- kikua_akbot
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本当は、と告げて医者は口を閉ざした。閉ざしたというよりその近くにいた別の白衣の男に視線で言葉を遮られたのだ。これ以上、教えられることはない、そういう事なのだろう。簡単に、今後の説明を聞いて腰を上げた。帰ろう、と隣に座る彼に声を掛けると彼はきょとんとしながらオレを見た。
2015-03-01 10:37:43「帰る?どうして?別々の場所に住んでいるのに」 一番最初に、彼の記憶からオレの存在が消えた。 幸福失調症。この病気は患者の嬉しかった、楽しかった、幸せだった記憶から消えていく。大切な存在から失っていく。一番最初に彼の世界に居られなくなったという事実。それが、嬉しくて苦しい。
2015-03-01 10:40:16永久凍土で君と永眠
えいえんを夢みていた。 いつまでもこんな時間が続くと願っていた。 きっと終わりを告げると、本当は分かっていたから。 ゆめのような時間は、永遠にゆめのまま。 うつろう季節が終わりの鐘を鳴らす。
2015-11-02 00:26:28@kikua_akbot とうとうこの時が来てしまったね、だなんて うつむいたまま、キミは呟く。 どうかお幸せに、と答える声は震えていた。 できることなら笑顔で終焉をと、あれだけ練習したにも関わらず。 きらいだから終えるのではなく、愛しているから終えるのだからと。
2015-11-02 00:26:49@kikua_akbot みらいの僕等はきっと寄り添ってなどいられない。 とりかえしがつかなくなる前に、自分たちで終わらせようと えらんだ未来はきっと正しい。 いま一度(ひとたび)の永遠を味わい、 民衆娯楽、恋愛悲劇の幕がおりた。
2015-11-02 00:28:01@kikua_akbot 冬が来るたび思い出す。何度だって報われない恋を描くよ。 さあ、今年の冬はどんな二人の姿を願おうか。 永久凍土で君と永眠。
2015-11-02 00:29:31赤黒を妄想するきくあbot
※なお、当ボットのお題はフリー素材ですのでご自由にお使いください。なお、当ボットのお題を利用しネタ被りが生じた際の責任は負えませんのであらかじめご了承下さい。
2014-09-14 01:41:54【人魚姫は愛の歌を詠わない】赤司君に軟禁される黒子君。赤司君からの愛情漬けにされる黒子君はある夜の情事の最中にこんな言葉を口にする。「キミを愛することに疲れてしまったので、どうか、いっそ、殺してください」
2014-09-14 01:32:38【棋士と愛猫の気怠げな日々】若くしてプロの棋士として息をするようになった赤司君と新人作家の黒子君。赤司君がお休みの日、黒子君が話に詰まると詰将棋を嗜む赤司君の後ろから抱き付き「構ってください」と懇願する。そんな、緩やかでちょっぴりえっちなお話。
2014-09-14 01:35:54【烙印】和風のお屋敷でひっそりと暮らす赤司君と黒子君。赤司君は黒子君に自分で選んだ着物を着せては脱がせる日々。黒子君がソファーで読書をしていれば後ろから抱きしめ、そっと胸元をはだけさせ、白い肩に噛み付く。そんな噛み癖のある赤司君と鬱血痕より歯型の痕のが多い黒子君のお話。
2014-09-14 01:40:37△死ネタ注意
オレ司君の忘れ形見の僕司君が、過去に吹っ飛ばされてテッちゃんとお父さん(=オレ司君)が出来なかった恋をする話ってどこかに転がってませんか?
2014-03-18 12:57:38【死ネタ注意】オレ司君とテッちゃんは大学生まで付き合ってて、大学卒業と共に別れる。大学卒業してすぐにオレ司君はお見合い結婚したとテッちゃんの元に連絡が入る。それから1、2年後オレ司君の奥さんが妊娠するんだけど、子供が生まれる前にオレ司君は死んじゃう。→
2014-03-18 13:02:39【死ネタ注意】奥さんはオレ司君の名前を自分の子供(=僕司君)につけて育てる。僕司君が中学生になった頃から夢をみるようになる。僕司君15歳くらいの時にオレ司君が死んだ直後くらいに飛ばされて、お父さんがやりたくても出来なかった「テッちゃんと恋をする」ことを成し遂げる話。
2014-03-18 13:10:51