WEBと紙の違いについて

Nojima Kohei @BokuNojiman

①自分の感覚では企業や商品のプロモーションにおいて「雑誌」とタイアップしてプロモーションをするという企画はけっこうよく出てくるし、クライアントの引きも強い。しかし、WEB媒体とタイアップという提案はあんまりしないし、見ない。（クックパッドや食べログ＠コスメみたいな参加型は別）（続

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②誌面タイアップは、雑誌の名前だけで誰にどんなことを伝えるタイアップ企画なのかのということがクライアントに明確に説明できるし、先方にもすぐ伝わる。でもWEB媒体とのタイアップは媒体の知名度云々もあると思うけど、ピンと来ないことが多い（続

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③その理由は信頼感の違いだと思う。WEBはちょっと知識さえあれば誰でも無料で発信ができるという、ハードルが低いメディア。一方紙メディアはそれなりのコストとリスクと手間をかけなければ世に出せない。誤植があっても直せない。紙はWEBに比べてハードルが非常に高いメディアだと感じる。（続

Nojima Kohei @BokuNojiman

④つまり玉石混交のWEBとは違い、紙媒体は「広告主を獲得し、数多のハードルを乗り越えた良質なメディア」という社会通念というか神話みたいなのが存在しているんじゃないかと。導入部の信頼感がWEBとは全然違う。どのサイトがとかどの雑誌がという話ではなくメディア全体の性質の違い。（続

Nojima Kohei @BokuNojiman

⑤同じ記事を読み返す頻度も雑誌とWEBでは全然違う。浅くても早く、広くリーチしたいならWEB＋SNS。狭く、深く、何度もコミュニケーションを取りたいなら雑誌っていう使い方の住み分けはそこそこ信じている。もちろん、それが全ての媒体に言えるかというとまた別の話だけど。（続

Nojima Kohei @BokuNojiman

⑥ということで全ての紙媒体がWEBに変わることはないと思う。ただ「音楽誌」とタイアップして何かをするという企画があがることはこれまでも皆無であった。一般企業の広告媒体として音楽雑誌は魅力がないんだろうなと思う。（続

Nojima Kohei @BokuNojiman

⑦それはきっと音楽メディアのユーザーは「音楽が好きな人」だけで括られているからであって、広告主は音楽関係にとどまってしまうということにも繋がる。それは必然なんだけど、それだけではこの業界にプラスにはならないし、ジャーナリズムとしての機能は低下すると思う。（続

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⑧とある人が「金儲けのための音楽メディアなんてクソだ」と言っていた。それは音楽のためにある音楽メディアがアーティストやレコード会社から広告費をもい、宣伝することで成り立っている今の状況のことを言っている。（続

Nojima Kohei @BokuNojiman

⑨自分も音楽からお金を貰う仕事はやりたくないと思っている。それでは純粋に音楽のためにしているとは言えないから。でも慈善事業では続かない。目的は果たせない。だからどうやったら外から音楽業界（っていうかアーティスト）にお金を届けられるかということを考えていきたいと思っている。（続

Nojima Kohei @BokuNojiman

⑩タイアップやスポンサーつけると「魂を売った」だとか「金に走った」とかネガティブな意見も散見されるけど、結果的に「企業が金を出す価値を見出しているか」ということは過酷な生存競争の中でとても大切な要因だと思う。その上で媒体やアーティストが主導権を握るということが最も理想。（続

Nojima Kohei @BokuNojiman

⑪サカナクションのタイアップはその好例だと思う。利用されつつ、バンドの戦略に利用するみたいな。最近は雑誌や音楽に限らず「タイアップや協賛、媒体としての価値」というものをちゃんと意識したものには生命力があるなぁと感じています。（続

Nojima Kohei @BokuNojiman

⑫以上。思考が整理できてかなりスッキリしました。連投、乱文失礼しました。（終わり