@3peta 個人的には「変な」「妙な」「嫌な」「奇妙な」「不可思議な」という言葉が入る怪談は、ちょっと苦手です。なぜなら怪談というのはそもそもが、「変」で「妙」で「嫌」で「奇妙」で「不可思議」なものなので、如何にそれらの言葉を使わずに、その違和感を表現するかが重要なので。
2010-09-04 03:34:17@J_AMEMIYA 意識してないとやっちゃいますよね。「という」の連発もそう。あるwベテランの方は、「疲れて飽きてくると、つい【という】を連発しちゃう」と昔言ってました。筆が乗ってるときは出ないらしいので、ゲラを読んでいるとどこで煮詰まっていたかがわかりました。
2010-09-04 03:36:20@J_AMEMIYA 他には……「幽霊」「地縛霊」「金縛り」は怪談の定番ですけど、定番だけにそのものずばりの固有名詞は使いたくないなあ、というのはありますね。その言葉を使った時点で「正体不明の不安感」が逆に晴れる気がして。
2010-09-04 03:37:57@azukiglg 地縛霊とか守護霊っていう用語のは、結局人には本当にそういうものなのかは分からないんじゃないかと思うので使わないことにしています。
2010-09-04 03:40:26@J_AMEMIYA 妖弄記やったときに「妖怪に名前が付くと、そこで怖い話としては死んだも同然」というのは西浦和也さんが教えて下さったんですけど、怪談で「幽霊」「地縛霊」「金縛り」という一種の成語を使うのも、それと似た所があると思います。現象が固定されると不安感が拭われて怖くない
2010-09-04 03:44:28Tさんは「寝てたらピキーンッと金縛りにあって、幽霊をみたんだ。多分、地縛霊」と言って、グラスを置いた。彼は続いて「妙だったよ。不気味だし。異常だったね」と言って、逆の手に持っていたグラスを置いた。そして「それだけ」といって頭に載せていたグラスも置いた、という。 #tknk
2010-09-04 03:46:36「お前が聞きたいのはこんな話?」と言って、Sさんは鞭で私の背中を強く打った。「昔 、居酒屋でバイトしてたの。古い建物で」と言って、彼女はぼくの口に屈辱玉を嵌めた。そして「この先が続きたかったら、<ボクちん糞虫だわさ>とお言い」と言って、唾を吐きかけてきた、という。 #tknk
2010-09-04 04:26:48@ts_p 「鬼灯の台割が難航中なんだよ」と言って、彼はグラスを干した。 夏の日差しでカピカピに乾燥したグラスからは、柔軟剤の香りがした。
2010-09-04 10:26:57@ts_p 「この病院出るんだよ」そう言って話しはじめた。「寝てると誰かが俺の首を絞めて絞殺しようとする」「どんな奴?」「金縛りで縛られてるから顔はわからない」「それから?」「そのまま意識を失って失神した」そう言ってテーブルの上に溲瓶を置いた。そこに置くなよ。ってかお前誰だよ。
2010-09-08 15:55:18@ts_p @azukiglg @J_AMEMIYA 「と言ってグラスを置いた」の写真http://photozou.jp/photo/show/887440/56201571 こういうので大丈夫でしょうか?
2010-11-18 09:20:44@ts_p @azukiglg @J_AMEMIYA 「と言ってグラスを置いた」 手が入ったパターン http://photozou.jp/photo/show/887440/56201555 です。
2010-11-18 09:21:25