早野先生からのお知らせ
福島県の食品由来の内部被ばくが,チェルノブイリ事故で知られている土壌汚染と内部被ばくの相関から予想されるよりも大幅に低いことを示す論文を坪倉先生,宮崎先生とともに書きました.本日日本学士院の英文査読付き論文として公開されました→ http://t.co/qCmBoNod10
2013-04-11 05:15:50↓ 福島県の食品由来の内部被ばくが低いことを30000人規模のホールボディーカウンター検査結果から明確に示した早野坪倉宮崎論文です http://t.co/qCmBoNod10 日本語抄訳をこちらにて公開 → http://t.co/7OCOXt1rOj
2013-04-11 05:18:28日本語抄訳PDFを読むためには
リンクはこちら↓
http://t.co/airlVxhtqD
Googleドキュメントなので読むためには(たぶん)アカウント必要。
ダウンロード方法:左上の「↓」をクリックするとPDFでダウンロード可能。
日本語抄訳を要約
※思いつきではじめたので、言葉足らずかも。
チェルノブイリ事故の移行係数の話↓
UNSCEAR1988 報告によれば、ヨーロッパ成人の平均的な預託実効線量の係数は20、つまり『土壌汚染 1 kBq/m2 → 内部被ばく 20 μSv/年』。今回の福島市などの100 kBq/m2 の地域では事故後最初の一年間の経口摂取被曝量は平均で 2 mSv/年 と予想。
2013-04-11 08:15:43しかし測定結果は予測に反して低かった。福島県が2011 年 6 月から始めた WBC 測定。 10万人以上の住民を WBC で計測し受診者の99.9% がセシウム 134、137 両方の預託実効線量を足しても 1 mSv に届かず http://t.co/onFT1VMsqy
2013-04-11 08:20:051)ひらた中央病院でのWBC検査の話
※これは「率先して検査を受けた人」が対象なのでサンプリングバイアス(対象の偏り)が存在すると見られる。
後述する、三春町のの検査は小中学生対象95%を計測してるのでサンプリングバイアスがないデータ。
ひらた中央病院でセシウム137が最多の4名(高齢の方)は未検査の天然キノコや猪、川魚を日常的に摂取。また汚染食材の摂取を控えることで生物学的半減期に沿ったセシウム量の現象が確認済み。 http://t.co/nnEqSnclpt
2013-04-11 08:25:07※最も高い方であっても、その実効線量は約 1mSv/年程度であり、前述のチェルノブイリ事故後の係数を用いた予測値よりも低い。
2013-04-11 08:25:38ただし、この、ひらた中央病院におけるWBC検査は「十分に食材に注意を 払った住民の、自主的な要望による WBC 検査」という、強いサンプリングバイアスによって得ら れている可能性は否定できない。
2013-04-11 08:27:01ひらた中央病院における WBC検査:FASTSCAN による 2 分間測定■検出限界 300 Bq/全身(セシウム 134、137 ともに)■2011年10月17日∼2012年11月30日の期間に総数32,811人■福島県民が 73 %、茨城県民が 23 %
2013-04-11 08:28:402)三春町によるWBC検査 町内の小中学生の95%を計測
三春町における WBC 検査 –サンプリングバイアスのない検査による結果:ひらた中央病院では、三春町の小中学生ほぼ全員を対象に、これまで 2 回の WBC 検査を行っ ている。これは、検査対象に行動や食習慣の偏りのほとんどない、サンプリングバイアスフリーな データセットといえる。
2013-04-11 08:29:50検査を受けるべき対象全体の 95 % をカバーするという、サンプリングバイアスがない状況で内部被曝が非常に抑えられたことがわかる。図:三春町の小中学生のホールボディーカウンター検査結果 http://t.co/yn1wkgGcu8
2013-04-11 08:33:22第1回2011年冬の測定でCs137検出者のうち2012年秋も再受診した40人の体内セシウム量のグラフ。第2回では全員検出下限値以下。(54人の中の14人は卒業して二回目受診しなかった) http://t.co/9sebDTQrzg
2013-04-11 08:39:28まとめ:チェルノブイリ事故後、同等の土壌汚染からの内部被曝移行があると仮定した予測、数mSv/年の予想より極めて低い内部被曝量ということが示された。特に三春町の調査では小中学生95%対象であるためサンプリングバイアスの無い内部被曝評価である。
2013-04-11 08:42:45これらのデータは福島県の一部が対象だが県内の他のデータと概ね一致する。また日常食からのセシウム摂取が低いという他のいくつかの陰膳調査とも一致。いずれにせよ食品の検査・スクリーニングおよび WBC検査は、福島県において継続される必要がある。
2013-04-11 08:46:30自分のサイトの記事
記事追加しました。- 福島の内部被ばく調査についての論文 2013.4.11 「99%の人が不検出」検出された1%も平均10Bq/kg http://t.co/V6sl6nsnxN
2013-04-11 08:05:06