丸山天寿先生の「私の好きな筋書きのある野球映画・実写編」

丸山天寿 @tenjumaruyama

さて、日曜日のお遊び。選抜高校野球が始まった。(今回は福岡県勢が出ていないので少し寂しい)野球は筋書きのないドラマだと言われる。だが、筋書きがあっても野球は面白い。そこで本日のお題「私の好きな筋書きのある野球映画・実写編」全ての叱責、異論、追加を認めます。文中敬称略→

丸山天寿 @tenjumaruyama

「一刀斎は背番号6」－後楽園球場で素人参加のホームラン競争が行われ、西鉄ライオンズのエース稲尾からホームランを打つ男が現れる。羽二重の紋付に白木綿の袴をはいた男、「一刀斎」。稲尾、中西、田宮、榎本などの往年の名選手が出演する痛快な娯楽作品。ちと古いが今見ても面白い。→

丸山天寿 @tenjumaruyama

「ドカベン」ー１９９７年東映映画。この映画はキャストが凄い。主役の橋本三智弘は風貌体格は漫画に生き移し。永島敏行(長島徹)、マッハ文朱(夏川夏子)、高品正弘(岩鬼正美)までは、まぁ妥当な所だが、川谷拓三氏が殿馬一人を演じているのには驚いた。ちなみに水島新司も徳川監督役で出演→

丸山天寿 @tenjumaruyama

「野球狂の歌」－水原役の木之内みどりが、ただただ可愛い。それだけで充分に見る価値がある。入浴シーンもあるし。小池朝雄の岩田鉄五郎もしぶいし、藤岡重慶も様になっている。野村克也も水原と対戦する本人役で登場。助演の水原勇気(こちらは芸名)も可愛かったが、どうしておられるのか→

丸山天寿 @tenjumaruyama

「ミスターベースボール」－ニューヨークヤンキースの強打者だったジャックは日本の中日ドラゴンスにトレードされる。しばらくはメジャーへの未練や日本文化になじめないが次第にチームに溶け込んで行く。この映画の見どころは高倉健。寡黙だが熱い闘志を持つ監督役を演じる。これだけで二重丸映画。→

丸山天寿 @tenjumaruyama

「プリティーリーグ」ー１９４３年に創設された全米女子プロ野球リーグが題材。世界大戦中、女性差別が激しかった時代に奮闘する女性プレーヤーの姿を描く。大根役者と陰口を叩かれることもあるマドンナが出ている(可愛いから許す)。その危なっかしい演技をカバーするトム・ハンクスが素晴らしい。→

丸山天寿 @tenjumaruyama

「ガッツジュン」－テレビドラマ。原作は漫画。当初は「レインボーボール」等を駆使する魔球特撮番組だったが(これ自体に無理があるのだが、その勇気はたたえられて良い)、やがて仲間や家族との人間ドラマに重点が移った。そのせいか中途半端な終わり方をした。最後まで特撮で行けば良かったのに。→

丸山天寿 @tenjumaruyama

「ダイナマイトドンドン」－抗争を民主的に解決しようと開かれるヤクザたちの野球大会の模様を描いたコメディー。舞台は北九州小倉。ヤクザならではの必殺技(小指のない手で投げる魔球等)を繰り出し負傷者続出の白熱した試合になる。菅原文太、北大路欣也、岸田森、宮下順子他豪華キャスト。必見→

丸山天寿 @tenjumaruyama

野球には様々な楽しみ方がある。ひいきチームの勝ち負け。白熱した試合展開。随所に見られる豪打、好打、堅実な守備。だが、一番の魅力はスター選手が見せる華麗なプレイ。私は野球選手はファンの前でプレーしてナンボと思う。海の向こうで力や技の見せ所のない選手たちよ、戻っておいで。了