鎌倉と地方都市と観光と。 / 松岡宏行(@higetch)さんツイートまとめ

鎌倉と地方都市と観光についての、松岡宏行(@higetch)さんのツイートまとめです。
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松岡宏行 @higetch

鎌倉、大好きだけれど、ヨーロッパの都市景観の水準からすると、市がいくら頑張ったと言っても街全体として歴史的美観が保存されているとは言いづらいだろうな。寺社仏閣はあっても、街には普通に現代のバラバラな住宅や商店が並んでるわけで。むしろ京都奈良も同じなのに、よく認められたもんだよ。

2013-05-01 18:19:20
松岡宏行 @higetch

地方都市が活性化のために、観光観光といい、「是非来て下さい」と安直に呼びかけてるけど、その街ならではの景観が全然保存されてなくて、日本全国どこの街も同じたたずまいだよね。

2013-05-01 18:22:45
松岡宏行 @higetch

景観こそは最大の観光資源だけれど、そこで暮らす人たちが求めるものが、コンビニでありスタバでありツタヤであり、それをそのまま認めて、地域独自の景観なんて守れっこない。観光都市を宣言するなら、地域の人の生活は制限しないと。それが、これまでの日本の行政のやり方ではできないってこと。

2013-05-01 18:27:10
松岡宏行 @higetch

鎌倉は日本では最高峰の観光地だけれど、世界遺産に認められなかったこと、単に悔しがるだけじゃなくて、いままでの行政と自治では、世界レベルの「観光資源」になれないってことを反省すべきじゃないだろうか。本当言うと、国内レベルでも観光資源たりえてないところが多いんで。

2013-05-01 18:31:39
松岡宏行 @higetch

日本の観光は意識の面でかなり遅れている。「その街の人が便利に暮らせる」ような街づくりをすると、観光客が喜ぶような街にならない。ラーメン屋で、店主に向けてテレビが置かれているような店があるでしょう。あんなんで、お客のためのビジネスをしていると言えるか。それと同じことだと思う。

2013-05-01 18:39:06
松岡宏行 @higetch

観光客をターゲットにすると、商売は洗練されないことが多い。客はみな一見客であってリピートがほとんどない。そうすると、顧客満足を高めることより、目立つ目を引く、一見安そうに見える、というダマシのテクニックが発達する。

2013-05-01 18:46:12
松岡宏行 @higetch

わが社も原宿に引っ越して一番がっかりしたのが、周囲に飲食店が多いのだけれど、ランチに満足できる店がほとんどないこと。原宿の飲食店は、観光客をターゲットとしており、値段が高いわりに内容がイマイチだ。青山では本物追求の店があったけれど、隣の原宿は街の性格が違うんだと気づいた。

2013-05-01 18:48:50
松岡宏行 @higetch

人の「足元を見る」という言葉も、観光業界が起源だそうだ。旅籠でわらじが切れている旅人はヨソの宿を回る余裕がないだろうから、宿賃をふっかける。それが「足元を見る」。ホテルや飛行機代もシーズンによって値段が全然違うが、「足元を見る」伝統から来てる。

2013-05-01 18:51:30
松岡宏行 @higetch

同じ交通機関でも、鉄道はシーズンによって値段を変えない。おそらく、鉄道は観光業ではなかったのだろう。きっと、役所だったのだ。

2013-05-01 18:52:33
松岡宏行 @higetch

「足元を見る」タイプのビジネスは、短期間で収益を最大化できたのだろうが、顧客満足という観点からは再考の余地がある。需給によって値段が変わるのは、市場原理からは当然なんだろうが、お客の立場からすると不安でしょうがない。お客は価格一定のほうが安心でき、自分の都合で行動できる。

2013-05-01 18:55:47
松岡宏行 @higetch

【鎌倉を世界レベル観光地にする再興案】建築は和風、瓦屋根を必須とし、総二階を認めず。商業看板は筆文字のみ、色彩は無彩色、地味色のみ。洋食外食店の禁止。住民はこぞって和服着用のこと。勤め人はちょんまげ帯刀のこと。体育の成績優良者は忍者に推薦する。不満ある者は奉行所に訴えること。

2013-05-01 19:41:49