【FED】「大災害のリスクファイナンス」講演まとめ
本日8月11日(土)9時半〜 早稲田大学大学院ファイナンス研究科・森平爽一郎教授「大災害のリスクファイナンス」講演&慎泰俊氏との対談を開催いたします!今大変注目されている分野の最先端の研究について聞けるチャンスです!お見逃しなく!http://t.co/1DMQmHC9
2012-08-11 07:41:43@social0811 森平先生のご講演「大災害のリスクファイナンス」はじまりました!自然災害をファイナンスの視点から分析して行きます。
2012-08-11 09:38:49@social0811 地震、大洪水、台風被害、大雨、津波、火事など様々自然災害。江戸時代の絵にも家事や地震はもちろん、液状化現象までもが表現されている。
2012-08-11 09:44:14#social0811 本日の事例はcat債、暴風雨オプション、原子力保険、自身リスク対応型ファイナンスの4つです。自然災害に対して人類の知恵であるファイナンスがどう対応してきたのかを学びます。
2012-08-11 09:51:50#social0811 早稲田ファイナンス研究科の森平先生の大災害のリスクファイナンスについてのご講演。とても熱く、知的好奇心を刺激する内容で、非常に興味深いです。
2012-08-11 09:56:23#social0811 cat債は、理論的には、リスクプレミアムは存在しない。なぜならば、マーケットポートフォリオとcat債の共分散はほとんどで0のため、CAPM理論的には、期待リターンはリスクフリーレートと同等になっている。しかし、現実はcat債はL+400になっている。
2012-08-11 10:04:22#social0811 現実に存在する様々な自然災害に対する保険が紹介されています。暴風雨オプションのプライシングではブラックショールズモデルを使えない。なぜならば、暴風雨は稀な現象なため、正規分布を使えない。
2012-08-11 10:07:05#social0811 暴風雨オプションの難しさ。それは投機に使われるということ。そのため、金融商品取引法の中で規制されることになったが、結果として、マーケットが小さくなってしまうという現象が起きてしまっている。
2012-08-11 10:09:22ソーシャルファイナンスはきっと、プレイヤーの数を劇的に増やして、投資する側から見れば分散の対象を増やし、調達する側から見ればリスクに要求されるプレミアムを、CAPMの予言するそれに近づけるだろう。独自のチャレンジは結果として、ほとんど見返りを要求されない。
2012-08-11 10:12:57#social0811 「東京電力は保険料が高すぎると判断し、保険証書の更新をしていなかった」(AFP共同)コーポレートファイナンス的にはこの判断は妥当だったのであろうか?これをMM定理から考えます。少し理解が追いついていないですが、理論のすごさを実感しています。
2012-08-11 10:15:48#social0811 保険提供者にとっては、保険をかけさせて、事故を起こさせないようにするのが一番良い。これをロスプリベンションという。
2012-08-11 10:20:01#social0811 cat債のリスクプレミアムは妥当なのか。過去のデータを積み上げると、むしろ実際に起きる確率よりも高めのプレミアムが設定されている。
2012-08-11 10:34:36#social0811 東電の社債について、マーケットは本当に地震リスクを織り込んでいたのか。実証研究の結果では、「ある程度」は織り込んでいたと言える。
2012-08-11 10:37:25#social0811 電力債は、本来であれば疑似CATボンドであり、大震災、大事故があれば弁済しない。そうでない場合は弁済する。であれば、電力債の利回りはもっと高くてしかるべき。
2012-08-11 10:42:52#social0811 マイクロファイナンス、グループレンディングを契約理論から解説。積極的に行動した時の利益>積極的に行動しない時。
2012-08-11 10:48:22#social0811 森平先生と慎泰俊さんの対談はじまりました!まずは慎さんからのご質問。cat債がマーケットリスクとまったく相関がないとはどういうことか。戦争は経済要因としてありえるが、自然災害は要因がまったく違う。
2012-08-11 11:05:55#social0811 経済についてはボーダレスになっているため、世界中のマーケットの相関は強くなってきている。20年程前は、日本とアメリカの株価はほとんど相関がなかったが、最近では相関がかなり強くなっている。他方、自然災害については、マーケットとの相関はほとんどない。
2012-08-11 11:08:38#social0811 実務でのプライシングはきちんとされているという印象はあるのか。自然災害リスクの計算については、かなりしっかりとしている。個別についてはあまり当たっていないが、全世界的には平均的にはほぼ当たっている。
2012-08-11 11:10:13#social0811 20人集めて1人1万円出す。くじを引いて当たった人は、20万円をもらえる。これを毎月20ヶ月実施。これが江戸時代の資金調達手段「無尽」。江戸時代から全国で行われいた。この仕組みを数学者を使い複雑にして胴元が儲かる仕組みを作ることは江戸時代から行われた。
2012-08-11 11:17:17#social0811 江戸時代から無尽を通して、仕組み債のような複雑な資金調達を行っていた。これが元祖金融工学。歴史を学ぶことが重要。残念ながらファイナンスの研究者と歴史研究はあまり交流がない。
2012-08-11 11:19:16#social0811 こちらはオススメ。2年半程前にFEDの読書でも実は取り上げています。 リスク―神々への反逆 ピーター・L. バーンスタイン http://t.co/6Ln7Rwd8
2012-08-11 11:21:33