ライトノベルの「ライト」から考える。

みんなの.jpという、自作の歌詞・詩(ポエム)・小説(ノベル)等のクリエイティブ系コミュニティサイトhttp://www.minna-no.jp/で活動しているクリエイターが感じる 「ライトノベルは現代社会が抱える深刻なテーマについて読者に考えさせない」 という実感からはじまる、 ライトノベルの「ライト」とは何だ? 続きを読む
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@SocratesInLove

ライトノベルは現代社会が抱える深刻なテーマについて読者に考えさせない――という定義(自分自身がtweetした)について考えてみる。

2010-09-09 06:17:09
@SocratesInLove

寝ずに考えていたわけではないけれど、一晩考えてみた後でもあながち間違ってはいないと思うんです。もちろん深刻なテーマを取り上げたライトノベル作品は多くありますが、敢えてそこに踏み込まない・掘り下げないように書かれていると言うか。

2010-09-09 06:19:20
@SocratesInLove

深刻な・重いテーマを扱う時は、それよりも強いテーマ・キャラ・展開をかぶせることで深刻さ・重さを回避しようとしている、そんなふうに思います。

2010-09-09 06:22:40
@SocratesInLove

もちろん、作品中に書かれている以上、読者がそれについて考えるのは自由です。考えちゃいけないと言うわけではありません。時雨沢恵一先生の『キノの旅』シリーズを現代社会風刺として読んだって、それはもう全然構わないわけです。

2010-09-09 06:26:29
@SocratesInLove

ライトノベルが持っている要素(表紙イラスト・本文中イラスト・巻末の作者あとがき)がすべて、読者を深刻な思いにさせないために存在するとしたらどうだろう。

2010-09-09 06:30:00
@SocratesInLove

現実そのものである作者は、深刻なテーマをあとがきでは取り上げません(ゼロとは言わないまでも)。『涼宮ハルヒの溜息』でハルヒが映画に吹き込んだコメントのように、それは小説という空想世界と現実社会を切り離す魔法の言葉……だったりして。

2010-09-09 06:31:32
kokada @imagoka

@SocratesInLove 作者側の観点に立つと、自意識的に自分が書いた物語は「コレはラノベで、コレは小説ね。」と区別しているのかも知れませんね。

2010-09-09 06:37:59
@SocratesInLove

せっかくお勧めいただいたので、上遠野浩平先生の『ブギーポップは笑わない』(実は苦手な文体の作品)を読んでみることにします。その上で自分の仮説を検証してみます。ありがとうございました。 @tahamitomo

2010-09-09 06:38:56
@SocratesInLove

@imagoka それは3日ほど前に森田季節さんが問題提起していました。イラストの有無で決まるのだろうか――みたいな観点からスタートしていた記憶があります。 QT: 自分が書いた物語は「コレはラノベで、コレは小説ね。」と区別している

2010-09-09 06:40:46
@SocratesInLove

当初ライトノベルとして刊行されたものが後に一般文芸としても刊行される――という本に当たることが(私には)なぜか多い。柴村仁先生の『プシュケの涙』(電撃文庫→メディアワークス文庫)も。ボーダーラインの作品については作者でもラノベと一般文芸を意識していない可能性が大?

2010-09-09 06:44:18
@SocratesInLove

大事なことなので、ここらでもう一度言っておきます。私は文芸評論の知識も技術も権威も皆無です。嘘をつく気はなけれども、非常に薄っぺらであることは自分で認めますw お読みになる際は at your own risk でお願いします。

2010-09-09 06:46:26
kokada @imagoka

@SocratesInLove ラノベの定義としてのイラストやキャラに関しては、データベース化されているのかの違い、とラノベのWikipediaでみた事があります(笑

2010-09-09 06:49:42
kokada @imagoka

当たり障りのないラノベの 定義の落ち所として、やはりどこのレーベルからどういうふうに売り出されるのかで、結構決まって来るのかもなぁ〜それによって作者も自意識的に書き分けるわけだし、 読みての方も本を選ぶ時は、本のジャンルやらレーベルやらからそういう本に出会うわけで

2010-09-09 07:07:15
@SocratesInLove

@imagoka それじゃ自分で決められないってことじゃんw > データベース

2010-09-09 07:17:36
@SocratesInLove

@imagoka 電撃大賞に応募したのにメディアワークス文庫から刊行されるようなケースはどうなるんでしょうね。作者と読者共有する意識の中に「君の作品はここに入れるから」って言われるみたいな。

2010-09-09 07:22:58
kokada @imagoka

前々からあるキャラクター(ツンデレやら)、イラスト=記号(データ)の塊と考えて、そういう要素を引っ張り出して物語を構築するのがラノベ。簡単に言えばラノベはキャラクター小説であるみたいなQT@SocratesInLoveそれじゃ自分で決められないってことじゃんw > データベース

2010-09-09 07:25:50
kokada @imagoka

作者はともかく、読者はメディアワークス文庫から出版される本を享受するわけで、作者と読者とで同じ共有意識はないのでは?RT@SocratesInLove:電撃大賞に応募したのにメディアワークス文庫から刊行されるようなケースはどうなるんでしょうね。作者と読者共有する意識の中に「君の‥

2010-09-09 07:33:27
@SocratesInLove

@imagoka ごめんなさい、携帯でのミスタイプです。出版社と読者が意識を共有する世界に作者が入っていかなくてはならない、です。

2010-09-09 07:38:30
@SocratesInLove

@imagoka キャラとツンデレに代表される記号論的小説世界がラノベの構成要素であるとします。ところがキャラを前面に出した非ラノベ小説はそれこそ何百とあります。となると、ラノベを特徴づけるのはキャラではなくて記号論の方ということになるのですが。

2010-09-09 07:44:33
kokada @imagoka

僕が考えるのは、そういう必要はなくて、作者が認識する作品と読者が認識する作品とでは、分類の解釈は別個の物になるという考えです。例えば、自作が小説と思って書いた作品がラノベのレーベルに出されるのであれば、読者はそれをラノベとして受け取るという事です。@SocratesInLove

2010-09-09 07:49:40
@SocratesInLove

ライトノベルの定義をデータベースからの構築とすることに反対はしないけど、それならライトノベルがなぜ「ライト」と呼ばれるのかを別に説明しなければならなくなる。

2010-09-09 07:53:51
@SocratesInLove

出かける前にAmazonの『ブギーポップは笑わない』の紹介をチラ見したけれど、「ゲーム感覚の小説」というのは確かに一つの解だと思う。どれだけ現実世界に似ていても、そこはゲームの世界なんだと。リセットすれば現実から切り離される世界なんだと。

2010-09-09 07:59:17
kokada @imagoka

@SocratesInLove 先の話から言えば、キャラクターを全面に出した非ラノベであるなら、それはラノベにもなり得ると思います。

2010-09-09 07:59:58
@SocratesInLove

ラノベに不可欠といわれるイラストも、ゲーム感覚だとすれば納得がいく。大半のゲームにはアニメ風のイラストがあるものだから。もちろん、イラストのないラノベも存在する。イラストのないボードゲームが存在ように。

2010-09-09 08:03:19
kokada @imagoka

ちょっと日本語がおかしいので、ここでいう非ラノベとは小説レーベルから出版されたと考えています。違ったら訂正お願いしますRT @imagoka: @SocratesInLove 先の話から言えば、キャラクターを全面に出した非ラノベであるなら、それはラノベにもなり得ると思います。

2010-09-09 08:03:44