T&B同題ログ(兎虎腐多め)

はるき@稀に動くアカウント @haruki_ssTB

「バニー！手を挙げろ！」トレセンの扉が開いた瞬間に言われて額を押さえた。また何処から持ってきたのか両手で銃を構えてトリガーに指をかけた虎徹さんが正面に居た。そんなおもちゃでどうするんだ。否、それ以前に色々言いたいことが「バッキュ～ン☆」……やられた。 <トリガー> #同題二次TB

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「あらハンサム、どうしたの？真っ青な顔して」「虎徹さんが実家からふじ送るからって、メールで」「ふじ？ってなに？」「折紙先輩に聞いたら、山だって」「山ァ！？」「流石に家に入らないし、どうしようかって悩んでるんです…」「…」「…」「ハンサム、それもしかして」 ＜ふじ＞ #同題二次TB

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もう寝た頃だろうと思って酔った勢いでメールした。”111334444999888” 返信はなかった。そりゃそうか。ま、そのまま放っておいてもらえばそれでいい。ベッドに潜り込んだら電話の着信。『虎徹さん』『んあ？』『僕、最近日本語勉強してるんですが』 ＜メール＞ #同題二次TB

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箱に収めたそれは、とても小さかった。鮮やかな世界の色も音も、全部その壺が吸い込んでしまった。俺の手を握った小さな娘が言った。「おとうさん、おかあさん、どこ？」 ＜壺＞ #同題二次TB

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ハンサムが恋をしている。相談された時には殊更驚きはしなかった。「社内恋愛？いいんじゃない。状況にもよるけど」「でも、会ったことないんです」「え？」「ずっとメールでやり取りしてて…気づいたら好きになっていて」あらタイガー、何で今青ざめたの ＜ある時に愛していた女＞ #同題二次TB

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「なら僕も言いたいんですが」「え、何を」「この前可愛らしいお嬢さんからメールをいただいて」「メールなのにわかんの？」「茶々入れない」「はい」「お父さんが職場の同僚に絶賛片思い中でうざいので何とかしてもらえませんかって」「！？」「さあ、どうしましょうね？」＜ラジオ＞ #同題二次TB

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「ヒーローレディオでさ、俺ん時だけ熱心にカード送って来てくれるリスナーがいてさ」「へえ」「R.N.が恋するウサギちゃんで」「はあ」「利き手と逆で書いたみてえなへったくそな字で」「それが？」「うん、ちょっとコイツで字書いてくみてんないかな、バニーちゃん？」＜ラジオ＞ #同題二次TB

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「お前しょっちゅう携帯弄って何してんの？」「状況を報告しています」「誰に？ロイズさん？」「いえ、フォロワーの方々に」「ああ、あの、ぷおったー？とかいうやつ？」「ええ、そうです」数年後にタイガー＆バーナビーの婚約発表があった時、驚いた人は誰もいなかったらしい＜伏線> #同題二次TB

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「虎徹さん、これください！」「えっ、何だそれ！？変態くせえ！っていうかそのTシャツどうした！」「さっきもらいました。エキゾチックだからって…オリエンタルのことばでMilkって意味だって…」「折紙いぃ！」＜雄っぱい＞#同題二次TB

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「あ、そうなの。ま、まあ、いいんじゃねえの。雄同士でも」「いいんですか？」「お、おう！気持ちが通じ合ってれば！いいはずだ！」「そうですか」「…楽しそうね、お前」「そう見えますか」「うん」「じゃあ、楽しいです」「じゃあって何だじゃあって」

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水槽の前でバーナビーはしばらく歩みを止めた。視線は群れからはぐれたペンギンをじっと見つめていた。やがてはぐれたペンギンに別のペンギンが近づいて、そのまま二羽で仲良く水に潜っていった。「何だ。可愛い彼女がいるんじゃねえか」「…あれ、二羽とも雄ですよ」＜アクアリウム＞ #同題二次TB

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「いいじゃない。お尻くらい触らせなさいよ。減るもんじゃなし」「俺の体力と精神力が減るんだよ！」「ハァ…ケツの穴の小さい男ねえ」「いえ、最初に比べたら」「え？」「でも僕のサイズだともう少し広」「バニー」「何ですか」「いいからちょっと来い！」＜アナルをもっと広げる＞ #裏同題ssTB

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思い出すと今でも胸が震える。ここからが彼らの再スタート。記念すべきその第一声を、僕が。”さあ始まりましたHERO TV！今日はクリスマス特番で大幅拡大！1部2部合同の放送でお送りします！あのお騒がせヒーローコンビがシュテルンビルトに帰って来たァ！”＜聖＞＜バディ＞ #同題ssTB

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街中の人達が祝福した。きらきらと日に輝く金髪は、本物の王冠よりも彼に似つかわしかった。キング・オブ・ヒーロー。新たな英雄の象徴よ。若い君はまだ知らなくていい。頭上に戴いたそれが、実は茨の冠だということを。＜戴冠＞#同題ssTB

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「あなたはいつもそうだ」「……」「…そう、だった」

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「ってさあ、お前昔言ったの覚えてる？」「覚えてますよ」「その後泣きながら飛んでったのも？」「覚えてます。残念ながら。…黒歴史です」「黒なんだ？」「まあ今はコンビっていうか……ですから、結果的には良かったのかな」「だろ。終わり良ければ凡て良し、ってな！」＜黒歴史＞#同題ssTB

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「この公園やたらカップル多いな」「Xmasにここのモミの木の下で結ばれたカップルは永遠に幸せになれるって、そこの看板に」「ふうん。若者はそゆの好きだね。モミってこいつ？」「ですね。ところで虎徹さん」「ん？」「これからも、ずっと僕とコンビでいてくれますか？」＜風物詩＞#同題ssTB

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「わかりました」「お、おう」「僕は」「うん」「あなたとセッ」「皆まで言うな！だから違うだろ！」「…冗談ですよ」「本当かよ。にしても質悪いぞ」「ごめんなさい。好きです」「…っ」「好きです。僕のものになって」「冗談」「じゃないです、今度は」「」「返事を。虎徹さん？」 #兎虎週末劇③

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『キスしたいです』昨日の台詞がまだ頭に残ってる。いきなり人のチンコ握ったり責任取るって言い出したりキスしたいって言ったり。アイツは本当よくわかんねえ。それ以上にわかんねえのは「その前に言うことがあんだろ！？」って怒鳴っちまった自分自身だ。何がどうしてこうなった… #兎虎週末劇②

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恋に落ちたと自覚した時から世界が違って見えた。俗に言うなら痘痕も笑窪。気に触っていた言動の数々が、むしろ可愛くて仕方がない。「責任取るって言ったでしょう！」「いらねえよ！」ほら、可愛い。顔真っ赤。「キスしたいです」「やだよ！」「どうして」「自分で考えろ！」…？？？ #兎虎週末劇

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あたしのパパは格好いい。十年経っても若々しいし、笑顔は優しいし、この前だって誕生日に一番欲しいプレゼントをくれた。でも、でもね、一つだけどーしても理解できない事があるの。「楓ぇ～、たまにはパパのこともかっこいいって」どうしてこんなお父さんと結婚したの！？ ＜パパ＞ #同題ssTB

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ドラゴンキッドvs折紙サイクロン。大方の予想を覆し折紙サイクロンが優位に立った。「ええっ？ええー！？」「こっちでござる！」背後の床から現れた派手なヒーロースーツが訓練用に鈍らせた刃を振るう。咄嗟に振り向き根で防いだドラゴンキッドが既に何もない床面を睨んだ ＜バトル＞#同題ssTB

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「どれにしますか？」そう言ってバニーが持って来たのはブライダルプランのカタログだった。「楓が自分で決めるだろ。いらねえよ」っていうか、口出すなって怒られた。 くそ。「いいえ、僕らのですよ」「は？」「僕らのです」＜カタログ＞#同題ssTB

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同時に目を覚ましたまま動けない。白い首筋に縋った腕。細い腰に回った手。お互いの間の生理現象。床に転がるぬいぐるみは兎が虎を押し倒していた。「せっ、責任は取ります！」「ばか、握るなッ！」喧しい心臓の音。重ねられた唇。たった今、恋に落ちた。7日目。全てはもう後の祭りだ。 #兎虎7日間

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「バニー、寝るぞー」何故か今、僕のベッドの上にはオジサンがいる。「涎垂らさないで下さいよ」「お前こそ寂しかったら抱きついても構わねえよ？」意地の張り合いから引っ込みがつかなくなった。灯りを消した室内で寄り添った温もりは、ぬいぐるみにはないそれで。安心、なんて…6日目 #兎虎7日間