バス路線図はわかりにくい。バスの運行は鉄道的だが、実際の使われ方は地理的。 #genroncafe
2013-05-18 19:25:15だが、バス路線図はわかりにくい。バスが実際に担っている交通は鉄道に比べて実際の土地の広がりに応じている。だがオペレーションが鉄道に似ているので、そのずれがわかりにくさに。#genroncafe
2013-05-18 19:25:36地図には何が描かれて、そして何が描かれていないか。等高線や番地、色などは描かれていない。地図は制度のグラフィク。地図が読めるというのは、空間把握能力というより、地図の表現しているルールの把握に秀でているということ。 #genroncafe
2013-05-18 19:26:05カーナビの工夫。地図と現実空間のパースペクティブをダイナミックににシンクロさせる。 #genroncafe
2013-05-18 19:26:263D立体モデルのカーナビ。地図と現実空間の結びつきを担保しようとしたものも。逆に通常の地図と現実との隔たりを指し示している。#genroncafe
2013-05-18 19:26:41石川:バス路線図が分かりにくいのは何故だろうか。バスが担っている交通は実際の土地の広がりを担っている(ジオグラフィック・オリエンテッドな)にもかかわらず、バスのオペレーションが鉄道に似てしまっているから。結果、現実空間に結びつかない図になってしまっている。 #genroncafe
2013-05-18 19:26:44また、都市化というのは、土地を社会制度に位置付けていくこととも言える。鉄道とバスを比較すると制度と地理の違いが浮かび易い。バスの路線図がわかりにくいのは、車は地理の広がりの中で使われるから。しかしバスの運用は鉄道的。それ故にバス路線図はわかりにくくなる。 #genroncafe
2013-05-18 19:26:55カーナビは地図と現実空間の眺めを動的に一致させようとしている。そのことは逆に、地図と現実空間の間には違いがあることを示している。 #genroncafe
2013-05-18 19:27:04石川:一方、カーナビゲーションは分かりやすい。ドライバーが必要とする文脈に沿ったグラフィック化を都度できている。 #genroncafe
2013-05-18 19:28:16マッピング。散逸している要素をあるルールでプロットし、その結果としての「地図」から何かを読み取る、地図ができるまで我々は地図について知らない。 #genroncafe
2013-05-18 19:28:25地図の種類。ひとつはナビゲーション。作成者が意図を持って地図を作り、そこに利用者を規定していく。ふたつめはマッピング。こちらは作成している時には何が表れるか分からない。作った後から意味を読み取る。例として天気図。 #genroncafe
2013-05-18 19:28:50異なる種類の地図も有る。「マッピング」。あるルールで集めてきた要素を、プロットした結果から読み取る。そうすることでいままで知らなかった世界と出会う。例えば天気図。気圧、気温だとかの情報を集めて図にする。#genroncafe
2013-05-18 19:28:57ひとつひとつの情報では読み取れなかった情報を読み取る。西高東低の気圧配置も、情報を集めた結果にわかるもの。例えばアメリカにおけるエスニックグループの分布。ヒスパニック、黒人など分布が違う。また、アメリカにおける炭酸水の呼ばれかたの分布図も紹介。#genroncafe
2013-05-18 19:30:59天気図は、意図をもって描かれない。できた物から天候を予測し、読み取っていく。他には統計図。アメリカで特に発達している。例えば、炭酸水の呼ばれ方のマッピング。ソーダ、コーク、ポップ、それぞれの呼び方から地域の特徴が表れるか。 #genroncafe
2013-05-18 19:32:02石川:マッピングという手法がある。地理的な文脈とは関係なく、一定のルールで集めた情報から地理的特徴を浮かび上がらせる手法。天気図などは最もよく見るマッピング。緯度経度の座標系からマッピングしている。 #genroncafe
2013-05-18 19:32:20アメリカの行政区分、カントリーで示された炭酸水の呼び名のマッピング。北部はpop、南部はcokeなどと地域ごとに分かれている。 #genroncafe
2013-05-18 19:32:29マッピングが単なる情報が散在してる状態だとしたら、マッピングはそれをまとめて新しい情報に昇華するってことか…。おもしろいよね、もともとの情報と、マッピングし所から読み取れることが全然違う。 #genroncafe
2013-05-18 19:32:41