読んだ漫画まとめ（備忘録）＠スパルタ 2013年2～4月

スパルタ @sparta_cc

「正しい」解決方法を咄嗟にできる人なんてそうそういませんよ。

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「何をサラリーマンみたいなことを言っとるんだ！」 「サラリーマンなの俺は！」 （ゆうきまさみ『機動警察パトレイバー』）

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「確かに…金銭を扱うことは罪なことかもしれません。 しかし金銭が人間を堕落させるだけだとは私は思いません。何故なら金銭から生まれるものが欲望だけを満たすとは限らないからです。 より多くの金銭を得るために人間は努力向上する――その結果生み出された物は世の人間に多大な感銘を与える」

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「美しい絵画、彫刻、精巧な調度品。それらを目にした時、人々は圧倒され、涙することさえあるのです。 この世の多くの人間は文字を読めない。それでも彼らは聖堂に描かれた主の崇高な似姿に心洗われ、主と共に歩まれた聖人達の絵物語に深い感動を覚えるのです」

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それは至高の美というものを目で知ることが出来るから、素晴らしい物を素晴らしいと感じる心を神から与えられているからに他ならないのだから――。 このとおり私は美しくない……。神は私には美しさを与えてくれなかった……」

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「だがそんな私に美しいものを美しいと感じ、それを愛でる心を与えてくださった。だからこそ美しいものに出会うと心躍る。感激し豊かな気持ちになる……」

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「これは神が人間に、地を這うだけが人の生き方ではないということを教えてくださっているのではないかと思うのです。そういった心を養うことを神は決して罪とは仰らないはずです」 （惣領冬実『チェーザレ』10巻）

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ここのジョヴァンニは素敵。かわいい。ぷにぷにしたい。

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「だって私バンド入ってなかったら……2人に会ってなかったら、こんな事絶対言ってなかったよ。自分のやりたい事すら分からなかったんだよ。全部2人のおかげなの。だから、どうもありがとう！　私、2人に会えて、本当によかった」 （渡辺カナ『マシカク・ロック』） ここの笑顔はとても素敵。

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渡辺カナ『マシカク・ロック』。渡辺カナがいいなぁと思えるのは、ノリと戸惑いと笑顔をメインで描いてくれるからなのです。「切なさ」もあるけれど、それよりも明るさの方が上手いのでその方向で続けて欲しいなと。あと男がわりとまともなのもいい。http://t.co/XmeCQzSpLD

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様々なところで、男女ともに照れたり不器用だったり失敗したりはするもので、それ自体はいいんです。ただ、そこに「優しさ」がない男を「カッコいい」ような描き方をする少女漫画はあまり好きじゃない、という繰り言。

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相手となる女の子を下に見るような目線なしの素直な笑顔をきちんと描いてくれる少女漫画ってマーガレットコミックスですら多くはなかったりして、それはそれで驚くのです。『君に届け』は風早のヘタレ感は置いといてもずっとマシですよ。『アオハライド』の洸にそんなシーンあっただろうか、という。

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渡辺カナは「素直さ」をとても上手く描いていて、なんかそんな古臭い道徳みたいなこと言ってるんじゃないよと自分でも思うけれど、でも、それがまた新しく思えたりするんですよね…。

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『俺物語!!』の猛男の「誠実さ」なんかもそうなんだけどね。単純に実直で誠実であること、それが新しいってどういうことなんでしょうね。気持ちは、よくわかるんですけどね…。僕もたいがい歪んでるしね…。

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水野美波『新聞部の小松さん』。水野美波は現代のマーガレットコミックスの範囲で絵が上手いし、女の子もとてもかわいいのだけれど、男がどうにも上から目線満載で残念極まりないのよな…。葵くんは確かに笑顔が溢れているけど、絶対ｺﾚｼﾞｬﾅｲ感。http://t.co/nrApTtdGN6

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『新聞部の小松さん』の葵くんは、「こういうのがカッコいい男だろ、惚れろよｵﾗｯ!」と提出された、それっぽいものを足しあわせたアンドロイドにしか見えませんよ…。

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「こういうのがカッコいい男だろ、惚れろよｵﾗｯ!」感に関しては、別マの中では『オオカミ少女と黒王子』が一番だと思うけど。

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『黒執事』の『水戸黄門』感。対象となる層が好きなものを好きなように出しているような。（実写化は存じ上げませんが）

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森下suu『日々蝶々』3巻。主人公のキャラクターとはいえ、これは、喋らなさすぎじゃないかな…。少女漫画を読む知人は「喋らないからこそ絵によって気持ちが伝わるんだよ！」と言っていたけど、これは、単にもどかしいのです、僕には。http://t.co/89y7iIMx0I

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『日々蝶々』は、超美少女設定の主人公であるすいれんじゃなくて、あやちゃん（黒髪ショートカットのすいれんの友達）のやる気のない目が最大の見所ですよ！

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『ヒロイン失格』7巻以降のアマゾンレビューの評価がかなり悪化していて、まぁ、気持ちがわからなくはないけど、そういう漫画なんだしさ…と思うなど。なんだかんだで僕は好きですし、少女漫画の枠を切り裂いた漫画の一つだと思うのだけれどもね…。http://t.co/eo9WmHwfav

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森下suu『まだ天の川にいけない』。どちらかと言えば肯定的な普通の少女漫画、ですね…。何の特殊性もないけど、それはそれで悪くないという、新人の短篇集そのもの。決して悪い意味ではないです。http://t.co/uXU707gRFM

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新人作家の短編少女漫画をどう売るかというのは難しいところなんだろうなと思う次第であります。出版関係者では全然ないので詳しいわけでもなんでもないですが。

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でも短篇集が出せない状況には、なってほしくないと思うのです…。