120905 J.P.サルトル、フランツ・ファノンの「地に呪われたる者」の巻頭に記す。

まとめました。
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岩上安身 @iwakamiyasumi

J.P.サルトルは、フランツ・ファノンの「地に呪われたる者」の巻頭に寄せた序文で、こう記している。「最近まで、地上に住む二0億の人びとは、五億の人間と十億の原住民から成っていた。前者は<言霊>を自由に駆使し、後者はそれを借りていた。そして両者の間には、身売りした小君主や…」

2012-09-05 02:18:58
岩上安身 @iwakamiyasumi

続き。「…封建領主、でっち上げられたブルジョアジーがいて、仲介者の役割を果たしていた。(中略)原住民は≪本国≫を愛せよと教えられた。あたかも母親を愛するように。(中略)若者たちは本国における短期間の滞在の後、ロボットになって送り返された。…」

2012-09-05 02:25:13
岩上安身 @iwakamiyasumi

続き。「…生きた欺瞞そのものである彼らは、もはや同胞に語るべき何ごとも持っておらず、ただこだまのように反響するだけであった。」ほんの少し前までなら、他人事として右から左に聞き流していたであろうこの文章が、今は我がこととして突き刺さる。

2012-09-05 02:34:16