いつかの記憶は食まれ いつかの憧憬にインクが滲む 抜け落ちた鮮やかさ さびついた彩り 君がかけた鍵は錆び 僕がかけた約束は言葉だけの脱け殻に 名前のない関係を 名前で縛りたくない関係が 何より僕らは愛していたはずだった 僕らは同じものをその目に写していたはずだった #春の欠落
2013-05-02 23:59:48春霞の真夜中 朧月の裏路地 踊るようなステップを ふと 止めて 肩越しに振り向く道のうえ 伸びる影も曖昧だが 確かに 見えるだろう? 置いてきた季節、が 君の足掴もうと 手を伸ばす、のが さあ、踊ろう、踊ろう 捕まらないように、 再び陽気に、紛れてしまうまで #春の欠落
2013-05-03 00:00:01ゴール?
さて。もうすぐ終わりますが。 今回の「春の欠落」は、今までの季節物とは少し違う心象で取り組ませていただきました。実験的というか。 「欠落」というお題で、どれだけの方がそれを塞ぐのかな、とか。 あんまいなかったですねw あと15分、もう少しだけお付き合いください。
2013-05-02 23:45:47残念賞
なあ、もどってこいよ。 いや……俺も悪いんだけどさ。 ちゃんと言って欲しかった。 向き合って、欲しかったんだ。 ……また言い訳してるな。 今までも、ずっと、ごめん。 だから、さ。 またいっしょにいよう? (春の、)
2013-05-03 00:14:51遅刻者
春ならもう売り尽くしてしまいました 夏の終わりの冷たい海でこの身を清めましょう 秋の夕の涼やかな風が髪を切った頭を撫でていきます 冬の朝の雪原のようにまっさらなところはもうどこにもないけれど 朝顔を秋桜を椿を私は抱いて生きましょう #春の欠落 終わりの先のこの、長い道を
2013-05-03 01:08:51あの日見た最後の桜。あの日見た最後の春。 #春の欠落 必ずまた、この目に。この世界に。 #欠落感の殺し方 #奪還 http://t.co/y0E9aB7Ktk
2013-05-03 10:00:07初めて抱かれた春の夜。桜のような、薄紅の唇は、優しく好きだと呟いて、私の心を結んだ。…窓際から、小鳥の声が聴こえる。体温は忘れてしまった。君が私を上手に殺してくれなかったから。「子守唄は、歌ってくれなかったね。」溶ける夢、腕の柔らかさ。全部、全部、嘘になれ。#春の欠落
2013-05-04 00:44:14