東電がドイツにプルトニウムを?

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MOX燃料、独電力会社に引き渡しへ…東電:読売新聞

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20130423-OYT1T01154.htm
 東京電力は23日、フランスのアレバ社に製造を委託していたウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料を、ドイツの複数の電力会社に引き渡す契約を結んだと発表した。

 代わりにドイツ側は、英国に製造を委託している燃料を東電名義に変更した。引き渡したアレバ社の燃料は、主に福島第一原子力発電所3号機向けだったが、一昨年の原発事故で3号機が廃炉となり、行き場がなくなっていた。

 電力各社はMOX燃料を原発で使うプルサーマル計画を進めてきたが、東電は当面、福島第一以外の原発も再稼働の見通しが立たない。しかし、独社との「交換」により、アレバ社から迫られていた燃料の引き取りを先送りできる形となった。核不拡散の観点から厳重な管理が求められるプルトニウム燃料を、他国と交換するのは極めて異例。
(2013年4月23日23時54分 読売新聞)

らいあ @Sucha_Para

東電、プルトニウム引き取り先送り…独社と契約:読売新聞 http://t.co/hT8nZJjGZ1 東電は、仏アレバ社で再処理して回収した核燃料のプルトニウムを、ドイツの複数の電力会社に引き渡す契約を結んだと発表。ドイツ側は、英国で再処理したプルトニウムを同量、東電名義に変更。

2013-04-23 22:12:31
らいあ @Sucha_Para

…引き渡した分は、主に福島第一原発3号機の分。東電は当面、再稼働の見通しが立たない。アレバ社から燃料の引き取りを迫られていた東電は、独社との「交換」により、引き取りを先送りできる形となった。核不拡散の観点から厳重な管理が求められるプルトニウムを、他国と交換するのは極めて異例。

2013-04-23 22:14:09
らいあ @Sucha_Para

プルトニウムスワップが成立。これを一民間業者が簡単にやっていいものなのか?異例で済まされる問題じゃない。コストだってめちゃくちゃ高いはず。

2013-04-23 22:16:09
らいあ @Sucha_Para

てか、記事表記変わってるし。プルトニウム→ウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料 http://t.co/hT8nZJjGZ1

2013-04-23 22:46:24

東電、独とプルトニウム交換 海外保管分:共同通信

http://www.47news.jp/CN/201304/CN2013042301002388.html
 東京電力は23日、同社がフランスで保管中の核分裂性プルトニウム434キロをドイツの電力会社が英国で保管している同量のプルトニウムと交換したと発表した。交換は帳簿上の手続きのみで、実際にプルトニウムは移動していない。

 東電によると、英国がプルトニウムを原発用の燃料に加工する工場を閉鎖したためドイツ側がフランスでの加工を希望。東電は福島第1原発事故でプルトニウムを使う予定だった3号機の廃炉が決まり、フランスに保管中のプルトニウムの使い道が当面なくなったためドイツ側の意向に沿い交換に応じた。日本の電力会社が海外の電力会社とプルトニウムを交換したのは初めて。
2013/04/23 20:55

47NEWS @47news

東電、独とプルトニウム交換 海外保管分 http://t.co/ILuKkVdoZT

2013-04-23 21:05:08

プルトニウムを等量交換 仏の東電所有分、独企業利用へ:朝日新聞

http://www.asahi.com/business/update/0424/TKY201304230542.html
 東京電力は23日、原発のウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料を作るためにフランスで所有していたプルトニウムの一部を、独電力会社が英国で所有していた同じ量のプルトニウムと交換した、と発表した。海外のプルトニウムと交換したのは、国内の電力会社では初めて。

 交換後は独電力会社が英国原子力廃止措置機関で保管していたプルトニウムが東電の分となる。福島第一原発の事故でMOX燃料を使うめどが立たない東電と、早期に利用したいドイツ側の利害が一致した。

 交換したのは東電がフランスで所有するプルトニウム約2・5トンのうち434キロ分。帳簿上の交換で輸送しない。東電が英仏に所有するプルトニウムの総量は約7・4トンで、交換後も変わらない。

 東電は、福島第一原発3号機でMOX燃料を燃やすため仏燃料会社に加工を依頼したが、3号機は事故で廃炉が決定。当面使う予定がないため、仏にあるプルトニウムの扱いが課題になっていた。一方、英国のMOX燃料工場の閉鎖で困っていた独電力会社は、フランスでMOX燃料に加工して利用できるようになった。
2013年4月24日2時21分

NewsVR @asahi_newsvr

〈速報〉プルトニウムを等量交換 仏の東電所有分、独企業利用へ http://t.co/oXPoD8i9Ze

2013-04-24 02:30:26

漂流するプルトニウム/日本がPuを「売る日」:朝日新聞(WebRonza)

http://astand.asahi.com/magazine/wrscience/2013042400015.html
東京電力が4月23日、一つの発表をした。フランスにある東電所有のプルトニウムと英国にあるドイツの会社のプルトニウムを帳簿上で「交換」するというものだ。大きなニュースにはならなかったが、極めて興味深いできごとだ。プルトニウムは世界中で厄介物になり、もてあまされている。今回は「交換」だったが、将来は「売却」「譲渡」も考えられる。実際、英国は「プルトニウムを譲り受けて処分しましょうか?」と日本に提案している。今回の交換は、原子力関係者の間で「現実味がある」とささやかれている「プルトニウムを英国に『売却する日』あるいは『お金を出して引き取ってもらう日』」への第一歩なのか。

 東電の発表の記事は次の通り。(朝日新聞4月23日朝刊)

'' 東京電力は23日、原発のウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料を作るためにフランスで所有していたプルトニウムの一部を、独電力会社が英国で所有していた同じ量のプルトニウムと交換した、と発表した。海外のプルトニウムと交換したのは、国内の電力会社では初めて。

 交換後は独電力会社が英国原子力廃止措置機関で保管していたプルトニウムが東電の分となる。福島第一原発の事故でMOX燃料を使うめどが立たない東電と、早期に利用したいドイツ側の利害が一致した。

 交換したのは東電がフランスで所有するプルトニウム約2・5トンのうち434キロ分。帳簿上の交換で輸送しない。東電が英仏に所有するプルトニウムの総量は約7・4トンで、交換後も変わらない。

 東電は、福島第一原発3号機でMOX燃料を燃やすため仏燃料会社に加工を依頼したが、3号機は事故で廃炉が決定。使う予定がないため、仏にあるプルトニウムの扱いが課題になっていた。一方、英国のMOX燃料工場の閉鎖で困っていた独電力会社は、フランスでMOX燃料に加工できるようになった。
''
   ◆

 つまり、同じ量の粉末プルトニウムを帳簿上で入れ替えたということだ。「お金」だったら何も問題はないが、核兵器物質の交換は極めてまれだ。取り扱いがあいまいになれば、核兵器への転用、つまり核拡散のリスクが増す。「日本の使用済み燃料から生まれたプルトニウムがどこかの国の核兵器になっている」と考えるのも気持ちのいいものではない。混ぜたりしなければ、プルトニウムの同位体の組成を調べればどこの国の炉でつくられたものかをたどることができるようになっている。指紋のようなものだ。

 今回の交換は、「早くMOXにして使い切ってしまいたいドイツ」と「プルサーマルの計画がたたないのでいつMOXをつくれるかわからない東電」とで行ったものだ。プルトニウムが英仏海峡を行き来する手間が省かれた。東電はフランスから「無期限に保管はのばせない。早く引き取ってくれ」ともいわれていた。核不拡散については「非核保有国のドイツとの交換だから問題なし」と、日本の原子力委員会も了承した。

 英、仏、日、独のすべての関係者の小さな面倒を減らした措置といえる。しかし、海外にある日本のプルトニウム35トンをどうするのかという本質的な問題は残っている。そもそも日本でのプルサーマル計画が今後どうなるかわからず、英仏のプルトニウムを日本に引きあげるめどはたたない。

 そこで注目されるのが、英国の動きだ。英国は2011年末、プルトニウム管理について新しい方針を出した。これが2012年12月21日付けで、「英国のプルトニウム管理について」という駐日英国大使館作成の日本語の文書として、原子力委員会に提出されている。

 特筆すべきは「海外顧客所有のプルトニウムについて」という項目に、「英国政府は英国内に保管されている海外顧客のプルトニウムの所有権を取得し、英国の政策に従って管理するオプションがある」ことを明記していることだ。

 英国政府によれば「英国国内に100トン以上の民生用プルトニウムがあり、その25%が海外顧客のもの」となっている。海外ものの多くは日本の電力会社の所有物だ。つまり、英国は「日本のプルトニウムを英国が引き取って管理・処理してもいいですよ」と提案しているのである。

 日本の政府にも電力業界にもメンツがあるので、今は「プルトニウムを捨てる」などとはいわないだろう。しかし、日本も本当はプルトニウムをもてあましている。英国の申し出は検討の価値がある。日本の公式の原子力路線は今も「使用済み燃料の全量再処理、当面は全量プルサーマル、将来は多数の高速増殖炉が林立する核燃料サイクルを実現」という昔の教科書のままだが、こんな時代がくると信じている人はあまりいない。

 実は英国もプルトニウムの利用あるいは処分法が決まっていない。世界一の量(ある資料では民生用で自国分は90トン近く、外国のものを含めれば120トンほど)をかかえ、使い道がなく大変に困っている。プルサーマルをしようにもMOX燃料製造工場は閉鎖されたし、プルサーマル計画が可能な軽水炉は1基しかない。新しい軽水炉をつくろうという動きはあるが、なかなか実現しない。そこで今は、「プルトニウムを使用済み燃料と混ぜて一緒に地中に捨てる」ことも考えている。

 どんな方法になるか分からないが、英国はとにかく何らかの方法で自国のプルトニウム処分を行う必要があるし、やる気だ。そのとき、日本など海外のプルトニウムも引き取って一緒に処分し、それをビジネスにしようと考えているのである。

 日本にとっては、かつては英国の再処理工場(ソープ)の建設費の3分の1の負担してまで抽出したプルトニウムである。その歴史から考えれば、「捨てる」というのは、とても受け入れられないこととも思えるが、時代は変わった。プルトニウム利用は面倒で高くつくようになった。冷静に経済面から考えると、「捨てる」というオプションもまじめに考える必要がある。

 東電とドイツ社とのスワッピングができるのであれば、所有権の移転、譲渡も可能だろう。相手は、長年再処理を委託してきた英国である。核兵器所有国であり、核拡散の心配もない。

 実際、23日の東電の発表の際、「将来、英国に渡す」ことをイメージした質問がでた。

 記者「(今回の措置で)お金が発生しているのか?東電が払った方か、それとも受け取った方か、知りたい」

 東電「申し訳ございません(答えず)」

 記者「英国が将来的に自国所有のものとして処理、活用することがあるということだが、そのあたりまで視野に入れているのか?」

 東電「英国は、条件や国レベルの合意が整えば、海外のプルトニウムについても所有権を引き受けるという準備があるというところは承知しているが、まず、所有権については、日本政府の方針としては、海外で再処理、回収されたPuについては、MOX加工して、日本に持ち帰って利用するというのが方針ですので、これは事業者として判断できるものではない」

 まさに、そうすれば、東電のいうとおり、国の路線そのものの変更になる。このオプションをまじめに考えることは、「使用済み燃料やプルトニウムは『資源』か『ごみ』か」という問題を考えることでもある。近い将来、日本が英国にプルトニウムを渡す場面をイメージしてみればいい。そのとき英国が日本にプルトニウムの代金を払うとは思えない。日本が英国に「処分費」を出すのが普通だろう。そうであればプルトニウムはすでに「資源」ではなく「ごみ」になっているともいえる。

   ◆

 なぜ海外に大量の日本のプルトニウムがあるのかも振り返っておきたい。日本は初期の原発運転で出た使用済み燃料のうち5000トンについて、再処理を英国とフランスに委託した。

 英国セラフィールドにある再処理工場「THORP(ソープ)」、フランス・シェルブール近くにあるアーグ再処理工場での再処理はほぼ終わり、両国に粉末状態のプルトニウム35トンが保管されているのである。日本でプルサーマルのめどがたてば両国のMOX燃料製造工場などでMOX燃料に加工し、日本に運んでいる。(日本はこのほか国内に10トンで計45トンのプルトニウムを保有している)

 以前は一部を粉のままで日本に運ぼうとしていた。1992年11月から翌年1月にかけ、もんじゅの燃料製造などに使うプルトニウム粉末1トンをフランスから日本に輸送したが、「核兵器材料の輸送」として大騒ぎになった。積み込み港であるフランスシェルブールには反原発団体や各国の記者が押しかけ(私もいた)、大規模警備の中で、夜陰に紛れて極秘に積み込んだ。

 プルトニウム輸送船「あかつき丸」は日本から赴いた海上保安庁の船に護衛されて日本に向かったが、それを国際環境団体グリーンピースの船が追跡し、航行ルート上にある南太平洋の国々は「我が国に近づくな」と反発した。そうした様を外国の新聞が「フローティング・チェルノブイリ」(漂流するチェルノブイリ)と書くなど、日本は大きな苦労を強いられた。

 これを教訓に日本政府は、「プルトニウム粉末での輸送をせず、MOX燃料に加工して持ち帰る」という方針に変えた。すでに何回かの輸送を実施している。
(2013年04月25日)

論座 @webronza

漂流するプルトニウム(竹内敬二)http://t.co/JoGoE5mX8d

2013-04-25 14:01:41

仏国の当社所有プルトニウムの取扱いについて

http://www.tepco.co.jp.cache.yimg.jp/cc/press/2013/1226709_5117.html
平成25年4月23日
東京電力株式会社

 当社は、東北地方太平洋沖地震に伴う福島第一原子力発電所の事故により、同発電所1~4号機の廃止を決定しております。

(平成23年5月20日お知らせ済み)

 また、当社は、仏国でのMOX燃料※1の加工を一部実施後に中断しておりましたが、上記廃止決定により、同発電所3号機向けを含む加工中のMOX燃料および原料であるプルトニウムの取扱いについて検討しておりました。

 一方、英国原子力廃止措置機関(NDA)※2および仏国アレバ社(AREVA NC)から、英国でプルトニウムを所有している海外の電力会社が、仏国でのMOX燃料加工を希望していたため、当社が仏国で所有しているプルトニウムの一部(核分裂性プルトニウム:約430kg)と、海外の電力会社が英国で所有している等量のプルトニウムとの交換(帳簿上の交換)を、両社を通じて行うことについて提案がありました。検討の結果、当社はこの提案に応じることとし、このたび、プルトニウムの交換を実施いたしました。

 本取引の結果、当社が所有するプルトニウムの総量が変動するものではなく、今後、当社が英国で所有することとなったプルトニウムは、関連する法令等に基づき、NDAにより適切に貯蔵されることとなります。

 本取引により、海外の電力会社は、仏国で所有することとなったプルトニウムをMOX燃料に加工して早期に利用できることから、当社といたしましては、エネルギー資源の有効利用とともにプルトニウムの平和利用の推進に貢献できるものと考えております。なお、本取引の実施にあたっては、日本国政府をはじめ関係国政府および関係機関に核不拡散等の観点から問題がないことをご確認いただいております。

以 上

※1 MOX燃料
ウランと使用済燃料から取り出したプルトニウムとを混ぜて作った燃料。

※2 原子力廃止措置機関(NDA:Nuclear Decommissioning Authority)
所 在 地:英国カンブリア州ムーア ロウ(Moor Row)
事業概要:原子燃料の再処理、英国民生用原子力サイトの廃止措置及びクリーンナップ等
設  立:2005年4月
備  考:2004年エネルギー法に基づき設立された政府外郭機関

らいあ @Sucha_Para

《東京電力》2013.4.23 仏国の当社所有プルトニウムの取扱いについて http://t.co/lntkpc0NeO このリリースの中に『ドイツ』という国名は出てこない。海外の電力会社=ドイツの電力会社ということだろうか。

2013-04-23 22:40:51
らいあ @Sucha_Para

(Apr 23,2013)Solution for TEPCO's Plutonium in France http://t.co/xPDSLZGO6z Regarding the media coverage http://t.co/5R7kGrz5Op

2013-04-29 23:33:27
らいあ @Sucha_Para

"フランスにおける東京電力のプルトニウムのためのソリューション"のメディア報道について http://t.co/5R7kGrz5Op ※日本国内のホームページでは、発表されていない。

2013-04-29 23:36:21

(備考)プルトニウムの引渡しに関しての、英国側のアプローチ

らいあ @Sucha_Para

第56回原子力委員会臨時会議議事録 http://t.co/bfVQyrbpLj

2013-04-25 01:14:31
らいあ @Sucha_Para

・英国のプルトニウム管理について http://t.co/N6UQBjyazc ・フランスにおけるプルトニウム管理状況及び利用計画 http://t.co/TZmul6Fpm3 ・原子力安全に関する福島閣僚会議 http://t.co/NBkjtGQnnA

2013-04-25 01:13:41
らいあ @Sucha_Para

【英国プルトニウム管理について】〈THORPでの再処理〉2018年まで継続、その後閉鎖(日本へのガラス固化残滓の返還は2020年まで継続)大きな投資が必要で、国内外共に需要がない。新規原発建設の予定はあるが、使用済み燃料は中間貯蔵後直接処分。政治的ではなく経済的理由が中止理由。

2012-12-22 20:16:13
らいあ @Sucha_Para

〈プルトニウム管理〉現在100トン以上の民生用分離Puを貯蔵(うち25%は海外顧客所有)MOX燃料で利用。海外顧客所有Puについて、2通りのオプション→1)MOX燃料に加工し英国原子炉で使用。2)英国に所有権を譲渡(独の民間企業で前例あり。ただし、英に総合的便益があることが条件)

2012-12-22 20:16:56
らいあ @Sucha_Para

日・英間で、あらゆる選択肢を保持する事が大事。---*『独電力が原子炉閉鎖計画前にMOX燃料を装荷することが可能となった事』が、譲渡理由となった点が気になる。日本の場合も、MOXを装荷することで譲渡が可能になるのか?「英国に譲渡」「MOX使用炉の運転(※再稼働した場合)」

2012-12-22 20:19:32

2013.4.26 原子力委員会臨時会議での近藤委員長の発言