「クリムゾン・プロジェクト スペシャル・ゲスト:アングラガルド」2013年3月15日
- iwashiryo1
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[クリムゾン]アングラガルドさんの新作ジャケット図案の幕が掛かったステージには暗幕が降りていて、そのうちになにやらSEが鳴り始めた。SEというのか、ロバート・フリップがよくわからない機材で鳴らしていたあれ的なものが、それも大音量で。というかどんどん音量が上がっていく。
2013-03-16 23:01:08[クリムゾン]身体がビリビリ震える音量。キング・クリムゾンの曲だっけ。ぼくはキング・クリムゾンは好きだけど全部を何度も聴くと言うことはしていないこともあって曲名まではすぐ出てこないのだ。そもそも知らない曲も多いしな。耳が物理的に痛い音量の中、幕が上がる。拍手喝采、誰も立たず。
2013-03-16 23:09:53[クリムゾン]エイドリアン・ブリューは赤いシャツと帽子という格好でニコニコ愛想の良い笑顔と相まって大道芸人のようだ。ギター芸人。今回お目当てのジュリー・スリックは髪型から二の腕からパワフルでゴッド姉ちゃんである。そして麿赤兒がスティックを抱えていると思ったらトニー・レヴィン。
2013-03-16 23:13:36[クリムゾン]思えばトニー・レヴィンの生演奏を観るのはこれが初めてなのだった。気さくな感じが伝わってきて全然初めてという気がしない。人徳か。ともかく一曲目のこれは…んー、なんだっけ。わかんない。ブリューがギターを弓で弾く遊びをさっそく。いいぞもっとやれ。
2013-03-16 23:17:27[クリムゾン]やはりエイドリアン・ブリューはよい。ぼくは本当にこの人が好きだ。ふわふわ変てこで明るく楽しい曲を作って変な演奏して、頭のおかしい音楽ばっかりで、でも心底陽気で楽しそう。ガレージ感覚というのか、缶ビール片手に油まみれでクルマいじりしている様が目に浮かぶ素敵なおっさん。
2013-03-16 23:25:09[クリムゾン]変なんだけどやってる当人がすごく楽しんでいて聴いている方も楽しくて嬉しくて、高尚ぶらず深刻ぶらずカラっと乾いた感じがする…というのがジェントル・ジャイアントのようだ。フランク・ザッパのようでもある。そんなブリューがもういきなりのりのりである。
2013-03-16 23:28:42[クリムゾン]二曲目はDinosaur。 ブリューのボーカルもいいなー。のびのびとよく通る声だもの。ロバート・フリップがかつてインタビューで「彼はギターが達者で曲を作れて歌も上手い。なんの不満があるね」と言っていたっけ。このバンドでの他のメンバーとの呼吸もよく合っているみたいだ。
2013-03-16 23:37:49[クリムゾン]三曲目、イントロで大喝采。Elephant Talkですよ。お得意の象の鳴き声、待ってました。トニー・レヴィンが落ち着きないように見えるが機材トラブルか。なにがしかを片手にうろうろしている。6人とはいえ3人バンド×2なので引き締まった見事な呼吸である。
2013-03-16 23:55:13[クリムゾン]ここで簡単なMCになりブリューが自分とメンバーをざっと紹介。トニー・レヴィンに大きな拍手が起こる。その後に四曲目「レッド」。にこにこ楽しそうな「レッド」こそブリューの持ち味でとても好きだ。深刻さも暗さもなく、黒魔術どうこうもなし。ブリューというか全員楽しそう。
2013-03-17 04:30:44[クリムゾン]サンキューと言って始まった五曲目がこれはなんだっけ。八十年代以降なのだということはわかる。今回の公演はすっかり八十年代以降の新クリムゾン推しか。すぐ前に「レッド」をやったけど七十年代色がかけらもなかったしな。ぼくとしては大歓迎の方針ではある。
2013-03-17 04:53:23[クリムゾン]ブリューもスリックもひっこんで六曲目はStickmen構成というのか。これは「太陽と戦慄」だっけ? うん、わからん。演奏はとてもよいし好きだが肝腎の曲名がわからん。普段きちんと曲単位で聴いていない、聞き流していた弊害がこんな形で現れようとは。
2013-03-17 05:12:42[クリムゾン]power trio組が合流して次の七曲目もわからん。わからんばっかりだな。というかもはや何曲目なのかすら曖昧だ。一続きなのか別の曲になっているのかよくわかんなくてさー。とりあえず謎の七曲目ということにしておこう。CD予約しておいてよかったよ。復習必須だ。
2013-03-17 05:29:26[クリムゾン]八曲目。「フレイム・バイ・フレイム」これはわかった。ディシプリンはどれも明るくてハッピーだから好きだ。九曲目はリズム組主体。トニー&パットとジュリー&トビアスが交互に掛け合いというか。これはThrakからか。他が合流して十曲目は「Indiscipline」。長い。
2013-03-17 05:38:59[クリムゾン]あ、これで最後だったか。6人横一列になって前に出てきて手を振ってお辞儀。 最後なので流石に客席も立つ。 これだよこれ、最後になってようやく立つ (※ただし一階席に限る) のがプログレコンサート。退場してすぐさまアンコール手拍子。ずいぶん速くて追いつけないや。
2013-03-17 05:45:39[クリムゾン]戻ってきて始まったのがみんな大好き「Thela Hun Ginjeet」。ほんとに人気だね。だって楽しいもの。踊れる曲だ。ぼくは踊れないけど。これをやらないと終われない的な位置づけ。これをやったから終わり。きれいにまとまった。
2013-03-17 05:56:09[クリムゾン]綺麗にまとまったのだがなぜか「ワンモー!ワンモー!ワンモー!ワンモー!」と連呼し続ける声が後ろから飛んでくる。おいおいそういう流れじゃないだろう。近くにいなくてよかったよ。ブリューとかがはけていくときもずっと「ワンモー」叫んでたなその人は。勘弁してください。
2013-03-17 05:58:44[クリムゾン]それはそれとして。はける前にやっぱり全員並んでお辞儀。トニー・レヴィンが持ってるのは、あれはカメラですか。客席を撮っているのかな。そういうの初めて見た。ほんとに人柄がよさそうだこと。ジュリーさんもカメラですかね。ブリューには花束が渡されていた。楽しかった。
2013-03-17 06:07:29[クリムゾン]さてぞろぞろと退出する。ここまで書かなかったがpower trio組のドラマーであるトビアス・ラルフTobias Ralph氏のプレイがかっちり引き締まっていてとても好みだった。物販でDVDを売っていたので購入する。1500円はお得だ。
2013-03-17 06:17:31[クリムゾン]壁に「抽選会当選者」とか貼り紙がされているのに気が付いた。ああそういえばそんなのあったっけ。自分がもらった抽選券三枚のうち一枚の番号が入っていた。わーい当選だ。で、どこで? というかこのサイン会っていったいなんですか。
2013-03-17 06:19:47[クリムゾン]アングラガルドさんたちのサイン会が始まっている。んーと、これですかぼくが当選したのは。しかしこちらはグッズ購入者に全員サインっぽいから違うような。呼び込みが強烈だなあ。「サインさせてあげて! メンバーが喜ぶから!」。なにこの庶民派。親しみが湧くなあ。
2013-03-17 06:22:12[クリムゾン]やっぱり抽選券はアングラガルドさんとは違うな。アングラガルド売りさんに念のため「あの抽選結果ってなんですか」と聞いたら「それはクラブチッタさんのやつなので」。この棲み分けがよくわからない。そちらで聞いたら「始まる前にお呼びします」。帰らずに待とう。
2013-03-17 06:32:09[クリムゾン]「はじまりまーす」と声がかかった。ああ、やっぱりクリムゾン・プロジェクトのサイン会なんだ。ライブホールの通路というかロッカーが並んでいるところ(やっぱり通路か)で行われるのだ。「購入したグッズ一点のみにサインする、写真撮影はOK、一緒に撮影は不可」。
2013-03-17 06:37:47[クリムゾン]係員(?)女性の「握手もしますよ! 自分から手を出して! 手を出したら握手してくれるから!」懇切丁寧すなあ。でもってメンバー全員集合。ぼくはプログラムにサインしてもらうことにした。
2013-03-17 06:39:41[クリムゾン]ジュリー・スリック→エイドリアン・ブリュー→トニー・レヴィン→パット・マステロット→マーカス・ロイター→トビアス・ラルフ(敬称略)の順番に並んでいた。ジュリーさんに購入した『terroir』をアピールしようとしたが流れが分からずやめておいた。
2013-03-17 06:42:23[クリムゾン]ブリュー氏は「ナイスTシャツ!」と声を掛けてもらった。ふさふさやな。そういえば今回のTシャツを着ていたっけ。皆さんとても明るく気の良い人たちで力のこもった握手をしてもらえた。ぼくはサンキューサンキューとしか言えなかったけど。
2013-03-17 06:47:10