第4回東北セミボラ(セミナーの部) 実況Twitterまとめ
藤井「会場に着いてからちょっと出たり入ったりしてたんですが、さっきの最後のジャンケンには参加できました。負けちゃいましたけど。」 #webken
2013-04-05 16:12:31藤井「ちょっとWebとは畑違いなのですが、よろしくお願いします。代替現実と呼んでいるものについてのお話をします」 #webken
2013-04-05 16:13:09藤井「東北大学出て、最初は眼科医をやっていました。眼科の研究をしていたが、面白くなくてやめようと教授に言ったら、何をしたいのかというので脳に興味があると答えたら、その方面で博士号をとることに。そのあとMITでポスドクを6年やり、戻ってきて理研にます」 #webken
2013-04-05 16:15:18藤井「研究分野は大きく三つ。Social Brainsと、Brain Machine Interface、Substitional Reality。一見離れている分野に見えるが僕の中では密接につながっている」 #webken
2013-04-05 16:16:29藤井「私たちはモニタを見て生きている。さまざまなスクリーンを見ている。というより人間はスクリーンばかりを見ている。」 #webken
2013-04-05 16:17:32藤井「僕はこれにフラストレーションがとてもあった。かつてTronという映画があり、この映画では、仮想的なものと現実のものとの境を取っ払ったということをやってくれた」 #webken
2013-04-05 16:18:14TRONの一部を再生中 ( #webken live at http://t.co/X1gQdPu2lU)
2013-04-05 16:19:46藤井「これは82年ですからもう30年経ってるわけです。僕は高校生でしたが、こういう世界はいつかやってくると思っていたが、一向にやってこない。このほかにもNeuromancerとか攻殻機動隊とかアバターとかパプリカみたいに、話自体はたくさんある」 #webken
2013-04-05 16:21:49藤井「話としてはたくさんあるが、現実の技術ではどうかというと、とても心もとない。VR研究とかの分野はあまりうまくいってない。しかし1968年の時点でHMDを使って映像との合成を実現したりしているが、しかしそれ以上進んでいない」 #webken
2013-04-05 16:23:09藤井「VRやARの研究でも、臨場感はだいぶ出てきているが、現実視できない。リアリティがない。いくらプロジェクションしても、それは現実ではないということが認識できてしまっている。」 #webken
2013-04-05 16:24:33藤井「研究者は解像度の問題だといっている。物凄い金をかけてる施設でも、壁一面にモニタを貼って映像を出している。現実感がない。本来その場(映像の中の世界:宇宙とか)にいったら息が出来ないとかなんだけども、そんなことにはならない。最初から現実でないとわかっているから」 #webken
2013-04-05 16:26:03藤井「SRではHMDを通して目の前にあるものを見る。これは目の前にあるから現実であり、現実であることに疑いが無い。それと同時に、あらかじめ頭の高さにパノラマカメラを置いて映像を撮っている(過去映像)。これを使って、現在映像と過去映像を切り替えてやる」 #webken
2013-04-05 16:27:45藤井「こうすると、被験者には過去と現実の区別ができない。説明すると簡単なのだが、これが非常にうまく効く。」 #webken
2013-04-05 16:28:17藤井「実験してみると、HMDをかぶせた状態で椅子に座らせておく。隣の部屋から研究者が顔を出して、マスクきつくないですか?と聞く(過去映像) するとまったく気づかずに、大丈夫ですとか答える」 #webken
2013-04-05 16:29:38藤井「そのあと、さっき部屋に入ってきた自分の映像を出す。ドッペンゲルガーの状況を作ってしまう。ものすごくびっくりする。」 #webken
2013-04-05 16:30:13藤井「何か操られているということに気づく。通常の手品とかなら、そのあとはもう疑ってかかってしまうものだがSRは違う。そのあと、研究者が来て、どうしましたか?と聞く(過去映像)。いやーびっくりしましたと答えてしまう」 #webken
2013-04-05 16:31:20藤井「さらに研究者が出てきて、今のは過去映像ですよというと、ええとびっくりする。しかしそれも過去映像。過去から過去へ行き、騙しに騙しを重ねることができる」 #webken
2013-04-05 16:32:23藤井「過去と現在をうまく切り替えると、完全にミックスできる。自分がどちらを見ているのかわからない」 #webken
2013-04-05 16:33:44藤井「触れてみないと区別がつかない。我々の現実世界には、現実の映像に対して "Live" というタグはついていない。Liveを証明するものはない(触れない限りわからない)。我々の脳が解釈する映像とはその程度のもの。」 #webken
2013-04-05 16:35:24藤井「VRとの大きな違いはそこだ。SRは最初に信じた映像のことを現実だと思っている状態で始まるので、その後区別することができない」 #webken
2013-04-05 16:36:11藤井「不安になるとどうするかというと、自分の手を見る。ちなみに僕は猿の脳の研究もしているが、猿にHMDをつけてSRをやらせると、猿も自分の手を見るのだ。自分の手を見る猿などふつうはいない。しかし不安になると手を見る。そういう点では人も猿と同じだということだ」 #webken
2013-04-05 16:37:22藤井「過去映像を流している時に自分の手が見えないとばれてしまうが、クロマキーでマスクすれば良い。これはもう実装してある。」 #webken
2013-04-05 16:38:07