短歌のレシピ

俵万智 @tawara_machi

@bi_lil_ 将来の夢は酔ったふりをしてあなたの頬にキスをすること　→　今月の目標　酔ったふりをしてあなたの頬にキスをすること　＃短歌のレシピ

俵万智 @tawara_machi

@setugetuka7 机来て書いて眺めてまた座りもぐって撫でて初めての城　→　文字書いて撫でて眺めてまた座りもぐる日もある机の王子　＃短歌のレシピ

俵万智 @tawara_machi

@zoe_noiz2kiss ねえ愛ってどんな音？京阪の赤い鉄橋ゴトンゴトンゴトン→　京阪の赤い鉄橋ゴトンゴトン愛ってどんな音なんだろう　＃短歌のレシピ

俵万智 @tawara_machi

@yoscos 母となるつもりもはずもなき我の下着汚るる月の変はり目　→　言葉の面では、手を入れるところは見つかりませんでした<m(__)m>　＃短歌のレシピ

俵万智 @tawara_machi

@shika_jima 間違いと言い切ら ないであの人はわたしの夜を渡っていくの 　→　間違いと言い切ら ないであの人がわたしの夜を渡る三日月　＃短歌のレシピ

俵万智 @tawara_machi

@shi0ri_2world 父がふと微睡むすきにK-1を紅白に替えシタリ顔の母→　父がふと微睡むすきにK-1を紅白に替える母の早わざ　＃短歌のレシピ

俵万智 @tawara_machi

@pinkykirara 2ヶ月で伸びし前髪左にも右にも流るる自由を掴む→　2ヶ月で伸びし前髪左にも右にも流るる自由をまとう　оr　　2ヶ月で伸びし前髪左にも右にも流るる自由きらきら　（掴むも、悪くないですが、少しかたいかなと）

俵万智 @tawara_machi

@takkyuyamick 嘘つきは鼻がのびると聞いたので象は言葉を捨てたのでした →　嘘つきは鼻がのびると聞きました象は言葉を捨てたのでしょうか　＃短歌のレシピ

俵万智 @tawara_machi

@KurashiOri 告白をするから君は駅前のティッシュ断るみたいに振って →　おもしろい歌ですね。特に手を入れるところは見つかりませんでした<m(__)m>　＃短歌のレシピ

俵万智 @tawara_machi

@_pharmacy0418 来たる日の準備のために正座して時計を見てる今日はハレの日　→　来たる日の準備のために正座して時計を見てる今日は一日　＃短歌のレシピ

俵万智 @tawara_machi

@mugitauros さみどりとみどりをつかいわけながら　三月、四月、五月、六月　→　（このままでも素敵だと思いますが…）→　さみどりとみどりをつかいわけながら　グラデーションの五月、六月　＃短歌のレシピ

俵万智 @tawara_machi

@j155wtnb はじめてのデートで飲んだロゼワイン　須磨の浜辺を歩いてさます。　→　はじめてのデートで無理したロゼワイン　須磨の浜辺を歩いてさます　＃短歌のレシピ　

俵万智 @tawara_machi

@pomponetto 幼な子の　熱いおでこに口づけて　だいじょうぶよと ギュッと抱きしめる　→　だいじょうぶ　熱いおでこに口づけて我の心と子を抱きしめる　＃短歌のレシピ

俵万智 @tawara_machi

@ninominyan 動点Ｐ:１日で少し動きます 僕の心に重なるの、いつ？　→　少しづつ動くあなたは動点P　僕の心に重なるの、いつ？（元のままでも面白いと思いましたが、少しわかりやすく整えてみました）　＃短歌のレシピ

俵万智 @tawara_machi

@akubikinako 夢にみた あなたの笑顔がうなずいて 真白なシャツで大丈夫と云う　→　夢の中あなたの笑顔がうなずいて 真白なシャツで大丈夫と云う　＃短歌のレシピ

俵万智 @tawara_machi

@uritanP 冬去りて 新たな季節 火が灯る されど燻る 弥生の日かな　→　冬去りて 新たな季節 を灯せども灯せどもなお燻る弥生　＃短歌のレシピ

俵万智 @tawara_machi

@aiki620 夢の中夢が覚めても夢だとは夢にも思わぬ夢をみている　→　（このままでもいいかなと思いつつ、ちょっと下の句に変化を）→　夢の中で夢が覚めても夢だとは夢にも思わず　夢をみている　＃短歌のレシピ

俵万智 @tawara_machi

@nyololon　引退も引っ越しもある線路上ダイヤ改正前夜の哀愁　→　引退するアイツ　引っ越しするアイツ　ダイヤ改正前夜の線路　＃短歌のレシピ

俵万智 @tawara_machi

@tacsmkt やまざくら　わたしがここを発つときに　河辺を白く縁取るという　→　やまざくら　わたしがここを発つときに　河辺を白く縁取ってくれ　＃短歌のレシピ

俵万智 @tawara_machi

@third_nova 太陽のしたで愛されたからだをふるわせて泣く 地中に棲むまで　→　太陽のしたで愛され泣いている地中の記憶ふるわせながら　（蝉のことかと思って添削しましたが、見当違いだったら、すみません）　＃短歌のレシピ

俵万智 @tawara_machi

@Mark_Sechs ふと君を 朝寝をしようと 決めたから ホームに立とう 夕刻の駅 　→　朝寝していいと決めたら夕刻のホームに待とう君が来るまで　＃短歌のレシピ　（先ほどは、アシストありがとうございました）

俵万智 @tawara_machi

@Mark_Sechs ふと君と朝寝をしようと 決めたから ホームに立とう 夕刻の駅 　→　ふと君と朝寝をしようと 決めたから ホームに立とう真夜中の駅 （なぜホームに立つのかがわからなくて…とりあえずこんなふうにしてみました）

俵万智 @tawara_machi

@HemisphereAlice 明るさに 目を細める 薄着の身体 震わす風は 春のかおり　→　まぶしさに目を細めれば春の風薄着の身体を震わせてゆく　＃短歌のレシピ　（春のかおりまでは入れられなかったので、もう一首別につくってみることをおすすめします）

俵万智 @tawara_machi

@5_rockets 出すものを秘めてぐずりし子の腹をのの字のの字とひた撫でる夜　→　痛がりてぐずり続ける子の腹をのの字のの字とひた撫でる夜　＃短歌のレシピ

俵万智 @tawara_machi

@2sanka 寒空に 浮かぶ胞子は蘭々と 涙誘えど 行く末も無し 　→　寒空に行くあてもなく浮かびいる胞子を思う泣きたくなれば　＃短歌のレシピ