【牛虎】婿入りするよ【パロディ】

人間の虎鉄くんが神さまである牛尾さんに嫁入りする経緯妄想
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美少女 @nazu_poke

@8 牛虎妄想思い出した パロディ まだ子供の虎鉄くんは遊びに行った母親の田舎で神隠しにあう と言っても一週間で帰ってきたので、もちろん大騒ぎにはなったものの彼が大きくなった今は時々思い出したように語られるちょっと不思議な笑い話でしかない 虎鉄くんが17歳になったある日、10年ぶ

2013-03-23 02:33:53
美少女 @nazu_poke

@8 りに件の田舎に行くことになった 親や親戚には、また神隠しなんかにあうなよーとからかわれたり ちょっと煩わしいなとか思いつつも田舎の雰囲気自体は嫌いではなかったので文句も言わず田舎へGO 特に何事もなく過ごすんだけどさすがに暇になってきて、ちょっとそこらへんを歩いてこようと外

2013-03-23 02:34:01
美少女 @nazu_poke

@8 に出る ぼんやり歩いていると、気付いたらそこは山に少し入ったところで、足元の悪さに引き返そうとする しかしそこで自分を呼ぶ声がする 不気味に思った虎鉄くんは振り向かず一目散に駆け出し、母親の実家に駆け込む 誰もが様子のおかしい虎鉄くんを心配したが、本人が何も言わないので皆は

2013-03-23 02:34:08
美少女 @nazu_poke

@8 首を傾げるだけ それからは一人で外に出ることもなく、数日経って帰りの日を迎えるんだけどそれまでは平穏そのものだった天気が突然雲行きが怪しくなり、あっという間に嵐へと変わる 台風の予報なんてなかったのになあ、なんて言いながら嵐が収まるまでしばらく様子を見ることに 虎鉄くんはと

2013-03-23 02:34:13
美少女 @nazu_poke

@8 言えば数日前の呼び声を思い出して胸騒ぎを覚えて震えている 何か恐ろしいものに触れてしまったような気がして 結局その夜はとても帰ることなどできずにもう一泊することに その晩、虎鉄くんは夢を見る 顔を白い布で隠した、背が高く細身の人間が自分に跪き、手を握り、何かを乞う夢だ 相手

2013-03-23 02:34:19
美少女 @nazu_poke

@8 が男か女かは分からない ただ必死に何かを求めているようだった 朝起きてみるとあれは夢だったかと安心するが、ふと手を見るとあの夢の中の人が握ったままの指の形が跡になって残っていた これは黙ってはおれぬと虎鉄くんはとうとう母や親戚に夢のことを告げる すると、この土地に住んでいる

2013-03-23 02:34:24
美少女 @nazu_poke

@8 親戚のひとりがははあ、と合点がいったような顔でこう言った 「それはこの土地の神さんだな」 どうやら、自分は神に求婚されていたらしいと虎鉄くんは何やら拍子抜けしたような、気が抜けた心地がした てっきり悪霊だの怨霊だの、そっちのものだと思っていたものだから しかし、神ならば神で

2013-03-23 02:34:30
美少女 @nazu_poke

@8 どうしたものか? そして、この神というのがどうにもそれなりに神格の高い神だそうで、ますます虎鉄くんは混乱する そこからまたなんだかんだあり、結局虎鉄くんはこの土着の神に婿入りすることになる 母と共に、そっちの筋?の人に連れられ神社に挨拶に向かい、婿入りのためにしばし準備の期

2013-03-23 02:34:36
美少女 @nazu_poke

@8 間をとお願いしたり 虎鉄くんは一応まだ学生の身なので、お伺いを立てて一旦地元に帰り、婿入り準備や花婿修行?をしたりで卒業までの時間を過ごす 将来が決定されたため受験勉強の必要がなく、時間は曖昧に過ぎていった 級友には勉強の必要がないことを羨まれたり、婿入りの話を冗談だと思っ

2013-03-23 02:34:42
美少女 @nazu_poke

@8 たのか将来の心配をされたりしたが、虎鉄くん自身そこらへんのことは自分でもよく分かっていないのでうまく説明することもできず、一部の友人は虎鉄くんから離れていったり少しつらい時期も そうして迎えた卒業の日、卒業式が終わってすぐ、前日までに既にまとめていた荷物を車に詰め込み虎鉄く

2013-03-23 02:34:46
美少女 @nazu_poke

@8 んは慣れ親しんだ土地を去る 神に婿入りするとなっては、もう帰ることはかなわないだろうとおもったが、不思議と未練はなかった 婿入りのことが決まってからはずっとそんな気分がしていた、神の伴侶となることに不思議を感じることはあっても不安はまったくと言っていいほどなかったし、恐れる

2013-03-23 02:34:51
美少女 @nazu_poke

@8 こともなかった 車に揺られるうちに眠気を覚えた虎鉄くんはそれに逆らわず目を閉じる まぶたの裏で、あの日一度だけ夢で見たあの人、神が自分に何か言っている 相変わらず顔は見えないが、笑っているように思えた 田舎の家に着く頃にはあたりはすっかり暗くなっていた 今日中に全てを済ませ

2013-03-23 02:34:56
美少女 @nazu_poke

@8 るものと思っていたがどうやら違うらしい その日は身を清め、物足りない食事をとるだけで眠りについた 夢は見なかった 朝、まだ日も昇りきっていない時間に目が覚めた虎鉄くんはふらふらと、裸足のまま縁側から外に出る 気付くと、あの神のいる神社の方を見つめていた 物音に起きてきた家人

2013-03-23 02:35:01
美少女 @nazu_poke

@8 は慌てて「まだだ、まだだ、」と虎鉄くんを止める 家の中に戻され、汚れた足を清められながら虎鉄くんはまだ夢心地 そして朝早くから婿入りのための儀式が始まり、仰々しい着物など着せられて若干げんなりとしつつも、さかづきをほす段になって、まだ未成年なのに酒を飲んでもいいのかなんて思

2013-03-23 02:35:06
美少女 @nazu_poke

@8 ったり 儀式を終え、とうとう人間の世界に別れを告げる 母は涙を流し抱きついて名前を呼んだが、不思議と虎鉄くんは心を動かされるほどのものを感じなかった(この時点で彼は既に神の領域に足を踏み入れた存在) 白い着物に着替え神社の境内に新しく、虎鉄くん用に建造された建物に入り、正座

2013-03-23 02:35:11
美少女 @nazu_poke

@8 する虎鉄くん もうそこには彼以外に誰もいない そういえば、神なんて本当にいるのだろうか?もしかすると、自分はこのままここで一生を一人のまま過ごすことになるのだろうか?とここにきて初めて不安を覚える虎鉄くん 早くも薄暗くなり始めた部屋の中で彼は小さく震えながら目を閉じる 何秒

2013-03-23 02:35:16
美少女 @nazu_poke

@8 、何分が経っただろうか 虎鉄くんがもう眠ってしまおうかと思った瞬間、彼の座る、すぐ近くで衣擦れの音がした ついで、畳の上を擦るような足音 知らぬ間に誰かが部屋に入ってきたのだろうかと驚いた虎鉄くんは目を開き後ろに飛び退き、尻餅をつく 途端、笑い声が上がる 「ひどいなあ、化け

2013-03-23 02:35:23
美少女 @nazu_poke

@8 物にでも遭ったような顔をして」 目の前で笑っていたのは、あの日夢に出てきた通りの格好をした「男」だった 「えっと…オレ、てっきり…女神さんだと思ってたんですけDo…」「男神だと、何か不都合でもあったのかい?だが安心してくれ、神は本来人間のような確立された性別を持つ存在ではな

2013-03-23 02:35:29
美少女 @nazu_poke

@8 いよ」「そういう話でもないんですけDo…その、心構えというKa…」「まあ安心してくれ、幸い、僕らには距離を詰める時間など、掃いて捨てるほどあるんだから」 つまり長々と何が言いたかったかっていうと虎鉄くんを婿にもらうホモ神牛尾さん妄想をしたっていう

2013-03-23 02:35:33
美少女 @nazu_poke

このあと彼らは時間をかけて生活面精神面でのすり合わせを行いじわじわと夫婦になっていくわけですよ…そして神隠しの件は言及し忘れたけど幼い頃、虎鉄くんがまだ神と変わらない存在であった時代に牛尾さん(虎鉄くんかわいすぎてうっかり攫った)と結婚の約束をしていたというありきたりなアレ

2013-03-23 02:40:37
美少女 @nazu_poke

牛虎の虎の部分しか妄想しきれなかったけどこのあとはただ水入らず状態の二人(牛尾さんからしたら長年恋焦がれた相手、虎鉄くんからはほぼ初対面)がじわじわいちゃいちゃしてくだけの少女漫画だから練る必要ないよねーって はあ…神と神の婿の牛虎ください…

2013-03-23 02:42:42
美少女 @nazu_poke

かけるものなら漫画でかきたい…婿入り牛虎…文庫サイズのちょっと昔の少女漫画風のイメージでかきたい…後半部はすこし事件とかありつつ基本いちゃいちゃみたいな…はあ…

2013-03-23 03:19:33
美少女 @nazu_poke

気持ち的にはあれだよね、今市子さんくらいさっぱりした絵柄で淡々と進めていく感じのイメージ…

2013-03-23 03:24:06