- Fukushima_Math
- 1473
- 0
- 0
- 0
「塾教師は学校教師よりも成績を上げることに真剣である」という言い方がある。断言はできないが完全に否定もできない。
2013-05-17 00:12:14塾教師である私は、その生徒の知的側面だけにスポットをあてて日々仕事をしていると思われがちだ。しかし実際は、その生徒の生活面、学校での出来事、親子関係、親の職業や生い立ちに至るまでトータルに関連づけ、その結果「成績を上げる」という果実を得るに至る。
2013-05-17 00:15:36今日も「ヤル気がない」と相談にきた小学生とそのお母様との三者面談で、話題の8割は勉強の周辺にあることばかりだった。なぜなら、子どもは勉強だけしているわけではないから。
2013-05-17 00:17:07勉強を「よしやろう!」という気持ちにさせるには、その子の全体像をより具体で理解していく必要があろう。ここで初心の教師は勉強面だけを見てしまう傾向にある。だからヤル気にさせられない。
2013-05-17 00:18:24生徒の趣味の話にとことん付き合ってあげるだけで、「この先生についていこう!」と思ってくれることも多い。これはある程度の経験を持つ教師なら誰しもうなづけるところだろう。
2013-05-17 00:19:23算数教師が算数の成績だけ見ていては成績を向上させられないのと同じだ。全教科、もっといえば技能教科の力まで含めてその子を理解して初めて、本当の算数力がつくのだと思う。
2013-05-17 00:21:21医師にはそれぞれ専門の科がある。しかし、人の体はバラバラのパーツに分かれているわけではなくトータルに機能しあっている。様々な科がチームとなり協力体制で一人の人の治療にあたることが必要だ。これは学習効果を上げるために必要な手順と似ている。
2013-05-17 01:00:05人の個性とは様々な「○○としての自分」がいくつもベン図のように重なり合って、形成される。「算数が得意な子」ではなくて「算数が得意だが体育は苦手な子」といったように。
2013-05-17 01:02:57個がクローズアップされる時代だけに、個としてのトータルバランスを考えられる教育者が、今後求められていくことだろう。
2013-05-17 01:03:46