奈良県生駒市、山下市長の憲法96条改正についての連続ツイート

山下まこと @yamashitamakoto

１ ９６条改正は「裏口入学」。憲法の破壊だ　小林節・慶大教授〈憲法学〉 - 朝日新聞デジタル http://t.co/MDYMon6goe ９条の改憲論者として知られる憲法学者の小林教授のご意見が説得的でした。ウェブでは、全文が紹介されていないので、以下、４回に分けて紹介します。

山下まこと @yamashitamakoto

２ (９６条改正は)憲法の危機だ。権力者は常に堕落する危険があり、歴史の曲がり角で国民が深く納得した憲法で権力を抑えるというのが立憲主義だ。だから憲法は簡単に改正できないようになっている。

山下まこと @yamashitamakoto

３ 日本国憲法は世界一改正が難しいなどと言われるが、米国では（上下各院の３分の２以上の賛成と４分の３以上の州議会の承認が必要で）改正手続きがより厳しい。それでも日本国憲法ができた以降でも６回改正している。

山下まこと @yamashitamakoto

４ 改憲のハードルを「過半数」に下げれば、これは一般の法律と同じ扱いになる。憲法を憲法でなくすこと。「３分の２以上で国会が発議し、国民投票にかける」というのが世界の標準。私の知る限り、先進国で憲法改正をしやすくするために改正手続きを変えた国はない。

山下まこと @yamashitamakoto

５ 権力者の側が「不自由だから」と憲法を変えようという発想自体が間違いだ。立憲主義や「法の支配」を知らなすぎる。地道に正攻法で論じるべきだ。「９６条から改正」というのは、改憲への「裏口入学」で、邪道だ。

山下まこと @yamashitamakoto

６ 実は、この点は自民党の石破幹事長も意識しておられ、ご自身のブログ(http://t.co/Y0ceIvxa6Z)で、次のように述べておられます。

山下まこと @yamashitamakoto

７ 石破茂自民党幹事長ブログより「『９６条を９６条で改正できるか』という問題は実は根源的な問いであって、そう簡単なものではありません。筋金入りの改憲論者であられる小林節慶大教授が絶対反対の立場で論陣を張っておられ、啓発されるところ誠に大でした。」

山下まこと @yamashitamakoto

８ また、昨日の朝日新聞に「９６条改正という革命」との題で寄稿された憲法学者の石川健治・東大教授も、サッカー選手がオフサイドのルールを変更できないのと同様、「勝つためのルール変更を選手はできない」と述べています。

山下まこと @yamashitamakoto

９ 私が司法試験の勉強をしていた時も、憲法９６条を憲法９６条でもって改正することは出来無い、というのが憲法学の通説であると教わりました。今、そういう議論があまりメディア上でなされていないことに少し違和感を感じています。