論理ゲームのゲーム・ルール
- _heathworld_
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ああ、なるほどなぁ。「仮説より始めよ!」とはこういう思考パターンを得るためなんだな。って、古賀さんにはブロックを解除してほしいと本気で願っております。。orz RT @yokichi: MBAとはどういう教育なのか - 愛の日記 http://t.co/OE85U81Vc7
2013-04-11 09:50:51色々な現実から仮説を立てる。そして、それに対して、如何であるのかという事を四方八方からぶつける。そして、その上で、メリット・デメリットを考えて決断に至る。たしかに、これ、出来ない人多いわ。
2013-04-11 09:51:55更に、だいたい、大人数で決定しようとするときは、メリット・デメリットに加えて、個人・組織のリスクって言うのがあるわけで。何故か知らんけど、個人のリスクの捉え方がぐっちゃぐちゃになっている人が多いよなぁ。
2013-04-11 09:52:58「極による、そして世界を書いて、その後決断に至る」という、この極によるというのは、いわば土俵のしめ縄がどこに存在するかを確認するための思考ゲーム。つまり、これ以上は下がることが出来ない或いはこれ以上は拡大する事の出来ない部分を探すためのゲーム・ルール。
2013-04-11 09:57:14例えば、死刑について、極によるというのは、「賛成」か「反対」かしかない。これ以上は議論が拡大しない。「条件付き賛成」などは全て一旦、「賛成」に突っ込まれる。 また、例えばこの事業を「推進するか」「しないか」が"極に寄る"といった感じとなる。
2013-04-11 09:58:55今回は、事業を「推進する」か「しないか」という議論を始めたとする。すると、次は例えば「年間売り上げが1億行かないならしない」とか「3年でペイするから初年度の赤字は問題ない」とかの意見が出始める。その様な意見を、再び極に寄せる。すると、条件が浮かび上がってくる。
2013-04-11 10:00:26この条件を浮かび上がらせる事が、「世界を描く事」に他ならない。但し、この条件は、最初に書いた極以上に広がってはいけない。これが、ゲームルール。
2013-04-11 10:01:35このゲーム・ルールをしっかり身につけている人は、MECEの考え方がここで非常に役に立つという話。なんというか、MECEというのは、サッカーで言うところの「フリーキックの蹴り方」みたいなもんで、ボールの扱い方やゲーム・ルールではないよ。
2013-04-11 10:02:55話は元に戻るけど、そうやって出された数々の条件を道具として、この事業全体の世界を描く。そうした中で、どの条件にプライオリティをつけていくのかが問題になっていく。これが、MBAでやる議論ポイントなんだと思う。「だから私は賛成です!」である。
2013-04-11 10:04:56しかし、条件付けに関しては、人によってプライオリティが全然違う。例えば、「初年度黒字じゃなければあかん!」という条件を持っている人もいるし、「5年間でペイすりゃ問題ないやんけ」と考える人もいる。これが、今まで生きてきた経験や知識によって変わってくるわけであるよ。
2013-04-11 10:06:19んで、そのようなプライオリティを調整しつつ、最終的な決断を下す。例えば、「初年度は確実に赤字になる事が見込まれているが、この様な施策を実施することで次年度から黒字化が明白である。そして、この事業は4~5年でペイする事が見込まれる。だからやろう!」と。
2013-04-11 10:07:48こうしたら、「初年度赤字はあかん!」と言っている人たちの意見も取り入れた、優れた提案・決断となるわけだ。この様な、議論スタイルを学ぶ必要性というのは大きいモノだろう。
2013-04-11 10:08:30「極に寄って、世界を描いて、決断する」というワークフローはだいたい、こんな感じで作られる。だから、仮設を立てるのは大事。仮説というのは極に寄る方法の第一歩だから。
2013-04-11 10:09:32