村上春樹騒動の中で輝いた豊崎社長のツイート
村上春樹の新作、今、ニュースで文藝春秋の担当者が「ファンタジー色が抑えられていて、誰が読んでもわかりやすく読みやすい話になっている」と言っていると報道。「誰が読んでもわかりやすく読みやすい」ってw それ、小説の“ウリ”としてどうなのよ。
2013-04-12 11:46:34わたしにとってのベスト3:『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』『ねじまき鳥クロニクル』『神の子どもはみな踊る』 ワースト3:『国境の南、太陽の西』『スプートニクの恋人』『アフターダーク』 #村上春樹
2013-04-12 11:54:21村上春樹がデビューしたのは大学生の時で、当時、文芸誌を全部買って読むのを愉しみにしていたわたしは「群像」に載った『風の歌を聴け』を読んで、驚喜したんだっけ。アメリカ文学みたいだ!って。
2013-04-12 12:33:29いろんな媒体で村上春樹プロジェクトが発動していて、「これを引き受けると、こっちは引き受けられないから──」的な交通整理をしているだけで3時間たってしまった。4月に新刊を出す他の書き手の皆さんは、こういう騒動でわりを食っちゃってんだろうなあ。(続く
2013-04-12 15:33:29続き) なんなのか、この春樹一辺倒な狂騒状況は。メッシ頼みで、メッシが出ないとボールをキープできないFCバルセロナや、一時期故サンデーサイレンスの精子に頼りきっていた競馬界のごとく、春樹様頼みの日本の出版界。わたしだってそれがらみの仕事をするわけだから他人事じゃないわけですが。
2013-04-12 15:40:10あのさー、女性週刊誌もさあ、村上春樹の新刊が出たら大騒ぎになることはずっと前からわかってたわけなんだからさ、事前に記事の準備くらいしておいたらどうなんですかね。事前に電話取材の申し込みをすませておいたらいいんじゃないですかねえ。いきなり電話をかけてこられても、ねえ。
2013-04-12 17:28:06@Momotach28 わたしの若い頃は中学からが純金で、高校からが18金で、大学からだと金メッキと言われてました>金城学院
2013-04-12 19:00:55しかし、すごかった。春樹新刊関係のコメント取材や仕事の申し込みがどれほどあったか。今日かかってくるはずの電話がなかったのは、その人もまた春樹関連の何かでどたばたして、わたしとの約束は忘れてしまったのだろう。4月12日を村上春樹に奪われたような気がして、釈然としない。
2013-04-12 22:19:34とはいえ、受けた仕事はひとつだけ。今日明日のコメント仕事は全部お断りした。「村上春樹作品はどうしてこんなに話題になるんでしょうか」という質問をしたがるわけだが、「そりゃ、あなたたちマスコミが大騒ぎするからでしょうよ」以外答えようがない。
2013-04-12 22:23:23@doraneko_jpn どうせでしたら、せっかくですから、デビュー作から順番に全部お読みになってみてはいかがでしょうか。春樹作品の中でどれを好きになるかは、ひとによってちがうと思いますから。
2013-04-12 22:29:43「村上春樹作品はどうしてこんなに売れるんでしょうか」という質問だと、いろんな要因があるから、かかってきたその場で簡単に答えることができないし(わたしにはそういう才覚がない)。いずれにしても、コメント取材に答えるのは難しい。難しいのに何ひとついいことがないので応じたくない。
2013-04-12 22:34:02実際は『パチンコ天国 極楽ケイバ』というタイトルで出ました。実はわたしの初著作w RT @odaodanew1 ちくま文庫版の『るきさん』を読み返していたら挟み込まれていた当時の新刊案内にトヨザキ社長のすごいタイトルの本がw http://t.co/RvtLOC2arv
2013-04-12 22:46:53わたしはそんなことを言ってましたか。へええ。 RT @shikizitsu 私は以前社長が札幌の図書館の講演会でされた、「1Q84は、世間の“村上春樹知りたい欲”用の箱が飽和状態だったから爆発的に売れた」という読みが、すとーんと腑に落ちました(ノーベル賞云々の時期で)。
2013-04-13 01:18:26わたしの名古屋観と合致するだろうか。 RT @nzm きっとトヨザキ社長が絶賛するはず! RT @uranichi: だから何度でもいうが、村上春樹『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』は、名古屋的に傑作。名古屋的視点を名古屋走りさせれば分かる、その価値が。
2013-04-14 12:45:15昨日、池袋リブロ本店で多崎を買ったんだけど、レジがすごい行列だった。で、そのほとんどの人が春樹新刊だけでなく他の本も手にしていた。村上春樹が新刊を出して大騒ぎになるのは、春樹本がガッポガッポ売れて版元と書店が喜ぶだけでなく、(続く
2013-04-14 15:27:20続き) 春樹本目当てで書店を訪れた人がついでに他の本も買う可能性大という意味では出版界全体が活性化するわけだから(綿矢りさの芥川賞受賞時とか)、こういうお祭りが数年に一度くらいあったっていいじゃないかとも思うわけです。多崎のついでに買ってもらえる本が羨ましいw
2013-04-14 15:33:39