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hadukino_tc
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葉月野
@hadukino_tc
片道切符の火星旅行 潔いよな カッコいいな 宇宙の海を渡る船 未踏の大地を踏みしめる足 俺の骸が紅い星の土となるのか たいした理由なんてなかった 衝動はいつも単純 当落通知が届くまでの夢を見る きみに分からなくとも 星の鎖が繋ぎ止めていてくれればいい このロマンを #詩的男子
2013-04-23 22:43:32
葉月野
@hadukino_tc
片道切符の火星旅行に 大興奮のこいつ その応募費用分で 当選したら別れるってことだろう 旅立ちの日には送りつけてやろうか 結婚式の招待状とか 落選したら笑ってやろう それとも慰めてやろうか とりあえず今は 反省させよう 二人でいる意味を 指輪でもつけてもらって #詩的女子
2013-04-23 22:44:49
葉月野
@hadukino_tc
女詩「ちょっと男詩ー、さぼってないで早く詩！」 男詩「っせーな女詩。今構想中なんだよ」 女詩「馬鹿話してるだけじゃん」 男詩「お前等も進んでないじゃん」 女詩「先生、男詩がいうこと聞きませーん」 教詩「はーい静かに。それじゃ今日の投稿受け付けるぞー」 #詩的男子 #詩的女子
2013-04-24 07:42:45
葉月野
@hadukino_tc
朝焼けが一日を豊かに生きろと私を騙す。次に見上げるとおまえはもう青ざめている。今日のタスクを思い浮かべて仕事前からうんざりする。こなせなかったら雨でも降らせてほしい。上手くやれたら何を見せてくれる？ #詩的男子
2013-04-25 07:27:39
葉月野
@hadukino_tc
苛立ちを見せないように 静かに息を吐く 説明を尽くしても届かない ふざけるな 悪態を吐かれる 血を吐く思いで なお説得する 嘘を吐くな 罵倒される 殴りたい衝動と 反吐を吐きたい衝動 お前など出て行け 捨て台詞を吐かれ こらえきれず 唾を吐く 閉じられたドアの足元に #詩的男子
2013-04-26 21:37:27
葉月野
@hadukino_tc
夜風が月光に霞み 乙女の姿を曖昧にする頃 星空を探すでもなく ただ俯いている 『星と伝説』を膝上に 開かれた神話が途惑う頃 心はどこかを泳ぐ かける言葉を探して 横たわる君の寝息が 聞こえていた幸せ 自分を静かに見つめ直す もう一つの幸せ #詩的男子
2013-04-28 00:51:51
葉月野
@hadukino_tc
食べる 腹が膨れ 精神が満ち 今日を生きる ここの定食屋は ご飯とお味噌汁が いつもお替り自由だ キャベツの千切りも 豚カツ意外に大きい それでも平らげる 摂った命の分を 生き尽くして 詩に往く為 食べよう 明日も #詩的男子 http://t.co/HLYwqkoBUQ
2013-04-28 20:08:35
葉月野
@hadukino_tc
満腹な形にする加減が意外に手間暇かかったり…とかね（＾＾； 真ん中が尖がったりとか…それで文字数調整してると読んだ時のテンポがなんかしっくりこなくなったりとか…
2013-04-28 20:16:50
葉月野
@hadukino_tc
肌に合わないアイテムが気になって不快になる 手に収まるガジェットは機能過多のアラート ずれた位相を戻す鍵を失くし慌てふためく お前はここにいろと縛り付けるのは誰？ そこにあるのはシステム、複雑怪奇な 黒スーツの群れはホームに並ぶ不幸 継ぎ接ぎの夢を叶えようと宵に集った #詩的男子
2013-04-28 22:28:04
葉月野
@hadukino_tc
お気に入りのレストランなのか、雰囲気や料理の由来について紹介する、留学生の彼女が拙く並べる言葉の断片。彼氏は気のない相槌を打つ。そんなに頑張らなくとも解るのに、という気持ちを慎重に隠しながら。あのあと君は泣き出したっけ。二人の様子をそっと眺めて懐かしい気持ちになる。 #詩的男子
2013-04-29 09:29:43
葉月野
@hadukino_tc
ゴールデンウイーク中盤の朝はいつもよりわずかに乗客が少ない電車と、改札口の湿った空気、飛んで行った水たまり。変わらぬオフィス街。通り一つ向こうにはまた観光客で賑わうのだろうな。カレンダー通りのスケジュールに一瞥くれて今日をやっつけるか。 #詩的男子
2013-05-01 07:08:11
葉月野
@hadukino_tc
眠気覚ましに熱めのシャワーを長く浴びる。熱が体の奥まで浸透したら出る。体を拭き、改めて冷水で顔を洗う。休日を冴えた気持ちで過ごすときのセレモニー。 #詩的男子
2013-05-03 10:45:49
葉月野
@hadukino_tc
ビジネスホテルの狭いベッドに横たわると、どこの窓からも見えるありふれた景色。安心するでもなく憮然となるでもない。旅先を踏む足取りは軽やかに心根は豊かでありたいと思う。額縁に収まる程度の小さな旅。重ねれば何処までも続く旅。 #詩的男子
2013-05-03 22:49:19
葉月野
@hadukino_tc
一日頑張ったチケットに釣り合う生き方が出来ただろうか。半分になった姿は吹っ切れた証しだろうか。いつもの街に帰ってこれまで通り記録に残し記憶が薄らぎ気の毒なほどの日常へ。もう半券もなくなる頃には失う強さも身についているといい。次の目的地を手に入れるために。 #詩的男子
2013-05-03 23:29:56
葉月野
@hadukino_tc
すっかり落ち着いて 飛沫にけむる屋根を見る 途切れがちな鳥の声 雨が心を癒すなんて嘘だ 濡れそぼって帰り 乾いたタオルの ザラつきにこそ優しさがあった でも 直前までの感情も 拭い去ってしまった 買い忘れに気付く もう一度出かけるか 今度は忘れずに さっきの気持ちも #詩的男子
2013-05-11 15:14:46
葉月野
@hadukino_tc
詩的男子は一文字進めば素敵男子になるけどその一歩がなかなか踏み出せないところが詩的男子な所以なのだ、なんて言ってみたり(^_^;)
2013-05-16 07:09:39
葉月野
@hadukino_tc
どこにでも転がる秘密 ふと眼に留まり 追いかけるはめになる 今度はよりにもよって あんな手の届かないところか でもきみも きみも 今頃探しているんだろう いっしょに見つけに行こうか 手がかりは闇の中 謎の目印を探しに #詩的男子 http://t.co/Uag9cpTTBa
2013-05-17 22:57:24
葉月野
@hadukino_tc
時折、夜を散歩していた 川面に反射する街の光 川の上を歩く 道の上の影 あるべき目的地 未来がないと言った ツツジの植え込み 暗がりに、はえる きみが歩いた足取りを なぞってみる 気づかなかったことの 一つでも 落ちていないかと #詩的男子
2013-05-18 22:22:03
葉月野
@hadukino_tc
粉薬が飲めなくて、コップに入れて白湯を注いで砂糖を2杯。それでもまずそうに飲んでいたきみの本当にいやそうな顔を思い出す。錠剤は咽喉を通る途中で引っかかるような気持ちになるのがきらいだというぼくとはいつも相容れなかったっけ。お互い不思議なものを見るように見つめたっけ #詩的男子
2013-05-19 22:02:21
葉月野
@hadukino_tc
あと一息の優しさに干してた傘が転がった。どうせ明日も雨だろうからと片付けるのを諦めた。朝になって無感動に開くのか、小さな後悔と一緒に折りたたむのか、些細な悩みは雨音に紛らせて眠ってしまおう。 #詩的男子
2013-05-20 23:16:48
葉月野
@hadukino_tc
アカルイミライ、とつぶやく君の声をアルカイックと聞き間違い、慈悲の笑みにみたされた未来を想像する。何かに追い立てられているような表情しか見えない電車はそこに向かっているのか分からない。笑顔を産む言葉は詩合わせ。今朝も揺られながらひらめきを待っている。 #詩的男子
2013-05-22 07:06:27
葉月野
@hadukino_tc
幾つかの街 幾ばくかの時 新しい環境 新しい生活のリズム 変化した何人かとの関係 変わらないものもあった 行き帰りの風景に同化すること 行きつけの床屋で過ごす時間 きみと暮らしたいという願い きみに抱くひそかな思い 今はここで 今を生きている #詩的男子
2013-05-22 21:26:32
葉月野
@hadukino_tc
近づく夏 陰鬱な森林に変わる並木道 抜ければあふれる朝陽 拡がる視界 期待しながら歩く 雨の日は軒下代わり ささやかな、僕の森 #詩的男子 http://t.co/tQGNKIdxqK
2013-05-23 07:00:27
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葉月野
@hadukino_tc
ネクタイの締め方が欠落した朝 巻いて ほどく 巻いて ほどく 小剣に一巻きしてから何故か上昇できない 巻いて ほどく 巻いて ほどく 今日の仕事はダメだろうなと絶望した ところで目が覚めた 寝汗をかいていた 起きて身支度を始める ネクタイに手を伸ばした 慎重に #詩的男子
2013-05-24 06:57:55