しかし『テルマエ・ロマエ』は毎度風呂で溺れてタイムスリップするのだけど、僕が子供の頃に近隣の小学校のプールで排水口に絡め取られて児童が亡くなる事件がありまして、その話がトラウマになっているので溺れるシーンは正直ちょっと怖いのです…。
2013-02-19 23:36:11劇場版『テルマエ・ロマエ』では、ラストの方で逆にローマ側にタイムスリップした日本人のおじちゃんたちが兵士の養生施設を作るシーンが好きでした。なんだかんだ別種の技術と知識を使って人の役に立つ活動をする、という様式自体はわりと好きなのです。
2013-02-19 23:40:31おざわゆき『凍りの掌』で描かれた、シベリア抑留時代に作られた建物がロシア人に評価されて今でも使われている、という話なんかも同様に好きです。これ「日本人の美徳」だとかそんな話に回収したいのではなくて、異文化というか異技術が役に立つことにグッと来るというかね。
2013-02-19 23:42:56@kusare_gedou アリダイオスに作ってあげた馬車の玩具なんかもかわいいなぁとは思うのですが、ボアの村での戦術とか、やはり戦争側にその叡智を使うようになるんだろうなぁと思っています。いや、娯楽漫画に「戦争はいかん」的な価値観をそこまで持ち込むつもりは僕はないんですが。
2013-02-19 23:57:29『すーちゃん まいちゃん さわ子さん』は観に行きます。http://t.co/5YTnckTC予告編にキスシーンとかあってうへぇ要らないよとは思いつつ、しかしあの浅はかな男が診断書を求めてくるシーンも入っているようなので(ここの反撃が僕のメイン)、ちょっと期待はしてしまう。
2013-02-20 00:11:27変に「盛り上がり」や「正しさの勝利」を意識しすぎない映画だといいんだけどなー。例えば『桐島、部活やめるってよ』なんかは(終盤の映画部の妄想暴走はともかく)抑制が効いていたと思うのでそれくらいであれば。
2013-02-20 00:15:31全力で肯定を主張することももちろん必要だけれど、ここ最近の僕は、ただ単に何の問題もなくその生活があることそのものを描くことでの肯定の方も求めていまして。その一つが何度も言っているけど山川あいじ『やじろべえ』だと思うのですよ。なんだか抽象的だけど。
2013-02-20 00:22:03瀬川藤子『VIVO!』全3巻。特殊な先生の教育漫画、として読むと、ナカムラ先生(正確には仲村渠)の行動は「痛快」ではあるのかもしれないが、あまり「正しい」とは思えなくて、好きではなかったりする。『GTO』でも読めばいいやん、とさえ思ってしまう。教育漫画では、おそらくない。
2013-02-20 22:11:29けれど、『VIVO!』が最終的にギリギリのところで悪くないなと思えるのは、ナカムラの本当に突き放したところや、やる気のない性格が確かに一貫していて、それが「正しい」というではないけれど、もうそういう人なんだ、という方向で読むことができるから。
2013-02-20 22:13:20別に大事件を使わなくていい、優秀ではなくてもいい、変わっていてもいい、それを大文字で肯定するわけでは決してなくても(ナカムラの行動を積極的に肯定するのは無しだと思う)、しかしただそのように生きる、そのことが描かれていると思えば、『VIVO!』は悪くはない漫画。
2013-02-20 22:15:09単なる普通とは違った先生による「痛快な行動」を楽しむのであれば、『GTO』、「痛快な皮肉」を楽しむのであれば『さよなら絶望先生』でいいんだけれど。『VIVO!』は、その辺のわざとらしさに、ギリギリで浸りながらも抜けているとも読める。
2013-02-20 22:17:38逆に、日生マユ『放課後カルテ』の場合は、『VIVO!』と極めて近いのだが、微妙に牧野(学校医)の行動を肯定的に描いているように思える。その医師としての能力を使って問題を解決してしまうからだ。それは確かに「痛快」ではあってカタルシスがあるのだけれど、しかしそれでいいのか、とも思う。
2013-02-20 22:23:42『放課後カルテ』は確かに医者の手法で問題を解決していくのだけれど、これそろそろパターン化してきて、だんだんコナンのような「こいつがいると事件が起こる」状態になってきている感がある。そりゃ事件(症状)がなければ物語は動かないんだけどさ…。
2013-02-20 22:26:52紙屋高雪さんも言及している通り、武富健治『鈴木先生』は教員側にも良くも悪くも人間的な悩みや迷いがあって斬新でいい教育漫画だとは思うのだけれど、終盤で異様なほど鈴木先生信仰に満たされた「完璧なクラス」ができあがっていて、そこはちょっと金八臭さがあってどうかと思ったなぁ。
2013-02-20 22:31:34まぁ作者の理想そのものもまた描きたかったのかもしれないけれど、中学校でクラス全員が『ひかりごけ』を理解するして演じるとか、そんなん可能なのか…? とは思った。
2013-02-20 22:34:49『鈴木先生』で描かれる「猥雑さ」(思わず出てしまう性的な感覚)は、確かな気持ち悪さもあり、しかし同様に確かにそう思ってしまうときもある(でも気持ち悪い)、その両方を描けていたとは思う。どちらに共感するかは、それぞれだとは思うけれど。
2013-02-20 22:37:09誰が正しいというのではない(しかし確実に間違っているものは指摘する)、「ブレ」そのものがあるからこそ、『鈴木先生』は僕も評価したいのだけれど、そう考えるとやはり終盤の「正しさ」全開状態がしっくりこないのよなぁ。
2013-02-20 22:40:27この間シュウイシカワさんと飲んだときに、『放課後カルテ』の話題になった瞬間に「まぁ『VIVO!』ですよね」と仰っていて、その瞬間の通じ合える教養って素敵だなと思いました。なんかこれだと僕が教養ある人みたいな言い方だけど、もうちょっとゆるめの「共通の話題」があることがね。
2013-02-20 23:20:44冬川智子がやばい、って話をしようと思ったけどそんなんもうみんなとっくに知ってるよとかやばいってどんだけボキャブラリー少ないんだよとか無駄な自己ツッコミが入った。
2013-02-20 23:30:11冬川智子『水曜日』。モテ系ではない女子高生の多大な自意識そのものを描く、という意味では『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』ともやや類似するものの、『私モテ』のようなネタ的な「笑いもの」にする感覚ではなく読めるしかなり違う。http://t.co/MbObLUSp
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