JAMA 小児へのビタミンD サプリメント供与についての論文

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Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

今週のJAMAは小児特集号。乳児のビタミンDサプリメントについての研究論文が興味深そうだったので目を通してみた。 母乳で育つ乳児ではビタミンDが不足しがちなことから、色々な分量のビタミンDを投与して、どの分量が効率的かを調べた研究。 http://t.co/Z0HP5LmUnS

2013-05-06 11:03:55
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

血中のカルシジオール(25-ヒドロキシビタミンD、25(OH)D)の濃度は、小児では20〜65ng/mLが望ましいとされる。(ちなみに成人の標準範囲は30〜100ngmL)この血中濃度に達する投与量を調べるのがこの研究の目的だった。 http://t.co/XKoOFwoxCn

2013-05-06 11:08:43
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

生後1ヶ月の健康な乳児が、投与量が400、800、1200、1600IUの4グループに分けられ、11ヶ月間調査を受けた。生後3ヶ月での30ng/mLのカルシジオール血中濃度がターゲットとして設定され、また、20ng/mLを維持する投与量と、調査期間中の成長と骨密度が検査された。

2013-05-06 11:23:57
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

結果として、1600IUを投与された16人のうち、15人のカルシジオール血中濃度がこの研究での最大限度の130ng/mLを超えたため、1600IUの投与量は止められた。400、800、1200IUのグループは、生後3ヶ月で、それぞれ55%、81%、92%が30ng/mLに達した。

2013-05-06 11:28:59
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

1600IUは3ヶ月で4グループのうち最大の割合で最大のカルシジオール血中濃度に達したが、この濃度は高カルシウム血症の危険がある濃度だった。そして、投与量に関わらず、97%が3ヶ月で、98%が6ヶ月と12ヶ月で20ng/mLに達した。どのグループも、体重と頭囲の発達は正常だった。

2013-05-06 11:33:43
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

また、骨密度の測定が、DEXAスキャン(dual x-ray absorptiometry、二重x線吸収測定法)を用いて、生後1、3、6、9と12ヶ月での5回行われたが、骨密度の増加はどの投与量でも変化がなかった。 要するに、現在推奨されている400IU以上の投与は不必要のよう。

2013-05-06 11:40:58
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

しかしこのDEXAスキャンって、被ばく量は0.5μSvと、レントゲンよりかなり少ないけど、立派な医療被ばくであり、これを生後1ヶ月から5回もするとは・・・! 研究の名に基づいていれば何でも正当化されてしまうの? http://t.co/d4cd1TyETi

2013-05-06 11:43:32
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Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

ちなみに、個人的には、カルシジオール血中濃度は50〜60ng/mLを目指してます。普通の医師にかかると30位でいいと言われるけど、Functional Medicine(機能的医学)という分野では、それでは低いという見解。ビタミンD欠乏症が重視されているけど、見解はまちまち。

2013-05-06 11:45:58
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

Functional Medicineでは、副腎、甲状腺、性ホルモンなどの色んなホルモン機能を総合的に考慮しているけど、代替治療と見られている。実際にその恩恵を受けた私からすると(普通の医学では助けにならなかった)、理にかなっていると思うけど、理解を示さない医師もいる。

2013-05-06 11:48:25
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

ちなみに、濃縮ビタミンDを自分で勝手に余分に摂取し、カルシジオール血中濃度の標準範囲が30〜100ng/mLの所を、928ng/mLまで上げてしまったことがあります。主治医から電話きました。速攻でやめろと。幸運にも、何も症状なかったけど、高カルシウム血症の危険がありました。

2013-05-06 11:51:21
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

そのビタミンD摂取をやめたのが2010年11月だったけど、17日後には928ng/mLから113ng/mLに下がり、2011年の夏も去年の夏も64ng/mLでした。この血液検査は、あまりにも皆が検査を望んだため、保険が低ビタミンD血症の診断がないと払ってくれなくなりました。

2013-05-06 11:54:34
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

しかしこの乳児においてのビタミンDの研究って、やる必要あったのかなあ? その研究者らにとっては大事な研究だったんだろうけど。 自分の赤ちゃんだったら、遠慮しとく。 http://t.co/Z0HP5LmUnS

2013-05-06 12:01:55
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

@HappyOrangeMama いえ、そういう意味じゃなく、私も分からないです。医師が監修していると言っても、後々まで分からない事もあると思います。ビタミンDの短期の投与は副作用が多いようなことはないと思いますが、骨密度測定の方はどうなのかと思います。

2013-05-06 12:10:32