- FukushimaKokugo
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かつて某出版社の編集者から企画の打診を受け話し合っていたとき、彼はこう言った。「うちは、エロと批判はやってないんですよ(笑)」。私が、自身のメルマガログ「小学校教育が危ない!」を本にしたいと言ったときの反応。そのときは私も笑って過ごしたが、後で思い返すにつれ怒りが湧いてきた。
2013-04-29 01:37:07彼は続けた。「小学校教師再生論、のようにするならいいんですけどね」。まあ、それはそうだ。そっちのほうが読者も読みたいだろう。妥当な考え方だ。しかし、「エロ」と一緒にすんなよ…。なぁ。呆れたね。
2013-04-29 01:38:57その出版社はかなりの大手だったが、印税率等が悪かったこともあり、最終的に断った。まあ、よい選択をしたと思っている。
2013-04-29 01:40:01ところで。有料メルマガで活躍して(=稼いで)いる人たちを見るたびに、自分も出そうかな、出せるかな、と考える。しかし。
2013-04-29 01:41:44まず、時間がない。塾経営だけでも多忙なのに、それに加えて年に2~3冊のペースで本を書く中でメルマガも、というのは無理だろう。しかも、まだまだ足りない自己研鑚のためのインプットにも、時間が要る。
2013-04-29 01:45:17それに、教育系、特に教科専門となると、「毎週発行」という形態は向かないように思うわけで。ジャーナリズムなどとは違い、より普遍的な内容を直接的に扱っていくことになるからね。
2013-04-29 01:50:40問題集に載せきれない類題や発展問題を毎週お送りします、なんてやったら面白そうではあるんだけど。でも、最終的に、本にまとめたくなっちゃうでしょ。
2013-04-29 01:53:50有料メルマガを本にまとめるってのは、さすがに抵抗あるんだよね。やってる人いるんだとは思うけど。だって、月々500円~800円で買っていた情報が、たとえば1年後にまとめて1000円で売ってたら、おい待てよ、と思うもんな。
2013-04-29 01:54:58たしかに、有料メルマガの「一部を」「1年後に」本にしても、有料メルマガの価値は下がらないという考え方もあるけどね。でもね。躊躇するよね。
2013-04-29 01:56:03読者が集まるかという点では、まあまあ期待はできるんだけどね。無料メルマガの読者数の10分の1は、有料を始めればそちらに移行してくれる、とまぐまぐは言うんだけど。それが本当なら230人が購読してくれることになる。
2013-04-29 02:00:02低く見積もって100人としても、いろいろ告知を繰り返せば、まあ300くらいにはなるだろう。で、月600円とすると、年間約100万。
2013-04-29 02:04:19しかし、毎週毎週それなりの時間をかけてメルマガを書き律儀に発行して年100万程度なら、気合入れて本を1冊書いた方が、やっぱりお得(笑)。
2013-04-29 02:06:48まあとにかく、毎週締切に追われてPCに向かっている自分の姿を思い浮かべただけで、ぞっとするわけで(笑)。
2013-04-29 02:09:00今、定期的に締切がくる仕事としては、毎月2,000字の雑誌原稿を書いている、それだけ。しかしそれだけでも、「え? もう1か月経つの!?」なんて思いながらやってるんだからね。無理無理。
2013-04-29 02:12:37話を戻しますが。私のメルマガログ「小学校教育が危ない!」 http://t.co/z94LPETkUG は、単なる批評ではありません。そこに必ず具体的解決策を提示しています。だからそのままでも、十分、「小学校教師再生論」です。いつか必ず本にしたいと思っていますよ。
2013-04-29 02:21:24まあ、その1割くらいは、『国語が子どもをダメにする』(中公新書ラクレ) http://t.co/aEC8XS8k6q に既に入れていますけどね。
2013-04-29 02:22:17「小学校教育が危ない!」は、当時の最終読者数が500ちょっとだった。実に少ない(笑)。でも、今や多くの人がサイトで読んでくれているし、一部を本に入れることもできたし。ありがたいことだ。
2013-04-29 02:24:07ふと思うに。有料メルマガでたとえ年100万円を確保できたとしても、読者数が300程度であるとすれば、それは実に少ない数だ。もっと多くの人に読んでほしい。そうでないと、日本の国語教育の変革にはつながらない。
2013-04-29 02:27:13かたや、本にすれば、最低でも5000人に行き届く。よほど売れない限り時間はかかるが、いずれは行き届く。
2013-04-29 02:29:13それに、新たな読者が本を手にしてくれる機会がいつでも広がっている。やっぱり、本には本のメリットがある。
2013-04-29 02:30:43というわけで、自分がよほど有名人になって有料メルマガの読者を1000人単位で軽く集められるようにでもならない限りは、有料メルマガを発行することはないでしょう。
2013-04-29 02:32:29