Eラジ#1 「馬鹿でもわかるPMCs」

Echo殿による民間軍事会社のお話であります。 創作で色々な扱われ方をする民間軍事会社ですが、現実でのその実態、案外知らない人も多いのではないでしょうか。
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Echo. @Echo_531

武器は基本的にM16系統 AK系統などパーツの入手がしやすいものを使うが、銃器メーカー側が契約し現地で働くコントラクターに自社が開発した銃の現地テストをさせたりすることもある。 #Eラジ

2013-04-28 20:28:13
Echo. @Echo_531

戦車や戦闘ヘリ等は持たず、そのかわり自社で乗用車(基本的にSUVやバン、ピックアップトラック)を改造し、防弾ガラス、機銃座等を搭載する。 #Eラジ http://t.co/egiiD1WzKE

2013-04-28 20:33:03
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Echo. @Echo_531

ある程度儲かっている会社であればヘリコプター等を使用する場合もある。 #Eラジ http://t.co/BFAkj2qJY1

2013-04-28 20:34:41
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Echo. @Echo_531

次にこのPMSCsの長所と短所の話をしよう。 #Eラジ

2013-04-28 20:39:58
Echo. @Echo_531

まず長所の一つ "コストパフォーマンスの高さ" #Eラジ

2013-04-28 20:40:27
Echo. @Echo_531

自国で軍隊を創設、維持し運用するには莫大な費用がかかり使用する兵器もどんどん複雑化、高額化している。 #Eラジ

2013-04-28 20:42:11
Echo. @Echo_531

また軍事費での一番の比率を占める人件費は正に軍事費削減の一番のキーである。少ない兵力を運用する上ではいかなる時も即座に対応できる民間軍事会社のフットワークの軽さは大変魅力である。 #Eラジ

2013-04-28 20:42:23
Echo. @Echo_531

次の長所は "「公式の」戦死者として数えられない" #Eラジ

2013-04-28 20:43:11
Echo. @Echo_531

民間軍事会社所属の社員が正式な戦死者数としてカウントされない事も、軍にとって無視できない利点だ。 #Eラジ

2013-04-28 20:44:10
Echo. @Echo_531

ベトナム戦争に代表されるように戦争を継続する上での最大の懸念は自国兵士の想定以上の被害数であり、このことは特に世論の戦争に対する支持率を大きく左右する。 #Eラジ

2013-04-28 20:45:25
Echo. @Echo_531

民間軍事企業に所属する社員は軍の公式の戦死者リストや負傷者リストにカウントされないため、戦争における人的被害者数を数値上少なくする事ができる。 #Eラジ

2013-04-28 20:46:20
Echo. @Echo_531

"戦時国際法における法的位置づけが不明瞭" 軍と共に作戦行動を共にする事が多いにも拘わらず、社員らの戦争犯罪に関しては軍の法令を適用する事が出来ず、正規兵と比べ処罰が軽きに失することが問題となっている。 #Eラジ

2013-04-28 20:48:30
Echo. @Echo_531

また、活動がジュネーヴ条約に規制されないことから、社員らに戦争犯罪的な行為が『業務』として正式に命じられることもある。 #Eラジ

2013-04-28 20:49:57
Echo. @Echo_531

一方、社員側もジュネーヴ条約やハーグ陸戦条約に基づいた捕虜としての権利を認められずに、奴隷的強制労働や裁判無しでの「処刑」に処される可能性があるなどのデメリットがある。 #Eラジ

2013-04-28 20:50:44
Echo. @Echo_531

次 "ストライキや契約破棄による運用不安定性" #Eラジ

2013-04-28 20:51:07
Echo. @Echo_531

民間軍事会社であることから、作戦の遂行に拘わらず会社内での社員に対する待遇問題や保障問題によるストライキが起き、予定されていたサービスが供給されない可能性がある。 #Eラジ

2013-04-28 20:52:07
Echo. @Echo_531

正規の軍人のように抗命罪や敵前逃亡罪などで軍法会議に告発して処罰する事が不可能なため、軍事作戦に致命的な影響を及ぼしかねないなど、不安材料も多々はらんでいる。 #Eラジ

2013-04-28 20:53:09
Echo. @Echo_531

"軍人の引き抜きによる先進国軍隊の結果的な訓練予算の浪費" #Eラジ

2013-04-28 20:54:27
Echo. @Echo_531

近年では民間軍事企業に所属する将官クラスの退役軍人による優秀な人材のヘッドハンティングが大きな問題となっている。 #Eラジ

2013-04-28 20:55:10
Echo. @Echo_531

国を守る為の人材として国の多額の税金を費やして教育された特殊部隊員や空軍パイロットなどの優秀な人材が一番良い時期に数多く民間軍事企業に引き抜かれてしまうのである。 #Eラジ

2013-04-28 20:56:20
Echo. @Echo_531

"戦傷による辞職あるいは死亡した後の福利厚生が不安定" #Eラジ

2013-04-28 20:56:51
Echo. @Echo_531

戦傷によって肉体的、精神的に障害を負って勤務できなくなった場合、正規の軍人であればアメリカ軍のパープルハート章(名誉戦傷章)に代表される勲章を授与される。 #Eラジ

2013-04-28 20:57:53
Echo. @Echo_531

民間軍事会社の社員の場合、公式の戦傷者として認定されないために上記の権利が与えられず"使い捨て"にされる可能性がある。当然死亡しても公式には戦死者として認定されないため、遺族に国から弔慰金が支給されることは無い。単なる業務災害、事故死扱いである。 #Eラジ

2013-04-28 20:59:21
Echo. @Echo_531

"十分な救助が受けられない可能性" #Eラジ

2013-04-28 20:59:57