明治の新聞における幽霊・怪異記事について

明治の新聞における幽霊・怪異記事についてです。
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ロージナ茶会 / 峰盛山 旭霜 @RodinaTP

本日のゼミで、古い時代の怪異の記事を新聞記事データベースから探してもってきてもらった。わかったこと。1. 幽霊話の大部分は、戦前の怠慢な記者が紙面を埋めるために適当に書き流している 2. 戦前からタクシーがらみの失踪事件がいろいろある。3. 追跡調査したくなるようなネタはない。

2013-04-29 19:10:47
ロージナ茶会 / 峰盛山 旭霜 @RodinaTP

しかし唯一私の目を引いた記録がとても印象深いので吹囀する。1889年4月9日 読売新聞朝刊3面 の記事にタイトルをつけるとすれば、「明治時代のホモォ…目撃例」という感じ。(続く

2013-04-29 19:12:36
ロージナ茶会 / 峰盛山 旭霜 @RodinaTP

1889年4月9日 読売新聞朝刊3面 「明治時代のホモォ…目撃例」○古井の怪物 神田区表神保町の旧植物園分園は(中略)昨今地均中の処二三日前人足共が大石を取り除くと下は古井戸の用にて水あり水中には何物か居る如く頻りに水面が同様するので皆々怪しみ水を汲み干すと(続く

2013-04-29 19:15:58
ロージナ茶会 / 峰盛山 旭霜 @RodinaTP

承前) 奇怪なる動物が現れ出でしと其形は鯰に似て(長さ三尺胴の周囲1尺4-5寸)四足あり後足は指五本前足指四本にし各々鋭き爪を生じ何物とも判断し能ざる怪物なりと云。書いた後によく考えると、これ山椒魚じゃないかと思った。当時の人が山椒魚を知らないって、ありうるのかな?

2013-04-29 19:18:53
ロージナ茶会 / 峰盛山 旭霜 @RodinaTP

ゼミ生が探してきてくれた奇妙な事件のうち、妖怪幽霊系の話は、話がぜんぜん本題へと進まず、周辺の噂ばかりを述べ、最後に実際に生じた現象について書いて終わるタイプのものが多く、すなわち原稿がない部分を埋めるために引き伸ばしているように思われた。

2013-04-29 19:40:26
ロージナ茶会 / 峰盛山 旭霜 @RodinaTP

1930年の幽霊話の記事をみると、そういう噂が立つと、2-300人くらいの野次馬が押しかけ、巡査が整理に出向き、出店が出るなど、お祭り騒ぎであることがわかる。昔の東京市民の「釣り」耐性のなさを微笑ましく思った。

2013-04-29 19:49:45
ロージナ茶会 / 峰盛山 旭霜 @RodinaTP

怪異に関する記事を探してもらったが、さらに突っ込んで資料を集めるようなネタはなかった。仕方がないから、身近な対象を課題とすることにした。それはたとえば、父親が若かったころの素行を調べるような感じのもの。

2013-04-29 23:45:52