橋下慰安婦発言に関するモーリー・ロバートソン氏の見解（一部）

モーリー・ロバートソン @gjmorley

見たくないものも見つめ、そして検証すべきは検証して、もしも中国・韓国・北朝鮮・アメリカなどのプロパガンダが疑われるのなら、その指摘を国際社会に向かって堂々と発信する。国内向けと海外向けの発言を政治家が使い分けたり「言いっぱなし」をすることは、今後見逃されないと悟るべきです。

モーリー・ロバートソン @gjmorley

手っ取り早いのは、政治家がバイリンガルのアドバイザーをつけて「この発言をそのまま英語に直したら、世界でどういう反応が出るか」を絶えずチェックすること。それから、東アジアをネタにした政治的な煽りは、爆発物・取り扱い注意との認識を持つべきでしょう。日本側だけの理屈で語ると負けます。

モーリー・ロバートソン @gjmorley

先進国ではここ数十年、女性の地位や、自己実現の度合い、社会的役割がぐん、と伸びています。どれも女性たちが大変な苦労をし、反発と人格否定を乗り越えて価値観を成熟させた結果。日本では同じころ高度経済成長期とバブルにあり、別の道を行った。この間に生じた認識のギャップを見つめるチャンス。

モーリー・ロバートソン @gjmorley

例えばアメリカにも保守・反動で先導的な政治家やイデオローグが数多くいます。共和党陣営は先の大統領選でこの人たちに引きずられて敗北したとさえ言えるほど世論に力を持っています。ギングリッチ、やグレン・バックにはじまって、きりがないほど。中には進化論を堂々と否定する輩もいる。

モーリー・ロバートソン @gjmorley

ただしこれらのポピュリストたちは、先の先まで読んだ戦術で、発言内容も練りに練られている。もともとリスキーな立場を取っているので、一度の「うっかり」が命取りだと自覚しているからです。グレン・ベックも結局は「オバマ大統領はレイシストだ」などの失言でスポンサーが撤退し、FOXを離職。

モーリー・ロバートソン @gjmorley

政治家や思想家、ジャーナリストなどが国際的な常識に異を唱え、場合によってはその異論で政治的な支持基盤を育てたいのならば、それは本人の自由です。でも、世界からのブロウ・バックを正面から受け止め、英語でやりあう覚悟も必要。かばってくれる身内に期待できる時代は過ぎてしまったようです。