があるなら魚をあげるのではなく、魚釣りの方法を。人に迷惑をかけることで食ってけると思わせてはいけない。
2012-11-27 22:38:38マドリードの地下鉄構内では『カラオケをしている男』に遭遇した。ギターでも、アコーディオンでも、管弦楽器でもなく、カラオケだ。しかも、爆音。僕は全力でにやけて彼を見てしまった。目があった彼も、お金を貰った訳でもないのに、『どやろ?かっこええやな?』とにやけていた。全力で。
2012-11-28 17:17:00この旅では二週間に一回の頻度で京都に住む友人へ手紙を書いていた。そして、今、グラナダで最後の手紙を書き終えた。勿論、旅の目的地でもメッセージを送るつもりだが、それは『手紙』にはしない。末尾。『この旅における手紙は最後。でも人生における最後じゃない。また文通しよう。ありがとう。』
2012-11-30 03:51:07色んな国の郵便局に行った。出そうと思ったら土曜日、日曜日。見つけたと思ったら営業時間外。気付けば書いてから一週間経過。だから、その日にもう一通書いて、二通まとめて送った。そんな事も何回もあった。一番沢山使ったのはアジアで買った色気のない便箋。もう全部使い終えた。ああ、楽しかった。
2012-11-30 03:56:36旅の目的地リスボンへの夜行バスの切符を買った。今まで何十回としてきたようにあっさり買った。長期の旅を始めるには時間がかかる。お金を貯めたり、予防接種を打ったり。でも、終わるのは一瞬なんだと気付いた。旅も青春時代と同じ。決して長くなんかない。線香花火のように、あっというまなんだ。
2012-12-01 05:35:04この旅最後のバスターミナルでの夜行バス待ち。変な人たちが沢山いる夜のバスターミナルもあったよね。ああ、これからほとんどの出来事が『最後の』になるんだろうな。別に旅はいくらでも伸ばせる。でも、もう別の道を進もうと決めたんだ。足を止めるな。 http://t.co/sjNRmGFV
2012-12-02 07:43:32最後の国境を超えて。「いつまでも進み続けよう」と。2012年12月2日3時58分。 http://t.co/eR9FSSMU
2012-12-02 11:58:35ユーラシア大陸最西端の首都リスボン。大航海時代を始めた場所。目的地であり、出発点でもある街。様々な意味を込めて拳を掲げる万歳の街。 http://t.co/E6LMyiSr
2012-12-02 18:38:33『終わりの地、始まりの地。』何かが終わるということは、何かが始まる、何をかを始められるということなんだと、このリスボンの地で感じました。リスボンの朝焼けに乗せてそんな事を話してみた動画。 http://t.co/VqZXGSlV
2012-12-02 23:40:33ベンチに座っていた。声をかけられた。「お金を下さい」。断った。「お前なんて嫌いだ」と言われた。「どうしてそんなこと言うの?」と聞き返した。もう一度言われた。でももう一度聞き返した。話し合った。最後に彼は言葉を訂正してくれた。僕は、今日を嫌な一日で終わらせる訳にはいかないのです。
2012-12-04 06:03:47『旅人という名のアーティスト』旅をすることによって得られることについて。旅をしようと思っているけれど、中々踏み出せない人に旅の素敵な面を伝えてみました。ユーラシア大陸最西端・ロカ岬にて。http://t.co/bCO89fQ7
2012-12-20 23:37:18上のは写真ではなく動画です。
少し長いですがもしよければ。