5月15日(水) ハイドン:エステルハージ・ソナタ集全曲 クラヴィコード:大井浩明

5月15日(水)於:カフェ・モンタージュ F.J.ハイドン: エステルハージ・ソナタ集 Hob.XVI:21-26(1773年/全6曲) クラヴィコード:大井浩明 続きを読む
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north pole または 典 @smnp168

昨夜は阪大の伊東信宏先生による解説もあって、ハイドン好きとして大満足の時間でした。エステルハージソナタ集って、6曲ぜんぶ長調なんですよね。どの曲も機嫌よくシンプル。でもその機嫌よさの中に濃やかな情緒があるし、クラヴィコードで注意深く聴いていると、細かい仕掛けにワクワクしっぱなし。

2013-05-16 10:41:04
north pole または 典 @smnp168

毎日ハイドンを聴いてると、ハイドンがよく使う技法を自然に覚えてきて、転調とか休止の入れ方とかタイミングとか、左手がこうしてる時に右手がこう掛け合うとか、20種類くらいすぐ思い浮かべられるんですけど、それらの技法って、基本的にはどれも(たぶん)平易なものなんですよね。

2013-05-16 10:49:09
north pole または 典 @smnp168

ハイドンしか使ってない技法というのもほとんどないと思うし。ハイドンを聴いてると、いい意味で、他の作曲家の曲も聴きたくなります。

2013-05-16 10:51:04
north pole または 典 @smnp168

でもまたハイドンばかり聴いてしまうのは、ハイドンの情緒が安定していて気持ちがいいのに加えて、技法を組み合わせるセンスのようなものがすごく面白いから。飴、飴、飴、氷砂糖、飴、シロップ、シロップ、水(ここで水!?)、飴、氷砂糖、飴、…みたいな、流れを読んでいく楽しみがある。

2013-05-16 10:56:07
north pole または 典 @smnp168

クラヴィコードについてのお話も面白かった。音の減衰の早さがハイドンの曲と相性がいいこと(聴いていてもよくわかった!)、チェンバロやフォルテピアノがハレの楽器であるのに比してクラヴィコードは日常の楽器、作曲はクラヴィコードでしていた可能性が高い、等。

2013-05-16 11:27:35
north pole または 典 @smnp168

ハイドンは曲の中にときどき冗談を入れますよね。曲が終わったと見せかけて実は終わってなかった、というトラップとか。なんともいえない、半笑いのびみょうな空気を漂わせる「音のない時間」。間合いや何かでちょっと沈黙の時間があったりとか。クラヴィコードだと、その時間がすっきり清々しい。

2013-05-16 11:37:45
north pole または 典 @smnp168

中〜高音域のパリパリっと可愛い音も楽しかったです。というか確かに、クラヴィコードで聴いて初めて、エステルハージ・ソナタにおける中〜高音域の多用・炸裂に気づきました。

2013-05-16 11:48:10
バジルの葉っぱ @erikobasil

@smnp168 ハイドン・ソナタの演奏会についてとても興味深く読ませていただきました(^-^)。普段はチェンバロを勉強しているのですが、最近クラヴィコードにも興味をもち先月公開レッスン受けて以来、ますますこの楽器に惹かれているところでしたので…

2013-05-16 13:46:06
north pole または 典 @smnp168

@erikobasil わあ、チェンバロの呟きをいつも楽しみに読ませていただいてますよー。クラヴィコードも加わると嬉しい…! 昨夜のお話で、18Cだけでなくショパンやワグナーの頃までクラは作曲家にとって日常の楽器だったと伺いました。毎日あの柔らかい音を聴いてると感覚が磨かれそう。

2013-05-17 00:52:07
バジルの葉っぱ @erikobasil

クラヴィコードで何を練習するか、CPEバッハや、WFバッハ、モーツァルトあたりをいろいろ物色していたのだが、ハイドンもいいなぁ…うむ、夢は広がる♪いや、夢というより野望か。

2013-05-16 13:53:57

Facebookより

【奇妙な楽器】―Kenji Nobutomo

リンク easyroom.seesaa.net カフェ・モンタージュの演奏会: ゆ〜るりぶろぐ with music カフェ・モンタージュの演奏会,音楽のこと、さまざまなことを書いています
CAFE MONTAGE - カフェ・モンタージュ @CafeMontage

5/19(日)「クラリネット三重奏の午後」(クラリネット:上田希、チェロ:上森祥平、ピアノ:大井浩明)の公演写真もアップしました→ https://t.co/XhY5DnQGIQ 当日パンフレットはラッヘンマン先生です。 http://t.co/mJin05MxYb

2013-05-20 22:32:14
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XupoakuOu @XupoakuOu

ロバート・レヴィンが、わざわざ小節数を逆カウントしながら、モーツァルトの転調の素晴らしさを解説していたのを思い出す。ハイドンは字余りというより、字足らずのまま次へ急いでいる事が多い。モーツァルト:デュルニッツ6曲は1775年で、ほとんど同時期なのに。

2013-05-16 00:08:49
XupoakuOu @XupoakuOu

アポジャトゥーラの解決時に、偏執的に楔( | )が付けられているのは一体何? 30年後のベートーヴェンでさえ、そんな使い方してたっけ。第1番第2楽章T.28で、3音→7音で解決、というのも、チェンバロ前提では解せない。一方、T.22の連続オクターヴはクラヴィコードではやりにくい。

2013-05-16 00:02:41
XupoakuOu @XupoakuOu

ハイドン:エステルハージ・ソナタ集、もしチェンバロかフォルテピアノで弾いていたら、ここまで鍵盤上半分を濫用している作品だとは気付かなかったと思う。最高音fなんて、どの楽器で弾いたって伸びない音なのに、例えば第4番第2楽章T.21のような例は思い出せない。

2013-05-15 23:58:37
XupoakuOu @XupoakuOu

「かぶりつきで聴かないと分からない」シリーズ、昨晩のクラヴィコードに引き続き、日曜午後はラッヘンマン《アレグロ・ソステヌート》(30分超の難曲)です。日本音コン優勝コンビ(上田希cl+上森祥平vc)の超絶技巧が炸裂致します。http://t.co/8gVOAW2ZvE 

2013-05-16 13:06:00