【竹の子書房】連続殺人~履歴(リレーショナルキラー)の覚え書き【無差別殺人サスペンスに進出】

怪談とBL/GL以外の分野に進出すべく、新企画を提案。 3tweetで1セッション。 1)自分のキャラの人となり、直前のキャラとの関係性を書く。 続きを読む
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@aoya575

@ts_p 連続殺人~履歴(リレーショナルキラー)『坂上博美の場合』を投下します。 #tknk

2011-01-11 04:29:08
@aoya575

数日前から家の中で異変を感じていた。置いてあるものが微妙に移動していたり物がなくなっていたりしていたのだ。たいした額のものじゃないため警察には連絡はしながったが日に日に物が移動したりなくなったりしてくると恐ろしくもなる。警察に相談しようとしたがあしらわれてしまうかと思い止めた。

2011-01-11 04:29:21
@aoya575

博美はそんな恐怖を感じながら毎日仕事に行きクタクタになって帰ってきた。そんなある日博美は残業を終え真っ暗な路地を帰る途中で目撃してしまった。主犯の少年、松田翔が「早くしろ。今のうちだ。」そう静かに叫んでいるのを・・・・。そしてそこは自分が住んでいる部屋だという事に気がついた。

2011-01-12 17:58:44
@aoya575

博美の中に沸々とした怒りがこみ上げてきた。今までの現況はあの少年、主犯の翔の仕業なのだと・・・・。博美は翔に気付かれないように静かに背後に近づくと庭の片隅においてある植木鉢を持ち上げると思いっきり翔の頭に叩きつけた。静寂の闇の中に鈍い音と鉢の割れる音が鳴り響いた。

2011-01-12 17:58:58
今度はいつドイツに行けるかな? @junmizusawa

@ts_p物音に気づいて郷田は窓の外を見た。肩で息をする女―博美―を見つけて一瞬焦る。いつもより早い時間に帰ってきたのは計算外だった。どうするか迷ったが、見つかるのは時間の問題だ。開き直って居直り強盗でもするかと窓に近づいた郷田の視野に入ってきたものは、変わり果てた翔の姿だった。

2011-01-16 19:52:28
今度はいつドイツに行けるかな? @junmizusawa

@ts_pカッと頭に血が上る。翔は郷田が目をかけてかわいがっていた舎弟だった。「このアマ!」郷田は目を血走らせて窓を開けると、博美の腕を掴んだ。恐怖に顔の筋肉全てを強張らせて郷田を見つめる博美を、力尽くで引きずり込む。「舐めた真似してんじゃねえ!」郷田は怯える博美の胸倉を掴んだ。

2011-01-16 19:53:28
今度はいつドイツに行けるかな? @junmizusawa

@ts_p「…ひいぃ…」郷田の腕を引き離そうと、博美は両手で郷田の腕を掴んで抵抗する。しかし女の細腕で、やくざの郷田に適うわけがなかった。郷田は口角を上げて笑うと、博美を床に押し倒して着ているものを引き裂いた。無理矢理体を開かせて貫くのと同時に、郷田は博美の腹にドスを突き立てた。

2011-01-16 19:54:43
@aoya575

@ts_p 履歴「中村冴子」投下します。#tknk

2011-02-03 02:17:45
@aoya575

部下の博美の様子が最近おかしいのに気付き冴子は博美から相談を受けていた。何度も警察に通報したほうがいいと博美に告げていたのだが博美はそれを頑なに拒み続けていた。それ以上冴子は何も言えず何かあれば連絡してくるようにとだけ告げた。冴子は博美と別れた後で妙な胸騒ぎがし博美の後を追った。

2011-02-03 02:18:11
@aoya575

そこで見た光景に冴子は言葉を無くした。可愛がっていた博美が少年を殺しそしてやくざの男に殺されたのだ。冴子はふらつく足取りで博美の部屋に向かい郷田に気付かれないように後ろに立つと胸ポケットの入れてあったボールペンを取り出し芯を出すと郷田の首目掛け思いっきり振り下ろした。

2011-02-03 02:18:23
@aoya575

「ぐっわぁ・・・」郷田の口から漏れ落ちる悲鳴。冴子は何度も郷田の首にボールペンを突き刺す。薄暗い部屋に飛散する血痕。「私の大事な博美を殺した罰よ」冴子は何度も呟き郷田が動かなくなるまでボールペンを刺し続けた。冴子は郷田が動かなくなるとボールペンをその場に捨てた。

2011-02-03 02:20:03
水崎沙亜乃 @roseroserose3

@ts_p 履歴いきます。 「清水香苗の場合」 #tknk

2011-02-19 01:44:11
水崎沙亜乃 @roseroserose3

1)「何の用?」昼休み、冴子は会社の書類倉庫へ呼び出されていた。相手は清水香苗。冴子とは同期入社の間柄だ。「早くしてよ。午後は会議があるの」香苗は無言のまま、ハンドルスライド式のある書架へ手を伸ばす。「それは……」冴子の顔色が変わった。「人でなしの貴女でも流石に覚えていたようね」

2011-02-19 01:46:29
水崎沙亜乃 @roseroserose3

2)香苗が持っているのは、三年前製品開発が成功し、売上を二倍以上引き上げた、言わばこの会社のお宝ファイルだ。企画発案は冴子。おかげで冴子は昇進、現在課長職の地位にある。「私の企画を盗んで、出世して。いい気分なんでしょう」言葉が見つからない。事実だから。知っているのは香苗だけだ。

2011-02-19 01:51:47
水崎沙亜乃 @roseroserose3

3)「そして今度は男まで奪うのね」冴子は香苗の夫、淳と密会を重ねていた。「……!」気付けば重い書類がぎっしり詰まったスライド式の書架が、冴子を挟もうと迫ってくる。狂気じみた速度で書架のレバーを回し続ける香苗。めりめりと鈍い音が聞こえる。白い腕が、ダラリと書架の間から垂れ下がった。

2011-02-19 01:49:38
加藤AZUKI @azukiglg

@ts_p 履歴で、今誰が犯人なのかを図にしてみた。俊平は不可抗力なのに、彼から伸びる犠牲者の人数が真犯人のより長いのは理不尽w http://twitpic.com/44hfgl

2011-02-28 05:55:20
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@lacowaka

@ts_pこの前、リレーショナルキラーを投下したのですが、埋もれてしまったみたいなので、再度投下させて頂きます。誰か、追加してくださりますと嬉しいです。よろしくお願いします。

2011-03-11 01:22:14
@lacowaka

@ts_p『広川俊の場合』 【 リレーショナルキラー 】

2011-03-11 01:25:55
@lacowaka

@ts_p1)広川俊の日課は通勤電車の車内で文庫本を読むことだ。限られた乗車時間の中でどこまで読み進められるか、どこまで話にのめり込めるか、それを自分に架している。それは、ある種の趣味であり、拘束であり、同じ事の繰り返しでだれきった日常における彼の唯一の心地よい緊張であった。

2011-03-11 01:22:38
@lacowaka

@ts_p2)しかし、彼のそんな日常はある女性の一言で簡単に崩れさる。部下の清水香苗だ。彼女は俊が電車内で齧り付くように本読んでいる姿を見たらしい、彼の机に置いてあった本を見ると、こう言い放った。「もっと他にやることないんですか」彼の心の中、なにか黒く重いものが動いた。

2011-03-11 01:23:17
@lacowaka

@ts_p3)その日の帰り、彼は試しに彼女を駅のホームから押してみた。香苗はとても軽かった。一瞬、中空を舞う彼女と目が合った気がしたが、次に瞬いた時には彼女は微塵になっていた。飛び交う人々の悲鳴や罵声が、彼には愛すべき怠惰なる日常を守りきった自分への喝采に聞こえた。

2011-03-11 01:23:54
タナ缶 @tanakandesu

@ts_p @Arikawa_ おはようございます!「履歴」の進行表?作ってみました。今日通勤中にぼーっ考えていたら、「履歴」って地震以後自粛していたんだ、なるほど〜と思い至りました。にぶくてすみません(;^_^A http://twitpic.com/4ycz5s

2011-05-16 17:00:59
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氷原公魚@竹の子書房北海道支社勤務 @Wakasagi_H

@ts_p リレーショナルキラー(履歴)『浅井 哲一郎の場合』を投下します。#tknk

2011-05-16 23:41:46
氷原公魚@竹の子書房北海道支社勤務 @Wakasagi_H

@ts_p 浅井哲一郎は関係各所に連絡を取った。マグロが上がったのだ。だが、彼は漁師ではない。鉄道基幹駅でお客様の安全を見守る駅長である。マグロとは轢死体を表す隠語なのだ。彼は、数え切れないほど遺体回収を経験してきた。その都度、他人の迷惑も考えない自殺者に怒りを覚えていた。

2011-05-16 23:45:02
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